京都医塾英語科です。
このページでは「宮崎大学医学部の英語」についての過去問分析コメントを紹介します。
・“医学部受験に興味がある”という方
・“宮崎大学医学部”の受験を考えている方
・“宮崎大学医学部の英語がどのような問題か知りたい”という方
におススメの記事となりますので、興味のある方はご一読ください。
概要
【形式・制限時間・配点】2021年度
形式: 記述
制限時間: 90分
配点: 200点
出題の傾向と特徴
こでは2次試験の問題のみを扱います。
【2021年度の出題形式】
- 長文問題1問(設問に自由英作が含まれている)
- 和文英作1問
- 自由英作1問
【制限時間に対する問題量】
出題形式は王道で、一つひとつの設問自体も標準的な力を確かめる出題になっていますが、各設問にたいする記述量は非常に多いです。解答を頭のなかで出せても、それを採点者に読めるかたちでまとめあげるところまでが解答だとすると、それほど時間的余裕はありません。
2021年度(最新の過去問)の分析
さらに踏み込んで、最新の入試問題を具体的に分析したいと思います。
※以下、過去問をお手元にご覧になるのが理想的ですが、過去問がなくても問題なくお読み頂けます。
【第1問】(難易度:やや難)
1,100ワードほどの長文問題です。ベトナムが行ったコロナウィルスへの初期対応がいかに優れていたか、というBBCの記事です。和訳問題が3つ、説明問題が3つ、並べ替えが2問、内容に基づいた部分英作が7問、そして最後に70-80ワードの自由英作文があるという、結構ボリュームのある問題です。第2問、第3問にはさほど時間がかからないはずなので、60分くらいはこの問題に時間をかけることができるでしょうから、間に合わないということはないでしょう。
ただ、中には解きにくい問題が含まれています。例えば説明問題の1つである。Vietnam had seen a small window to act early on and used it fully. という文は相当分かりにくいと思います。筆者はsee a small windowという熟語表現でもあるのだろうかと思い調べてみたのですが、どうもそういう決まり文句があるようではなく、完全に文脈から推測して答えなければならない問題のようです。
また、並べ替え問題が2つ出題されていますが、どちらも相当意味内容を予測しないと答えが出ない問題で、なかなかの難問です。
最後には70-80ワードの自由英作文を書く必要もあります。ここで時間を取られるようだと、上で述べた60分で解くという計画が崩れてしまいますので、自由英作文の練習を十分に積んでおくことは必須です。
単に英語の力だけではなく、全体の文脈を踏まえて解答を求められる問題で、難しいですが、よくできた問題と言えます。宮崎大学医学部を本気で目指すなら、表面的に英語の知識を覚えて使えるようにするだけでなく、しっかりと内容を理解する読解力をも鍛えていく必要がありそうです。
≪2021年度の目標値≫
英語を得点源にしたい受験生…6-7割
他教科を得点源にしたい受験生…5割
【第2問】(難易度:やや難)
日本語で書かれた映画のレビューを英語にする問題です。国公立大学の英作文は圧倒的に評論文タイプのものが多く、受験生は知らず知らずのうちに評論文的日本語を英語にすることに慣れていくのですが、この問題は文体からして独特です(だって英語のレビューですから)。「最初から最後まで胸を打たれる素敵な映画」とか、「心を浄化してくれる作品。」といったあまり普段使わない単語や体言止めを英語にしていかなければなりませんから、戸惑う受験生も多かったことでしょう。「受験勉強をしている中であまり見かけることがない種類の文章」という点で「やや難」と判断しました。
とはいえ、あまり見かけないタイプの文だからと言って特別なことをするわけではありません。日本語の本来の意味を捻じ曲げないようにしながら、自分の語彙で表現できるレベルにまで言い換えをして、構文・文法的に破綻のない英語を書くしかありません。
≪2021年度の目標値≫
英語を得点源にしたい受験生…7割
他教科を得点源にしたい受験生…6割
【第3問】(難易度:易)
会話が成立するように英文を書いていく、一種の自由英作文です。といっても、会話の流れからほぼ書くべき内容は決まってきます。また、難しいことを書く部分はありませんので、ミスをしないように気をつけながら10分以内には終わらせたいところです。
≪2021年度の目標値≫
英語を得点源にしたい受験生…ほぼ満点
他教科を得点源にしたい受験生…8割
【総評】
全体としては、結構難易度が高い問題が多い印象です。第1問のところでも述べましたが、表面的な知識を持っている受験生ではなく、しっかりとした理解力・思考力をもった学生を求めているという宮崎大学の姿勢が表れている問題であるように感じます。このような問題に対応していくためには、分からない単語や表現を辞書に頼らず文脈から推測する訓練や、文章全体や段落を読んだあと、自分の言葉で説明できるようにする訓練をしていく必要があるでしょう。
また、英作文でも、設問の日本文をしっかり理解し、その内容を正しい英語で表現するという、当たり前といえば当たり前の作業を普段からしっかり行えているかが得点を左右しそうです。単に問題集の模範解答を丸覚えしているような学習では太刀打ちできない可能性があります。
まとめ
というわけで、今回は宮崎大学医学部の英語についてまとめてみました。皆さんの参考になれば幸いです!
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