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帝京大学医学部 面接と小論文の二次試験対策 【2025年度】

帝京大学医学部 面接と小論文の二次試験対策 【2025年度】

医学部専門予備校京都医塾です。
以下では、帝京大学2次試験について、ご紹介します。

帝京大学医学部の2次試験の日程について

2月6日(火)または2月7日(水)のうち、出願時に選択した日になります。

帝京大学医学部の小論文について

帝京大学医学部の2次試験では「課題作文」が課されます。内容としては「出題されたテーマについて、キーワードを全て使って、自分自身の考えを300字以内で書く」というものです。「作文」とありますが、他大学同様、普通に「小論文」を書けばよいです。
問題は非公表ですが、例年、医療に関することが問われています。医療知識と短い字数の中で過不足なくまとめる力が問われます。800字や600字の対策をしてきた人はむしろ短い字数に苦労するかもしれません。最初にしっかり構成を立て、できるだけ簡潔な表現を心掛けて300字に収めましょう。

過去の出題例

「超高齢社会における医療の問題点について、「医療費」「少子化」というキーワードを使って、300字以内で述べなさい。」

まずはキーワードをどうつなぐか考えましょう。
 「超高齢社会」→「医療費」の増大→社会保障費の支出増。
 「少子化」→労働人口の減少→社会保障費の収入減。
 ⇒社会保障財政の圧迫という問題点が見えてきます。
 さらに用語の解説に終始するのではなく、対策までしっかり述べましょう。過去問が公表されていませんので、近畿大学などのテーマ型の過去問を300字で練習するのも効果的でしょう。

帝京大学医学部の面接について

面接時間:10分程度
形式  :個人面接(受験生:1人 面接官:2人)

なお、面接試験中および面接控室等での待機時間においても携帯電話等の電子機器類は使用できません。また試験開始時刻までに試験室に入室していない場合は、受験することができません。余裕を持って行くようにしましょう。

過去の質問例

  • 医師志望理由
  • 大学志望理由
  • 理想の医師像

こちらはどこの医学部でも聞かれることの多い質問ですね。

大学の志望理由の中で「〜という私の理想の医師像に近づける、〜というカリキュラムがあるから」といった説明ができると、一貫性を高め、意欲や関心を効果的にアピールできるでしょう。

  • リーダーシップはあるか。

→キャプテンや生徒会長を経験していない人は困りますよね。ただ、この質問は自分がついていたポジションが重要なわけではありません。医師としてのリーダーシップを育む気質を持っているかが問われています。
リーダーのポジションでなくてもリーダーシップは発揮できます。文化祭やグループ学習などの「活動の中心となった」話をしましょう。自分が理想とするリーダー像について語るのもいいでしょう。

  • 高校の欠席日数について

→高校での欠席が多い人は要注意です。理由を説明するとともに、「現在は改善している」ことをしっかり伝えましょう。

  • 住んでいる地域で有名なものは
  • 自分の信条

→医学部の面接に臨む上で「座右の銘」は必ず一つ用意しておきたいですね。格言などをただ覚えるのではなく、自身のエピソードを結び付けられるものが望ましいです。

  • 医師に英語が必要な理由は何か
  • 医師不足について
  • 医師の過重労働について

「医師の過重労働」は昨年度に引き続き、時事的な問題として聞かれる可能性が高いです。

  • 試験前に、「なかなか取れないアーティストのライブのチケットが取れたから一緒に行こう」と友人に誘われた。あなたならどうしますか。
  • グループで学習を進めていて、そのなかに真面目に取り組んでいなかったり、遅刻してきたりする人がいる場合、どう対処するか。

→近年、このようなMMI的な質問もあるようです。このように「正解がない」のがMMIですが、「意見の妥当性」が大事になってきます。独りよがりの意見にならないよう、先生や家族、友人と練習して客観的に判断してもらいましょう。

おわりに

帝京大学医学部の面接は一般的な質問が多く、厳しくつっこまれることは少ないようです。とはいえ、緊張のあまり思わぬ失敗をするかもしれません。落ち着いて自信を持って面接に臨むためにも、しっかり準備して練習しておくことをお勧めします。