医学部専門予備校京都医塾です。
以下では、藤田医科大学医学部二次選考について、ご紹介したいと思います。
目次
藤田医科大学医学部の小論文について
藤田医科大学の試験科目に小論文はありません。
藤田医科大学医学部の面接について
形式:MMI(受験生:1人 面接官:1人)
面接時間:7分×2回(2分で読んで5分で回答)
形式:個人面接(受験生:1人 面接官:3人)
面接時間:10分~20分
※面接前にアンケートの記入がありますので、医師志望理由や大学志望理由など事前にまとめておくとよいでしょう。
◇そもそもMMIとは?
マルチプル・ミニ・インタビューという、複数の課題を用いた面接試験を言います。多くは提示されたシチュエーションに対して、自分がどう対処するかを問われます。
内容と過去の質問例:
【MMI】
・寝坊して急いで自転車に乗っているとき、小学生の集団がいて、それをよけようとして自転車のおばあさんとぶつかり、怪我をさせてしまった。誰が悪いか。
・バス停で並んでいるときに、お年寄りが間違えてあなたの前に並んできたら、何と声をかけるか。
・あなたがテニス部のキャプテンだったとして、レギュラーなのに練習に来ない部員にどう対処するか。
・あなたが店員だったとして、客に注文されたコーラを持って行くと「私はコーヒーを頼んだ」と言われた場合、どう対処するか。
→「自転車に乗る」「バス停でならぶ」「部活動」「バイト」、いかにも身近な状況での設定が多いですね。そんな中で自分がどのように行動するのか、「常識的な判断」が求められます。さらにそれを論理的にわかりやすく表現することが大事です。
・レジャー施設のファストパスのように、特別料金を払ったら先に診療を受けられる診療所があったらどう思うか。
→「特別料金を払えば先に診療を受けられるのは問題ない」というのは、「常識的な判断」とは言えないでしょう。「常識的」というのは、社会で広く受け入れられる必要がありますが、「金さえ払えば先に診療を受けられる」というのは、まだ社会では受け入れられないでしょう。
「どうせ事前に回答を準備することができないんだから、出たとこ勝負だ!」なんて思っている人はいませんか?たしかに回答は準備できませんが、経験することが最大の対策となります。独りよがりな考えに陥ってしまうおそれもあります。しっかり練習して先生や家族、友人に自分の意見を聞いてもらい、自分の意見の妥当性を判断してもらいましょう。国語の集団授業がある塾・予備校なら、他の生徒の意見を聞くことも役に立ちます。
【個人面接】
・併願校、志望順位について
→合否には関わりませんので、正直に答えてかまいません。国公立医学部併願の人は当然、国公立が第一志望になるでしょう。私立専願の人は、「最終的な進学先は家族と相談して決めたいと思います」など、上位志望でなければ明言を避けるのも一つの方法です。
・団結して物事を決めた経験はあるか
→必ず「ある」と答えるべき質問です。「リーダーシップ」や「コミュニケーション」のエピソードは必ず用意しておきましょう。
・身内の死に立ち会った経験
・自分が医師に向いている点、向いていない点
・末期の小児がん患者に告知をするか
・植物状態の人をどう思うか
→やはり「医療知識」も重要ですね。
④藤田医科大学医学部二次試験のポイント
・面接の配点は40点(5段階評価)です。
・面接において、医師としての適性を欠くと判断した場合は、学科試験の点数に関わらず不合格となる事があります。
・藤田医科大学の最大の特徴は「アセンブリ教育」です。内容をしっかり理解しておきましょう。(参考http://www.fujita-hu.ac.jp/~c-assembly/assembly/index.html#53f39659)
・『日本トップクラスの治療力 藤田医科大学病院』(藤田医科大学病院)という書籍も参考になります。尚、京都医塾国語科Twitter(https://twitter.com/kyotoijuku_kkg)では入試に役立つさまざまな書籍を紹介しています。よろしければご参照ください。
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