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役に立つかもしれない選択肢の切り方

役に立つかもしれない選択肢の切り方

皆さんこんにちは、京都医塾英語科の武田です。

試験終了までもう時間がない!?さぁどうする??

本日は皆さんに、英語の試験中で絶望的に時間がない時に使える選択肢の切り方についてお話します。長文問題において頻出である内容一致問題を念頭にお話ししますが、言うまでもなく我々の目標は、英文を「正しく」読んで答えにたどり着くことですので、決してこれから話す方法を鵜呑みにしないようにしてください。鉛筆を転がして正解を選ぶよりは、当てになる手段と受け止めていただければ幸いです。

①強い肯定や否定

何事も言い過ぎには注意しましょう!例えば、喫煙の害悪を説いた長文について、「煙草を吸うことで得られる利益は一切ない。」という選択肢があれば、ついつい私は選びたくなってしまいます。そんな時には深呼吸をして、本当に「一切ない」と書いているかどうかを確認してみてください。長文冒頭で「タバコを吸うことはストレスの軽減になるかもしれないが、」という譲歩が一つあっただけでも、上記の選択肢は誤りになります。

英単語としては、not at all やno, always, absolutely 等が挙げられますので、このような単語が選択肢にあれば、疑ってみるとよいかもしれません。

②本文にない比較

例えば、動物に対して人間が与えるストレスが持つ影響について論じた長文で、「犬は猫よりも人のストレスの影響を受けやすい。」という選択肢に出会ったとき、本当にそのような比較が本文でなされていたのかを確認してください。

幸いにも英語には、比較と呼ばれる英文法がありますので、本文でこの文法が使用された英文に出会った時は、比較対象を確認する等をしてチェックしておくと良いかもしれません。

③単なる事実を筆者の主張に見せかける

これもよく使われる手法であるように思います。すなわち、本文に「就寝前のスマートフォンの使用は視力が低下する要因である。」と書かれている事実を、「就寝前のスマートフォンの使用を止めるべきだ。」と、主張に飛躍させることで誤った選択肢が製造されます。

英単語としては、shouldやmust等の助動詞や、thinkには筆者の主観が乗る可能性が極めて高いですので、注意をしてください。

おわりに

このような技術的な話はあまり得意ではありませんが、お茶をしばきながら問題を解く余裕を大学は我々に与えてくれませんので、この記事を書いてみました。頑張ってくださいね!

投稿者:武田 智紀

  • 役職
    英語科講師
  • 講師歴・勤務歴
    2年
  • 出身大学
    早稲田大学商学部
  • 特技・資格
    サッカー
  • 趣味
    散歩
  • 出身地
    滋賀県
  • お勧めの本
    ロイヤル英文法

受験生への一言
正解の根拠を言語化できるように共に精進しましょう。