「医学部生ってどんな生活をしているの?」
「毎日どんな勉強をしているんだろう?」
…など、大学生活への疑問はありませんか?
医学部に入学してからの生活を知る機会はなかなか少ないですよね。
今回は、医学部生活のイメージをより確かなものにするために、
・京都大学のいいところ
・今大学で勉強していること
・医学部に入って苦労したこと
など、医学部に在籍する先輩だからこそ語れる、大学生活についてお伝えします!
今回は、京都医塾現役生科で英語科の非常勤講師として活躍する、M・Iさん(京都大学 医学部医学科 4年生)からお話をお伺いしました。
目次
自由な校風とノーベル賞級の研究に参加できる環境
____京都大学のいいところを教えてください!
「京都大学はなんといっても自由な校風が最大の特徴です。一度学園祭に足を運んでもらえれば納得してもらえると思います。学生生活において、勉強面でもそれ以外でも自由な部分が大きいです。好きなことを好きなだけ追求できます。特に医学部では、最先端の研究に早い段階から関わることができます。山中先生や本庶先生などノーベル賞級の研究が様々な研究室で行われており、希望すれば実際にその研究に参加できることは非常にありがたい環境の中にいると思います。」
5回生からの実際の臨床現場での実習が楽しみ
____今どんな勉強をしていますか?
「今は医学部4回生として医学全般を一通り学び終えたところです。医学分野は基礎分野と臨床分野に分かれているのですが、京都大学では2回生から基礎分野の学習が始まります。基礎分野では人体の構造、生理などについて学びます。3回生の後半から始まる臨床分野では、実際の病気について学び、段々と医学っぽい勉強が進んでいくという感じです。来年からは京都大学病院や全国各地の外病院に赴き、実際の臨床現場で実習をさせていただけるので非常にワクワクしています。ただコロナウイルスの蔓延状況によっては実習が中止になってしまいかねないので心配です。」
勉強量の多さに苦労するけれど、医学部受験を乗り切ったなら大丈夫!
____医学部に入って苦労したことは?
「医学部に入って苦労したことはやはり勉強量の多さです。1回生で一般教養科目を学んでいるときは時間にも余裕があって十分に大学生活を楽しむことができるのですが、2回生以降専門科目が始まると勉強が忙しくなります。毎週テストに追われることはめずらしくなく、範囲も専門書100ページ程度とかなり重めです。大学生なので、アルバイトやサークルがあるので、時間的にも厳しく、普段からこつこつと勉強しておくことをおすすめします。ただ大変な医学部受験を乗り切ったなら大丈夫だと思うので、そこまで心配しなくてもいいと思います。」
人として患者を見つめ、最優先に患者のことを考えられる医師を目指す
____どんな医師になりたい?
「医師を志望した理由として、僕自身が今でも大変お世話になっているかかりつけの医師の存在が大きいです。その方には幼いころから診てもらっているのですが、患者のことを最優先にされて、どんな時でも寄り添ってくださる先生でした。そんな先生に憧れているので、簡単に言うと理想はその先生のような医師です。もちろん手技の正確さや技術は重要ですが、それだけではいけないと思っています。電子カルテの普及や業務の増加で患者の顔を見ない医師が増えていると囁かれる中で、人として患者を見つめ、最優先に患者のことを考えられる医師を目指したいと考えています。」
これじゃ受験生の時と変わらないじゃないかと思うことがあるかもしれないけれど…
____これから医学部に入学する人にメッセージをお願いします。
「医学部合格おめでとうございます。はじめに言っておきますが、医学部での勉強は他の学部に比べるとかなり大変です。毎週のテスト、レポートまみれの実習、これじゃ受験生の時と変わらないじゃないかと思うこともあるかと思います。ただ学問としての面白さ、やりがいは非常に大きく、モチベーションを高く保って楽しく勉強していけること間違いないです。加えて部活動やサークル活動も充実しているので、自分がやりたいことをしたいだけ楽しんでください。良い仲間に恵まれて充実した大学生活を送れることを願っています。」
※個人の感想・意見を記載しております。参考になれば幸いです。
おわりに
京都大学を目指す方には、M・Iさんの思う魅力を知って志望動機を深めることができたのではないでしょうか。
今後も京都医塾で活躍する医学部の先輩方から、大学生活についてお伺いしていきます!次回もお楽しみに!