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兵庫医科大学 医学部 小論文と面接の二次試験対策 【2025年度】

兵庫医科大学 医学部 小論文と面接の二次試験対策 【2025年度】

 医学部専門予備校京都医塾です。

 以下では、兵庫医科大学2次試験について、ご紹介したいと思います。こちらはかなり特徴的な出題がされます。

兵庫医科大学の小論文について(1次試験の日に実施されます)

制限字数:最大500~600字(これ以外にも、字数の少ない問題が何問か出題されます)
制限時間:60分
形式:課題文型小論文

 兵庫医科大学の小論文は、他の私立大学の医学部とは毛色が異なります。まず、課題文型小論文に分類されることが多いのですが、小論文(400~600字と年度によって制限字数が変わります)以外に、文章を読んで答える10字~150字程度の記述問題が何問か出題されることが多いようです。

 ここで注意したいことは、この記述問題はいわゆる小論文とは違い、自分の意見を自由に論じる性質ではない問題が混じっていることです。一部、例外もありますが、原則的に本文を読んで、本文から解答根拠を探す一般的な読解・記述問題です。ここで、小論文のように自由に自分の考えを書いてしまうと得点は望めないでしょう。

 また、この記述問題はほとんどが説明問題や理由問題ですが、ときに空所補充問題や表題つけ、脱文挿入などの問題が出題されており、現代文が得意な受験生には有利な内容かもしれません。

 いずれにせよ、形式を知り、感覚をつかむことが大切ですから、過去問を何年分か解いて学校や塾の国語の先生に答え合わせをしてもらうとよいでしょう。

 

参考

2022年度過去問

 2022年には豊島区が消滅都市可能性都市に選ばれたことがテーマとして出題されました。グラフ読み取りを含む非常に面白い問題です。特に、最後の問題は「豊島区の人口が自然増に転じる方策としてどのようなものが考えられるか(大意)」と、少子化対策が問われていました。

 京都医塾では、少子化のような頻出事項は授業でも特に丁寧に解説しています。
海外の事例など、いろいろな少子化対策を説明したので、京都医塾生は書くネタに困るということはないでしょう。

2023年度過去問

 2023年の課題文のテーマは「ネットスーパー」でした。本文から答えを作る問題、本文をもとにして自分で考える問題、本文とはほぼ無関係に答えを作る問題が上手くまざっていて解きごたえのある問題でした。

2024年度過去問

 2024年の課題文のテーマは「ハローワークと求人」でした。受験生にとって馴染みのないテーマに加えて、課題文にグラフ読み取りも含まれていたことから、多くの受験生が苦戦したことが予想されます。また、ハローワーク経由の就職件数を増やす方法を考えさせるというなかなか骨のある問題でした。

兵庫医科大学の面接について

時間:10分程度

形式 :個人面接(受験生:1人 面接官:2人)

過去の質問例

  • 大学志望理由
  • 医師志望理由
  • 併願校はどこか
  • 卒業後は地元に帰るか、兵庫に残るか。

 卒業後に関する質問は一見何でもないような質問ですが、実は答えるべき内容は決まっています。

  • 浪人が長引くと、医師として社会貢献できる期間が減るが、そのことについてどう思うか。

 これはおそらく多浪生向けの質問だと思われますが、多浪生ならばこういった質問に対して事前に準備しておくべきでしょう。

  • AIは医師の仕事を奪うと思うか

 他大学でも同様の質問を見かけますが、これは医療とAIの関係を正しく把握していれば問題なく答えられるものです。AIは単なる情報機器です。

  • 論文の不正についてどう思うか
  • 国民皆保険制度のメリットとデメリット

 若い人にはピンとこない問題かもしれませんが、医師を目指す以上はこの保険制度について最低限の理解は必要です。超高齢社会、医療費……これらの問題と切っても切れない話題です。

  • 医師A(人間性○、技術×)、医師B(人間性×、技術○)がいたとして、どちらか一人を選ばなければならないとしたら、どちらを選ぶか
  • コロナ以外で気になるニュース

 コロナ以外のニュースは今年も聞かれそうですね。

 同様の質問は、他大学でも多く見られました。同じ質問ではないにしろ、「コロナとその周辺」に関する質問は今年もきかれそうですね。

  • コロナ後、医師としてどうすべきか。
  • 最近読んだ本は?

 受験生は本を読む暇はないと思うかもしれませんが、何冊か候補をあげておきましょう。大学で勉強するときは、教科書という本を読む以上、読書習慣は必須です。

おわりに 

  • 小論文は一次試験で課されるが、二次試験の判定に使用される。得点は50点満点。
  • 二次試験で課される面接は80点分(調査書も含む)。大学および医学部の入学者受入れの方針(アドミッション・ポリシー)に基づく内容、および医師としての素養に関する内容等 が評価されます。しっかりと準備しましょう。
  • 面接では、定番質問が目立ち、事前の対策がかなり有効かと思われます。特に、医療に関係する質問においては、最低限の知識があれば十分に模範解答レベルの回答が可能でしょう。京都医塾では、このあたりをしっかり対策しているので、塾生諸君は安心して面接を受けてきてください。
  • 小論文の各問題はどういう配点になっているかは明確ではありませんが、最後の小論文以外の問題で確実に得点を積み上げていきましょう。