医学部専門予備校京都医塾です。
以下では、島根大学医学部医学科2次試験について、ご紹介したいと思います。
目次
2次試験の配点について
前期:共通テスト700点、個別学力テスト400点、面接60点
→共通テストの比率が高く、2次は数学(200)、英語(200)、面接(60)のみです。他大学に比べ、面接の得点は高くありませんが、点数化される以上、決して油断はできません。
島根大学の小論文について
島根大学医学部の入試では小論文は課されません。
島根大学の面接について
2/26に行われます。前日の筆記試験の後、アンケートの記入があります。
面接時間:10分
形式:個人面接(受験生:1人 面接官:3人)
内容と過去の質問例
・医師志望理由
→前日のアンケートで記載します。すぐ書けるように文章も準備しておきましょう。
・島根大学志望理由
→「本当は地元の○○大志望だったのですが、共通テストの点数が足りず…」なんて、間違っても言わないようにしてください。もちろん、それで落とされるということはないとおもいますが。島根県になじみのない人も、島根県や島根大学についてしっかり調べましょう。
・希望する診療科
→「まだ決まってない」というよりは具体的な診療科を挙げて話した方が、内容は深まります。その診療科における課題や対策にまで言及しましょう。
・高校生活で頑張ったこと
・部活動について
・医師としての将来設計
・自分が医師として向いていると思う点
島根大学の特徴
・若手医師のキャリア形成の支援が充実している
…大学付属病院内に育成拠点である「みらい棟」を設置しています。以下大学HPの引用です。(https://www.med.shimane-u.ac.jp/h_docs/2015031900821/)
ここでは若手医師個人個人と面談しながら卒業後10年程度のキャリアプログラムを作成し,研修先や勤務先の病院との調整を行います。施設面では,研修中の医師をサポートする卒後臨床研修センター,自習用に活用できる初期臨床研修医室,後期臨床研修医室,研修医と市町村や地域の医療機関等との情報交換・意見交換の場としての「みらいラウンジ」,談話室,仮眠室を配置・整備しました。4階には100名を収容できる臨床研修室を置き,TV会議システムにより大学と地域の医療機関等を結んで,講演会・セミナー等を配信することができます。
島根県の医療事情
県のHPなどで調べておきましょう。島根大学は「地域医療」に力を入れている大学です。島根県の地域性を踏まえて地域医療を考えましょう。漠然と「地域医療に従事したいです」「地域の人の役に立ちたいです」と話すだけの人も多いのですが、「人口当たりの医師数」「高齢化率」「二次医療圏ごとの医療格差」など具体的な医療情報や地名を盛り込むことで、他県出身者でも本気度が伝わります。
ところで、島根県の県庁所在地や大学の所在地は答えられますよね?
また、島根県は県として地域医療従事者の育成に力を入れています。支援体制がしっかりしているので、地域医療を志す人にはたいへん魅力的な環境といえます。
・しまね地域医療支援センター…地域医療を目指す若手医師のキャリア形成をサポートする
・赤ひげバンク…地域医療を志す医療従事者の登録制度
島根大学2次試験のポイント
地元の現役生が有利なのか?
2021年度 医学部合格者 ※医学科以外も含む
県内:27.2%/県外:72.8%
現役:56.8%/浪人:41.4% (その他:1.9%)
→県外出身者の割合が高く、浪人生が特段不利とも言えないようです。面接の得点も開示しています。
まとめ
島根大学医学部の面接は時間が短く、配点もそれほど高くありません。穏やかな雰囲気で一般的な質問が多いようです。ただし点数化される以上、できるだけ高得点を取るためには、説得力のある志望理由を固めて、想定される質問に対して練習を積み、自信を持って臨めるようにしておきましょう。。
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