「医学部生ってどんな生活をしているの?」
「毎日どんな勉強をしているんだろう?」
…など、大学生活への疑問はありませんか?
医学部に入学してからの生活を知る機会はなかなか少ないですよね。
今回は、医学部生活のイメージをより確かなものにするために、
・京都大学のいいところ
・今大学で勉強していること
・医学部に入って苦労したこと
など、医学部に在籍する先輩だからこそ語れる、大学生活についてお伝えします!
今回は、京都医塾現役生科で化学科の非常勤講師として活躍する、藤井七衣さん(京都大学 医学部医学科 1年生)からお話をお伺いしました。
目次
自由さ+各キャンパス内の学食
____京都大学のいいところを教えてください!
「とにかく自由なところがとても良いと感じました。私はまだ1回生の1年しか過ごしておらず、専門科目についてはほぼ知りません。1回生の間は一般教養(俗に言う般教)を履修して、卒業に必要な単位数を満たしていくという形ですが、出席が自由なものも多く、興味に合わせて好きな授業を取れ、期末考査に合わせて勉強だけしてテストだけの点数で単位を取得することも可能です。その点が京都大学の1番良いところだと思います。ほかには学食が各キャンパス内にあり、多くの生徒がいる中でかなり早い時間でごはんを食べることができます。」
1回生は一般教養の授業がメイン、2回生からは医学部専門の授業
____今どんな勉強をしていますか?
「1回生の間は専門はほとんどなく、一般教養のみなので、あまり医学部に関する専門的な勉強はしていません。一般教養もテストだけで単位が取得できるものを多く取っていたため、テスト前に単位取得条件(最終的に出される点数が60点以上であること)を満たせるように勉強すれば良かったです。2回生以上は医学部専門の授業が多いのでその勉強は暗記が多く、真面目に進めていかなくてはいけないと思います。定期的に小テストがあると聞くのでテスト前だけでなく普段からコツコツと勉強することが必要であると感じます。」
2回生以上の大変さを先輩から情報収集
____医学部に入って苦労したことは?
「まだ1回生なので医学部であるという実感を持つような授業が少なく、あまり苦労した体験などはありません。ただ、先輩に聞く話では、2回生からは医学科の専門授業の小テストや期末テストはかなり難易度が高く、きちんと勉強しなくては単位を落としてしまうという話や、他の学部や学科に比べて夏休みなどの休暇をテストや授業で潰されてしまうということが医学部の大変な点であると考えます。私も入ってからそれらの情報を知った上に大学によってもかなり異なると思うので、偏差値だけでなく大学生活の色々な点について調べることをオススメします。」
多種多様な人の心を理解できる医者になりたい
____どんな医師になりたい?
「私は将来、外科医を志望しています。外科分野において現在の医療では完治できない病が多くあることを知り、自分の手で直接的に関わって治療し患者を死や苦しみから救うことで世の中に、医療の発展に、貢献したいと強く思いました。
そしてただ病を治療するだけでなく患者に寄り添い、真の健康を提供できるような広い視野を持ち、多種多様な人の心を理解できる医者になりたいと思っています。そのためには基礎的な医学の知識をきちんと身につけつつ、色んな人との交流の中で人間としての幅を広げて行けたらいいなと思っています。」
将来のビジョンをしっかりと持ち、それを達成するための通過点として医学部への進学を考える
____これから医学部に入学する人にメッセージをお願いします。
「医学部を目指す道のりは長く険しいものだと思いますが、入ってからも楽しい一方で他の学部、学科に比べると圧倒的に大変な学部であることは間違いありません。そのため、大学に入ってからの明確な目標を設定し、それを達成するための通過点として医学部への進学を考えることが大切だと思います。また、実際に臨床医として働くのか、研究医として医学の発展に携わるのかなど医学部に入ってからの選択肢としても多くのものがあると思います。中には留学などを考える人もいます。そのような将来のビジョンをしっかりと持っておくことが大切だと思います。」
※個人の感想・意見を記載しております。参考になれば幸いです。
おわりに
京都大学を目指す方には、藤井さんの思う魅力を知って志望動機を深めることができたのではないでしょうか。
今後も京都医塾で活躍する医学部の先輩方から、大学生活についてお伺いしていきます!次回もお楽しみに!