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日本大学医学部の一般入試(N方式)の過去問対策・出題傾向まとめ【英語編】

日本大学医学部の一般入試(N方式)の過去問対策・出題傾向まとめ【英語編】


京都医塾英語科です。

このページでは「日本大学医学部の英語(N方式)」についての過去問分析コメントを紹介します。
・“医学部受験に興味がある”という方
・“日本大学”の受験を考えている方
・“日本大学医学部の英語がどのような問題か知りたい”という方
におススメの記事となりますので、興味のある方はご一読ください。なお、本ブログで扱うのは、N方式(同一問題で、複数の学部(学科)を併願するすることができる方式)の問題ですので、ご注意ください。

概要

【形式・制限時間・配点】2021年度(最新の問題より) 
形式: マーク形式
制限時間: 60分
配点: 100点

出題の傾向と特徴

例年多様な問題形式が出題されているため、問題数が多い、というのが特徴です。問題の難易度はそれほど高くないため、短時間で高得点を取る必要があります。

【2021年度の出題形式】

  • 長文
  • 四択問題(語彙・語法)
  • 四択問題(文法)
  • 会話文
  • 長文
  • 長文
  • 発音アクセント

【制限時間に対する問題量】

制限時間(60分)に対して、非常に問題数(量)が多いです。

2021年度(最新の過去問)の分析

さらに踏み込んで、最新の入試問題を具体的に分析したいと思います。
※以下、過去問をお手元にご覧になるのが理想的ですが、過去問がなくても問題なくお読み頂けます。

【第1問】(難易度:標準) 

長文問題です。翻訳がなぜ難しいか、ということについて書かれた英文になります。早い段階で上記のテーマを捕捉出来れば、非常に読みやすく、設問自体も易しいです。紛らわしい選択肢もありません。したがって、段落を読み終えるごとに、要旨をまとめつつ、順番に設問を解き進めれば、全問正解することは十分可能です。

≪2021年度の目標値≫
英語を得点源にしたい受験生…全問正解
他教科を得点源にしたい受験生…1~2問ミス

【第2問】(難易度:標準) 

四択問題です。語彙やイディオムの知識が主に問われています。具体的には、形と意味の区別が紛らわしい形容詞や、「追いつく」を意味するcatch up with等のイディオムなどが出題されており、受験生として必須の知識が問われてることが分かります。標準的なテキスト一冊を使って、英文法と語法習得出来れば、十分に満点を狙うことができる箇所ですので、不用意な失点は避けたいです。

≪2021年度の目標値≫
英語を得点源にしたい受験生…全問正解
他教科を得点源にしたい受験生…1~2問ミス

【第3問】(難易度:標準) 

第2問同様、四択問題です。第2問では、主に文法の知識が問われています。具体的には、副詞節における主語とbe動詞の省略や、不可算名詞、そして句動詞の受動態等が挙げられます。こちらについても、受験生として必ず習得しておかなければならない問題がほとんどですので、英語を得点源にしたい受験生は満点を狙ってほしいです。

≪2021年度の目標値≫
英語を得点源にしたい受験生…全問正解
他教科を得点源にしたい受験生…1~2問ミス

【第4問】(難易度:標準) 

会話文の空所補充問題です。二人のやり取りを丁寧に追いながら、空欄に出会ったら、前後関係を丁寧に把握する。この原則を徹底すれば、高得点が期待できます。一部、「郷に入っては郷に従え」を意味する英語が答えになるなど、特有の英語表現が問われている問題もありますが、基本的には上記の基本原則に従えば、正答を選択できる問題が多いですので、この大問に対する準備を特別にする必要はないと思います。

≪2021年度の目標値≫
英語を得点源にしたい受験生…1問ミス~全問正解
他教科を得点源にしたい受験生…2~3問ミス

【第5問】(難易度:標準) 

長文中の並び替え問題です。映画の歴史的な発展を、のぞきからくりを中心に紹介した英文になりますが、設問自体は、該当箇所の文構造に対する「気づき」に基づいて正答を作れる問題が多いです。(例えば、27の使役動詞let、29のifとnecessary、30の比較の使用による比較対象の繰り返しを避けるthat等)したがって、内容(意味)を意識しつつも、まずは文構造が成立する英文の完成に注力し、最後に意味のチェックで確信に至ることが出来れば良いかと思います。

≪2021年度の目標値≫
英語を得点源にしたい受験生…1問ミス~全問正解
他教科を得点源にしたい受験生…2~3問ミス

【第6問】(難易度:標準) 

長文中の空欄補充です。宇宙探索におけるヘビ型ロボットの利点が書かれた英文になります。第一段落の最終文に上記のテーマが書かれた一文がありますので、このテーマを意識しながら読み進められれば、内容把握は容易でしょう。設問が空欄補充ですが、第5問同様、内容に加えて、文構造把握によって正解を選べる問題が多いです。(例えば、前置詞も目的語と関係代名詞の先行詞になれるthoseを選ぶ32や、空欄直後の節内が完全文であることを確認して、関係副詞whereを選ぶ33等。)普段から、長文を読みながら文法を考える思考訓練をしておくと良いでしょう。

≪2021年度の目標値≫
英語を得点源にしたい受験生…1問ミス~全問正解
他教科を得点源にしたい受験生…2~3問ミス

【第7問】(難易度:標準) 

発音・アクセントの問題です。この種の問題は、直前期の過去問演習期に対策をして間に合うものではありません。ですので、ご自身の受験される大学で、発音やアクセントの問題が出題される可能性がある場合は、早い段階で対策を始めるようにしてください。典型的な発音・アクセントの問題集を一冊終わらせると十分に対応できると思います。

≪2021年度の目標値≫
英語を得点源にしたい受験生…1~2問ミス
他教科を得点源にしたい受験生…2問~3問ミス

【総評】

以上より、日本大学医学部(N方式)の問題は、総じて標準(やや平易)であると結論付けられます。したがって、この大学に合格するためには、普段から難解な問題に取り組むのではなく、基本的な問題を素早く解けるようになる訓練をすることが必須になるでしょう。

まとめ

というわけで、今回は日本大学医学部(N方式)の英語についてまとめてみました。皆さんの参考になれば幸いです!

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