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日本大学医学部 面接と小論文の二次試験対策【2025年】

医学部専門予備校の京都医塾です。
以下では、日本大学医学部入試の2次試験(N全学統一方式第1期・面接)について、ご紹介したいと思います。

2次試験の日程・試験場について

試験日:2月11日(土・祝) ※当日のスケジュールは発表されていません。
試験場:経済学部校舎 3号館 ※去年までと会場が異なっているので注意しましょう

2次試験は以下の内容で実施されます。

数 学(記述式) 
60分 60点 「数学Ⅰ・数学Ⅱ・数学Ⅲ・数学A・数学B (確率分布と統計的な推測を除く)」(記述式)
英 語(記述式) 
60分 60点 「コミュニケーション英語Ⅰ・コミュニケーション英語Ⅱ・コミュニケーション英語Ⅲ・英語表現Ⅰ・英語表現Ⅱ」

面 接
約20分 60点

日本大学医学部の小論文について

1次試験・2次試験ともに、小論文の実施はありません。

日本大学医学部の面接について

例年通りであれば個人面接が行われます。

個人面接

受験生:1人 面接官:3人
面接時間:約10~20分程度

出願時に、「『主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度』を持って活動・経験したことを通して自分自身がどのように成長しましたか。」という質問に100~500字で回答しています。その内容について尋ねられてもよいよう、確認しておきましょう。

過去の質問内容

  • 大学生活に不安はあるか
  • 併願校について

→他に併願校がある場合は、正直に「ある」と答えて構いません。

  • 本学を受験するにあたり、どのような対策をしたか

→この手の質問は特定の想定解答を求めているわけではありません。ただし、「英単語を覚えました」「計算力をつけました」のような表面的な事柄を挙げるだけでは物足りません。入試という問題に対する問題解決能力計画性をアピールすることが望ましいです。

  • 医師の労働時間が長いことをどう思うか。
  • 研究医になった場合、どんな研究がしたいか
  • 女性医師としてどう働くか。
  • 病院内には医師以外にどんなスタッフがいるか

→これらは実際に医師になった場合を想定した質問ですね。こうした質問にきちんと答えられないと、「医学への関心が薄い」と取られかねませんから、自分のなりたい医師像をある程度明確にし、医師の働き方の現状についても事前に必ずチェックしておきましょう。
特に「医師の過重労働」は昨年度に引き続いて時事問題として聞かれる可能性があります。

  • 尊厳死について。
  • 臓器提供が日本では少ない理由と改善策

→これらも医療に関するオーソドックスな質問ですね。知識があれば必ず答えられるはずです。

  • SDGsについて

→近年、面接や小論文でよく問われているテーマの一つです。UNICEFのホームページにSDGsの基本理念等が掲載されているので、必ず確認しておきましょう。また余裕があれば、17の目標のうちの一つである「すべての人に健康と福祉を」の項目についても確認しておきましょう。

  • AIを医療に活用することについて

→こちらも近年の頻出テーマの一つです。AIを導入するメリット、デメリットについてしっかりと考えておきましょう。

おわりに

あまり準備ができないまま面接に臨む受験生も少なくありませんが、大学は次のように明言しています。

アドミッション・ポリシーに基づき、面接評価を重視し、調査書等を含めて多元的な尺度から複数の評価者により適格性の評価を判定する。したがって、学力検査の成績に関わらず不合格となることがある。

また、「一般選抜における主体性等の評価について、インターネット出願サイトのマイページに入力した内容を面接時の参考資料として活用します。」との記載もありますから、出願時に入力した主体性に関する事項を、もう一度確認しておきましょう。