医学部専門予備校京都医塾です。
以下では、岐阜大学医学部医学科2次試験(面接)について、ご紹介したいと思います。
目次
2次試験の日程について
前期:2月25日(金) 個別学力テスト
2月26日(土) 面接
後期:3月12日(土) 個別学力テスト
3月13日(日) 面接
※2023年度入試より後期は廃止されます。
2次試験の配点について
前期:共通テスト900点、個別学力テスト1200点、面接【配点なし】
後期:共通テスト450点、個別学力テスト1200点、面接【配点なし】
→募集要項に以下の記述があります。
「面接は、総合判定の資料(配点なし)とし、医学科のアドミッション・ポリシーに適合しないと判定した場合は、総合点にかかわらず不合格とします。」
岐阜大学の小論文について
岐阜大学医学部の入試では小論文は課されません。
岐阜大学の面接について(前期・後期)
面接時間:15~20分
形式:集団討論(受験生:5人 面接官:3人)
受験生の中から司会を決めて、与えられたテーマ(1題)について討論します。面接官は基本的に介入しません。与えられるテーマは医療問題に限らず、多岐にわたります。
内容と過去の質問例
・車社会
→高齢者の運転免許返納の問題や自動運転、エコカーなど話題はたくさんあります。
・国際化
→短期留学やホームステイ、交換留学生との交流などの経験がある人は有利ですね。もちろん自身の経験がなくとも、さまざまな見聞を利用して意見を述べましょう。
・AI
→こちらはさまざまな大学の医学部で頻出の質問です。AIに何ができて何ができないのか、正しい理解が必要です。もちろん「AIの進化により人類が支配されるかもしれない」なんて、SF物語に走ってはいけませんよ。
・SNSの功罪
→コミュニケーションの在り方、情報発信の在り方、リテラシーの問題など幅広く展開できそうです。身近にあるものなので話しやすいと思います。だからといって「おすすめのYouTuberについて熱く語る」などはNGです。
・成人年齢の引き下げ
→2022年4月1日から成人年齢は18歳になります。特に当事者となる年齢の人は詳細をしっかり確認しておきましょう。
・大学の秋入学
・医師の労働環境
→「チーム医療」や「医療過誤」、「ワークライフバランス」などの用語をうまく使いたいところです。
・都会と田舎、住むならどちらがよいか
→「絶対に○○」という強い信条があっても、それに固執せず、それぞれの良い所や問題点の解決について話し合いましょう。
・超高齢社会における若者の在り方
・どのようにしたらいじめはなくなるか
→「いじめはなくならない」はNG。確かに専門家でも解決できない問題を受験生が解決するのは不可能かもしれません。しかし少しでも良くする努力は必要です。小さなことでも自分にわかること、できることを提案しましょう。
集団討論のコツ
・集団討論で最も大切なことは、コミュニケーション能力です。相手の意見に耳を傾け、尊重しましょう。
・結論を出すことが目的ではありません。くれぐれも熱くなって相手を論破しようとしないように。
・積極的に参加しつつも、自分ばかり話しすぎないようにしましょう。場の空気を読むことが大切です。
・日頃から新聞を読むなどして、時事的な知識や教養を身につけましょう。
岐阜大学2次試験のポイント
小論文は課されず、面接にも配点がありません。完全に学力勝負となります。ただしアドミッション・ポリシーに適合しないと判定された場合、共通テスト・個別学力テストの得点に関わらず即不合格となります。準備を怠ると、当日緊張のあまり思わぬ失言や無作法な振る舞いが出てしまうかもしれません。もちろんわずかな言い間違い等で減点されることはありませんが、「ちょっとしたつまずきで頭が真っ白に」「挽回しようとして空回り」「すべてが裏目裏目に」なんて悲劇も……。したがって、「万が一」が起こらぬよう、万全の準備をして臨みましょう。
まとめ
岐阜大学医学部の2次試験において、面接対策がいかに大事かおわかりいただけたでしょうか。
医学部専門予備校京都医塾でも、「前期2次試験対策」(1回90分)を承っています。
どうぞご利用ください。