京都医塾英語科です。
まだまだ暑い日が続きますが、皆さん体調を崩さず学習できていますか?ちょっと暑さがましかな、と思うと「やっぱり暑いわ」と感じるような天候が京都では続いております。相変わらずコロナも猛威をふるっています。体調管理にはお気をつけください。
今月は、
・夏が終わり、受験に焦りを感じ始めた人へ…
・9月の勉強のポイント・学習アドバイス(9月にすること)
といったテーマでお届けします!
■夏が終わり、受験に焦りを感じ始めた人へ…
京都医塾では浪人生科と現役生科の両方があり、私も浪人生・現役生両方を指導しているのですが、この時期に焦りを感じるのは浪人生の生徒さんの方が多いように感じます。現役生はクラブなども終わって「ここから本格的な勉強だ」という気持ちになる人もいますが、浪人生の場合は「ここまで勉強してきたのに思うように結果が出ない」とか「受験まで時間がなくなってきた、また去年と同じ結果になるんじゃないか」という気持ちになる人が多いからでしょうか。では、そういった焦りを感じた場合に、浪人生はどうするべきなのでしょうか?
①学習内容を見直す
例えば、「単語が思うように覚えられない」という場合には単語学習のペースや方法が本当に正しいか、合っているかを検討しましょう。学習量が極端に多いとか少ないとか、そもそも思いついたときにしか勉強しておらず継続できていないとか、単語を見ているだけで声に出していないとか、本当に覚えたか確認するテスト(的なもの)を受けていないとか、案外「そんな基本もやってないのか」と驚くことは、新規の生徒さんの入塾説明をしていてもよくあることです。同じことは文法問題や長文問題でもあります。文法事項をしっかり理解していないのに、問題を解いて答え合わせをするだけで満足している人や、長文なら読めもしないレベルのものをダラダラ時間をかけて読んでいるとか、逆にいつまでもレベルを上げず自分が分かるものしか読んでいない人もいるかもしれません。あるいは、辞書を使いすぎる人、使わなさすぎる人、すぐ和訳を見てしまう人など、案外自分の学習には弱点があるかもしれません。英語に限りませんが、学習は「理解・納得」が命です。理解できていない、分かっていないまま勉強しているなら、基本の学習に戻ったり問題集のレベルを下げることが必要かもしれません。あるいは、「自分にはまだ無理」と言って志望校の問題を見ていないのも問題です。一度志望校の過去問を解いてみて、自分とのレベル差を確認し、学習内容をより難しいものにしていくことが必要な人もいるでしょう。
②今までの学習を継続する
上の項目と矛盾するようですが、特に単語・語法・イディオムなどの知識系暗記は焦ったからといって急に変わるものでもありません。適切なレベルで継続的な学習ができていると感じるなら、何かを変える必要はありません。地道な学習を受験まで継続することが何より重要です。また、生活リズムという点でも、「9月になったから睡眠時間を減らしてでも勉強量を増やす」というようなことはやめた方がいいかもしれません。もちろん、今までダラダラ生活していたな、という自覚がある人は生活リズムを変える必要もあるでしょうが、それも継続できなければ意味はありません。変えるべきところは変え、継続すべきことは継続するという判断こそが重要になってきます。
③自分の弱点を補強する
学習において最も重要なことの一つは「分かっていないことを分かるようになる、できないことをできるようにする」です。非常に当たり前の話で申し訳ないのですが、これを本当に実行できている学習者は少ないはずです。浪人生の皆さんはある程度の学習経験を積み重ねているはずなので、「何が分かっていないか分からない」という状態ではない…はずです。「実は関係代名詞ってよく分かっていないけど放っておいてるよな」とか、「長文問題で分からないところがあったらすぐ和訳見てるよな」とか「単語を本当に覚えているか確かめてないよな」とか胸に手を当てて考えると、「実は分かってません、できてません」ということは多々あるのではないでしょうか。そういった自分の「弱点」にどれだけ向き合えるかで最終的な結果は大きく変わってきます。具体的には、分からないことがあったらすぐ調べるか先生に質問するようにして下さい。そして納得いくまで聞いて下さい。そうやって「今までごまかしていたこと」を改善することが点数アップへの近道だったりします。
■9月の勉強のポイント・学習アドバイス(9月にすること)
知識系の学習はずっと継続していきましょう。また、上記の通り、これまでよく分かっていなかったことを理解できる努力をして下さい(参考書をこまめに見るとか先生に質問するとか)。また、長文問題や英作文に関しては志望校の過去問をそろそろ扱っていきましょう。とはいえ、まだ志望校の問題を難しく感じる人もいると思いますので、自分にとって「少し難しいけれど分かる・解ける」というレベルの問題を中心にするとよいでしょう。「志望校の過去問を解くことが正義」というわけではありませんので。
まとめ
というわけで、今回は9月の学習アドバイスというテーマでお届けしました。皆さんの参考になれば幸いです!
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