皆さんこんにちは、京都医塾英語科の武田です。
本日は皆さんに、私が受験当日の空き時間に行っていた英語の勉強方法についてお話します。結論から言いますと私は、「一度解いたことのある長文問題」を試験会場に持ち込んでいました。なお、皆さんにはそれぞれのこだわりがあると思いますので、あくまで参考程度に読んでいただければ幸いです。
試験直前にパニックにならないために
第一の理由は、試験直前にパニックになるのを防ぐためです。ご存知の通り、英語の勉強に終わりはありません。なぜなら、世の中には知らない単語、表現、そして文法等が山のように存在するからです。ですので、もし解いたことのない問題を持ち込んだ場合、試験開始直前に未知の現象に遭遇する可能性があります。
それに対して、冷静に対応できる方なら何の問題もないですが、私の場合は「こんなことも俺は知らんかったんか!!あかん!どないしよ!!」と軽くパニック状態になることが経験的に分かっていました。
それだけでなく、自分がこれまで築いてきた英語学習における型が連鎖反応的に崩れてしまう危険も感じてたのです。この点について、すでに読んだことのある長文の場合、分からない単語や文法に出会う可能性が理論上ないので、適切な素材であると考えていました。
普段の英語と向き合う際の所作を確認するため
第二の理由は、英語と向き合う際の所作を確認できるからです。私は、長文問題を解く時に最も大切なことは、文の構造を把握することであると信じていました。そして、それは長文以外のどの形式の問題を解く際にも当てはまると考えていました。
一方で、試験で長文問題を解く時には、焦りや緊張からどうしても日本語の意味に主導権を握られてしまうことが多かったです。その結果、恣意的な自分の解釈(妄想)に基づいて、解答してしまうことがありました。
ですので、自分がすでに正解できている長文問題を読んで解き直すことで、すべての英語の問題を解く際に求められる文構造把握に自分の思考を主導させることが可能になるではないか、と思っていました。
皆さんの考えも是非教えてください!