育児休暇中の国語科講師、石田です。せっかく育児休暇を頂いたので、この度の育児過程をこのブログを通してレポしていきたいと思います!
はじめに
基本的なスタンスとして、「できる限り必要十分を狙いたい」が我々夫婦の育児に対する考え方です。「不足は絶対に避けなければならない」が、「楽できる分には楽をするべき」と考えています。私はただのズボラですが、妻は徹底した「効率厨(本人談)」。当ブログはそういう夫婦が、夫婦同時に育児休業を取得して育児に向き合った記録を紹介します。まず断っておきますが、むちゃくちゃ潤沢なリソースが育児に振り向けられたケースであると思ってくださいね(特殊ケースでないことを祈りますが)。
イクメン
ブログタイトルにあしらった「イクメン」という言葉について。
厚生労働省イクメンブロジェクトHPによると、イクメンとは、「子育てを楽しみ、自分自身も成長する男性のこと。または、将来そんな人生を送ろうと考えている男性のこと」。2010年にイクメンプロジェクトが発足しているので、ずいぶん手垢がついた言葉だといえます。
男性の育児参加が当たり前になれば、「イクメン」という言葉も不要になるかもしれませんね。「イクメン」とは、育児の在り方が変化する過渡期において、一時的に有用な言葉なのかな、と思います。まだ賞味期限は来てない?のかな。
なお、当ブログタイトルにある「育業」というワードは東京都が発表した育児休業の愛称です。従来の育「休」の代わりに「業」とあるので、「ただ休んでるんじゃないんだな!」という印象を与えますね。
意外と「名前」というのは、「名は体を表す」というか、「名が体をつくる」面があるんじゃないかと思っているので、この言葉が少しでも世に浸透したら良いなと思い、タイトルに「育業」と入れてみました。
里帰り
まず、生後1ヶ月現在、われわれ夫婦はまだ里帰り中です。
里帰り先の義実家(妻の実家)でおおいにサポートを受けており、非常に恵まれた環境にあります。
サポート内容
「食事」に関しては、生後すぐは完全に義実家に頼っていました。
- 洗濯(うんち漏れやミルクの吐き戻し等で、赤ちゃんはとにかく洗濯物が多い!)
- 短時間の外出中の子守
- 食事のおすそ分け
「食事」に関しては、生後すぐは完全に義実家に頼っていました。
今は主に私が買い出し、調理を担当しています。
洗濯など、コアな業務の手伝いもしてもらっていてたいっっへん助かるのですが、
なにより、精神的なサポートが圧倒的に大きいですよね。
直接的なアドバイスもそうですが、話す相手が複数いる、という環境が精神衛生上けっこう大事なんじゃないかと思います。※なんか、Twitterの捨てアカウントで誰も聞いてないのに虚空に向かって呟き続けるアカウントが存在する意味が、ようやく腑に落ちたような気がしています。孤独なんだよね、きっと・・・
食事
「タンパク質」および「鉄分」を十分量摂取できるよう気をつけています。
出産時に胎盤や多量の血液を失ったことにより、妻が体力低下・貧血気味だからです。
また、赤ちゃんの健康な発育のためにも、これらは重要な栄養素のようです。うちは完全母乳ではありませんが、母乳の質を高めるために重要です。
ちなみに、私が担当した夕食第一回目は以下の献立。
1 豚レバーと豚ハツの塩オリーブオイル炒め
2 オクラとブロッコリー、カリフラワーサラダ
3 蒸しニンジン
4 ごはんと味噌汁
スーパーで買ってきた肉を焼いて、冷凍野菜をチンしたら十分だと思います・・・たぶん。
我が家の食事における最優先事項は「タンパク質」であり、「出来立て」とか「手作り」とかにたいした価値を感じていません。美味いに越したことはないけど。いわゆる「豊かな」食事に強く人生の価値を感じる人は、食材買い出しや調理にリソース割けばよいかと思いますが、そうでもなければそれなりでよいのではないでしょうか。まあ、夫婦のうち、より(食事に対する)欲望の強い方にあわせるのが円満にいくと思いますが。
シフト制の導入
生まれたばかりの赤ちゃんに昼夜の区別はなく、2〜3時間ごとに寝たり起きたりを繰り返します。起きているときは大抵何かが不快で泣いていて(お腹が空いた、おむつが気持ち悪い、なんかわかんないけどとにかくイヤ、etc)、適切なお世話をする必要があります。
ここで、夫婦ともに「日中に起きて夜中に寝る」生活を送るとどうなるか?まとまった睡眠が取れない日々が続くため、身体的にも精神的にも非常に負担がかかり、下手すると夫婦共倒れとなりかねません。
そこで公平を尊ぶ我が家では、育児業務にシフト制を導入しております。
タイムスケジュールはこんな感じ。
- 朝5:00-13:00 妻ワンオペ
- 13:00-21:00 夫婦協業
- 21:00-5:00 夫ワンオペ
片方が寝ている間、もう片方はワンオペをするという形になっています。理論上夫婦の両方が8時間睡眠を確保できるわけです。
この生活をはじめて2週間と少し経ちますが、私も夜番に少し体が慣れてきました。正直、夜番の方が、はじめは負担が大きいと思います。シフト制を導入するなら、産後の体の具合も考えて、基本的には夫が担当する方がよいと思われます。
ちなみに、授乳中の女性は乳が溜まって胸が張るので、授乳or搾乳のため夜中も頻回に起きなければなりません。その分の負担も考慮する必要があります。夫側は。
電動ハイローチェア
もうこれ最初っから持っときゃ良かったな〜」と思うほど威力を発揮しているのが電動ハイローチェア(ゆりかご)です。
授乳・おむつ交換・沐浴・シーツ洗濯交換
といったあたりが新生児育児のルーティンですが、一番の高負担業務は、「寝かしつけ」です。
たいてい、「十分量飲めば寝る」が成立するのですが・・・「飲まないのに寝ない」場合もしばしばあります。いわゆる「ぐずり」状態です。
で、この電動ハイローチェア、
多くの「ぐずり」状態を押さえ込み、寝かしつけを成功させます。
「まだ飲みたい」サインが見られる場合は授乳が必要ですが、「とくに理由がないのに寝ない」場合、とりあえずハイローチェアに入れてスイングさせれば、けっこう寝ます。
私たちが導入したのは最上位モデルで、コスト度外視ですが(6万円くらい)。
ワケもなく子どもにずっと泣かれると、精神的に疲弊します。とくに一人で見てるときは。電動ハイローチェア、育児担当者のQOLをすさまじく向上します。
まとめ
以上、いかがだったでしょうか。
今回は1回目のブログということもあり、話が多岐に及び、とりとめのない記事になってしまいました。
次回は、「新生児育児生後1ヶ月、買ってよかったもの」をお送りします。
それでは。