京都医塾化学科です。
6月になり、梅雨の時期となりました。ジメジメした気分の上がらない時期ではありますが、体調等を崩していないでしょうか。受験生は体調管理もとても大事です。限りある時間を最大限有効活用できるように日々の過ごし方にも注意していきましょう。
さて、今月は、
・模試の上手な活用の仕方
・6月の勉強のポイント
をお届けします!
①模試の上手な活用の仕方
この時期には大手予備校の模試が多く実施され、それを受験する人も数多くいると思います。そうした模試の活用&注意点を以下の3点に絞って説明します。
自分の立ち位置を知る。
まずは偏差値など、数値で自分が現在どういったことをするべき立場なのかを知りましょう。例えば偏差値40台なのであれば、基本的な知識をきちんと定着しなければなりませんし、60台に既に到達している人なら、少し応用的な問題にも取り組んで、自分が解ける問題の幅を増やしていくことが今後の課題になるでしょう。「立ち位置」と「やるべきこと」をしっかりと把握しましょう。
間違えた問題の後始末
間違えた問題については、その問題を解き直すだけではなく、その分野の基本事項をすみずみまで復習しましょう。間違えた問題=知識が完璧でない分野だと考えて、自分の弱点補強や、知識の抜けの補修に役立てて下さい。
ミスなのか、不理解なのか
これが模試を受けた後に起こる最大の問題と言っても過言ではないかもしれません。上記の間違えた問題の後始末につながる話なのですが、間違えた問題について「これはミスだな」と適当に片づけてしまう人がいます。ミスならば今後どうすればそれが防げるかをきちんと考えましょう。また、「ミスと思っているが本当は知識が足りていない」ケースもあります。解答冊子の解説までしっかりと目を通して、自分の実力を誤認しないようにしましょう。
②6月の勉強のポイント
この時期は理論化学の基本的な内容を学習していきましょう。序盤である原子の構造論・電気陰性度・化学結合など化学の根幹をなす分野がきちんと理解できていますか?定義や定理を蔑ろにすると後の分野で苦しむことになります。また、気体・溶液・化学平衡などの難易度が高い分野も気になる方も多いと思います。これらの分野が難しい理由の一つにこれらを複合した問題が多い、ということが挙げられます。したがってこの時期に、もしこれらの分野に取り組むのであれば、分野が単一の基本的な問題に取り組むようにしてください。一つ一つがきちんと理解出来て初めて複合問題に対抗できるようになります。
おわりに
6月の学習ポイントをお届けしましたがいかがだったでしょうか。この記事を読んでくれた方に、基本の大事さが少しでも伝わっていれば幸いです。基本を大事にする人ほど最後の最後まで成績が伸びていきます。今はじっと、最後の伸びに必要な力を蓄えていきましょう。
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