私立大学医学部は、学校ごと教科ごとに出題傾向が独特な大学も多く、過去の入試問題の傾向分析は必須です。このページでは「 東北医科薬科大学医学部」についての過去問分析コメントを紹介します。
・“医学部受験に興味がある”という方
・“東北医科薬科大学医学部”の受験を考えている方
・“東北医科薬科大学医学部の出題傾向を知りたい”という方
にオススメの記事です。是非ご覧ください。
東北医科薬科大学医学部 2022年度の過去問分析総評
英語
東北医科薬科大学の英語は、他大学と比べると時間的な余裕があるぶん、(ある程度の)高得点勝負になると思われます。その際、2つのポイントに重点をおいて対策をすることが有効です。1つ目は、基礎的な問題でミスをせず正解しきる解答精度を高めること。2つ目は、動詞の語法やイディオム、語彙を、すこしレベルが高めのものまで抑えておくこと。以上2点で得点力の底上げが図れれば、東北医科薬科大学の英語に太刀打ちできるはずです。
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数学
全体を俯瞰して、解きやすいところから取りに行きましょう。
また、数学を学んでいく中で試験用のテクニックも習うと思いますが、マークシート方式であることを最大限に活かして、各種テクニックを使えた方がよいと思います。各大問の最後の問などでは、簡単に処理できない煩雑な計算を要求される問題もありますから、普段から計算力をつける訓練をしておきましょう。
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化学
計算問題が非常に多いです。昨年度(2021年度)以前の3年間(2019~2021年)は総問題数(マーク数)が25題で固定されていましたが、10題~13題(40%~52%)が計算問題でした。また難易度的には、以前は一見難解に思える設題が毎年1題~数題出ていたのですが、2022年度は該当する問題は無く、難易度のバランス調整のために出題していた基本・標準的な、入試では定番の問題ばかりになって解きやすくなったとの印象です。易化したと思われますので、その分高得点勝負は避けられないでしょう。ただし、次年度以降もこの傾向が続くとは限らないので、従来通り、ペース配分に気をつけて、解ける問題を解き切る方針で良いと思われます。
尚、無機化学、有機化学ともに知識事項としてはかなり深い内容が出題される事もあるので、化学基礎・化学の2冊の教科書については隅々まで目を通すとともに、できれば、図説、参考書で知識に厚みを持たせて受験に臨めると更に良いでしょう。
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生物
最大の特徴は大問ごとの難度やボリュームに大きな差があることです。問題全体でマークする所が38か所ある中で、大問1が23か所を占めています。大問1は難度も高く、分量も多い問題です。大問2~4はそれぞれ5,4,6か所で、問題の難度も大問1に比べて低くなっています。このことを考えて時間配分せず、単純に「1問15分」で解こうとすると焦って失敗する危険があります。試験時間のはじめに問題全体を見て、時間配分のおおよその見当をつけ、解きやすい問題から素早く解くと、あなたの実力を十分発揮できるでしょう。
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物理
例年、難易度は概ね基本~標準で構成されていますが、2022年度は典型から外れたやや高度な考察力を試すものが2題も出題されました。したがって、例年に比べて難化したと言えるでしょう。解ける設問を確実に解き切った上で、攻略できそうな問題を時間の限り考察することが、合格のためには重要になってきます。
例年、難易度は標準的ですが、物理の本質に迫るような抽象的なモデルを考察させる問題も多く出題されます。2022年度は、概ね典型的な題材や設問に終始したため、例年に比べてやや易化したと言えるでしょう。ただし、大学レベルの内容が誘導付きで出題されることも多く、やや高尚な印象を受ける問題もあるため,受験を考えるならば過去問で慣れておきたいところです。
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京都医塾の入試問題分析と相性評価
京都医塾では、毎年すべての入試問題を全教科の講師陣が実際に解いて、その大学の問題傾向を分析し、年ごとの傾向変化もしっかり把握しています。
その上で、入試直前期、受験校を決定する一助とすべく、すべての生徒に対して、『生徒ひとりひとりの学力分析(学習の習熟度やクセ、分野ごとの得意不得意など)』と『各大学の入試問題傾向分析』とを照らし合わせて、相性評価を作成いたします。
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