京都医塾英語科です。
このページでは「岡山大学医学部の英語」についての過去問分析コメントを紹介します。
・“医学部受験に興味がある”という方
・“岡山大学医学部”の受験を考えている方
・“岡山大学医学部の英語がどのような問題か知りたい”という方
におススメの記事となりますので、興味のある方はご一読ください。
目次
概要
【形式・制限時間・配点】2021年度
形式: 記述
制限時間: 120分
配点: 400点
出題の傾向と特徴
こでは2次試験の問題のみを扱います。
【2021年度の出題形式】
- 長文問題3題
- 英作文
- 自由英作文
【制限時間に対する問題量】
この分量で120分は余裕があるはずです。落ち着いて読み、ミスのない解答を目指して下さい。
2021年度(最新の過去問)の分析
さらに踏み込んで、最新の入試問題を具体的に分析したいと思います。
※以下、過去問をお手元にご覧になるのが理想的ですが、過去問がなくても問題なくお読み頂けます。
【第1問】(難易度:標準)
1000ワード超の長文問題です。もしこの英文を見て「長いなあ」と感じるようなら訓練が足りません。現在の大学受験で1000語を超える文というのは普通に見かけますので、この程度の分量に不安を感じるようでは駄目です。内容は「スマホの脳に与える影響」という、そこまで特殊な内容でもありませんので、内容的にも標準的です。設問は内容一致が2問と説明問題が2問という構成です。少しやっかいなのが、内容一致問題で5つの選択肢から「正しいものを全て選」ばなければならないことです。消去法を使えば、さほど難しくはないのですが、もちろん文の内容がしっかり理解できていることが前提です。つまり、単に1000語の英文を読むだけではなく内容を理解しある程度記憶しておくことが求められています。もちろん選択肢が正しいかどうかは本文と見比べれば分かるはずなのですが、ある程度内容を記憶できていた方が解きやすいことが言うまでもありません。説明問題は対応箇所も分かりやすく、ほぼ満点の解答が必要になるでしょう。
≪2021年度の目標値≫
英語を得点源にしたい受験生…8-9割
他教科を得点源にしたい受験生…7-8割
【第2問】(難易度:標準)
750ワードほどの新聞記事です。スウェーデンの日本大使が自身の育児休暇取得経験について語っています。内容一致系の問題が2つ、説明問題が2つという問題構成ですが、どちらもそこまで難易度が高いものではありません。特に医学部を目指す受験生はほぼ満点を取るつもりで解答しないと駄目でしょう。
≪2021年度の目標値≫
英語を得点源にしたい受験生…ほぼ満点
他教科を得点源にしたい受験生…8割
【第3問】(難易度:標準)
新聞のコラム(天声人語)の一部を合計4か所英作文する問題です。どれも短文で一見簡単そうに見えますが、案外書きにくい要素も含まれており油断なりません。例えば、皆さんは「レジ袋」をすぐ英語で言えますか?普段から英作文の練習をしていないと訳の分からない英語を書いてしまう可能性があり、点差が大きく分かれた可能性のある問題です。
≪2021年度の目標値≫
英語を得点源にしたい受験生…8割
他教科を得点源にしたい受験生…6割
【第4問】(難易度:標準)
「もしユーチューバーになって日本の魅力を紹介するなら何を紹介しますか?」という指示内容の自由英作文問題です。まあ、自由英作としてはありがちなネタです。ワード数ではなく10行で書け、ということなので80-100語でまとめる感じだと思われます。時間もたっぷりあるので、落ち着いて書くことができると思いますが、十分練習を積んでおく必要があることは言うまでもありません。
≪2021年度の目標値≫
英語を得点源にしたい受験生…8割
他教科を得点源にしたい受験生…6割
【総評】
どの問題も標準的で、医学部を目指すなら8割くらいは最低限目指さないと駄目でしょう。設問の指示などを勘違いすることなく、ミスのない解答を目指しましょう。英作文は点差が開く可能性がありますので、十分練習し添削をしてもらうことが理想です。
まとめ
というわけで、今回は岡山大学医学部の英語についてまとめてみました。皆さんの参考になれば幸いです!
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