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東京女子医科大学医学部 面接と小論文の二次試験対策【2023年】

東京女子医科大学医学部 面接と小論文の二次試験対策【2023年】

医学部専門予備校京都医塾です。

以下では、東京女子医科大学2次試験について、ご紹介したいと思います。

東京女子医科大学の小論文について

 東京女子医科大学では1次試験で小論文試験が実施されます。その内容が2次試験の合否判定に使用され、また面接において自身が書いた小論文の説明を求められることがありますので、内容を忘れないようにまとめておきましょう。

東京女子医科大学の面接について

 面接時間:10分

 形式:個人面接(受験生:1人 面接官:3人)

 当日に併願校とその合否についての事前アンケートが用意されているようです。合否に関わりませんので、基本的に正直に答えて構いません。

内容と過去の質問例

  • 医師志望理由
  • 大学志望理由
  • 自己PR

→出願時に提出した「志望理由書」「自己評価書」に従って質問されます。事前に読み直して齟齬のないようにしましょう。

  • 高校時代の成績について
  • 欠席が多い理由
  • 浪人中に勉強のモチベーションになったこと
  • 「建学の精神」は言えるか。どう解釈しているか。
  • 10年後、20年後の自分は何をしていると思うか

→当然、「医師をしています」「◯◯歳になっています」ではダメなことは分かりますよね。面接の質問はクイズやなぞなぞではなく、受験生の思考・人間性を知るためのものです。「理想の医師像」を念頭に、医師としての自分がどうありたいかを述べましょう。

  • 高校生活について(部活動や出席日数など)
  • 海外との医療格差について
  • 海外で十分な医療が受けられない地域に対して日本の医師にできることは
  • 仕事と家庭の両立をどうするか
  • 男性が女性より体力以外で優れていると思う所は
  • 困ったことが合ったら誰に相談するのか
  • 憧れの女性、尊敬できる女性はだれか
  • 結婚出産後のワークライフバランスについてどう考えるか
  • 絵を見て答える。吹き出しに入るセリフを答える。
  • コンサート会場で前の席の人がかぶっている帽子が邪魔という状況でどうするか
  • 男性が乗った車が、水たまりを走行し、歩道の女性に水を掛けてしまい謝っている絵を見て、水を掛けられた女性のセリフは

→この3つは、MMI的な質問です。MMIは、質問例を見ていても何を答えればよいか分かりにくいものが多いですよね。MMIは状況を整理したうえで、即座に「常識的な判断」を下し、「わかりやすく表現する」ことが求められます。事前に回答を準備することはできませんので、先生や家族、友人を相手に練習し、自分の意見の妥当性を判断してもらうのがよいでしょう。

≪答え方の例≫

Q.タクシー運転手と女性客。上空には飛行機が飛んでいる絵。運転手が「すみません、飛行機に間に合いませんでした。」あなたが女性客なら何と答えるか。

→運転手は空港(付近)まで運んでくれています。まずはお礼の言葉が妥当でしょう。そして間に合わなかった理由を想定します。自分が出るのが遅かったのか、交通事故や渋滞が原因なのか。それによって答え方も変わってきます。当然、運転手を責めるような発言はふさわしくありません。医師の適性を疑われないような発言を心掛けてください。

おわりに

最も重要なテーマは「女性」。なぜ女子大なのか。女性医師としてどのようなキャリアを形成するか。女性医師のつよみなど、しっかり準備しましょう。

京都医塾では90分間の二次試験対策を無償で受けることも可能です。どうぞご活用ください!ご連絡お待ちしております。

投稿者:中畠 俊彦

  • 役職
    国語・社会科統括/国語科講師/システム改善室室長
  • 講師歴・勤務歴
    23年
  • 出身大学
    京都大学大学院人間環境学研究科
  • 特技・資格
    漢字検定準1級/プログラミング(VBA, JavaScript)/中国語
  • 趣味
    オートバイ(車種YAMAHA XJR1300。ツーリング、レース観戦)/読書/寺社めぐり(御朱印集め)/庭園めぐり 
  • 出身地
    京都府
  • お勧めの本
    読書力、読書する人だけがたどり着ける場所 、語彙力こそが教養である

受験生への一言
ヒポクラテスは、紀元前5世紀にエーゲ海のコス島に生まれたギリシャの医師で、「医学の祖」と称されている人物で、「ヒポクラスの誓い」はあまりに有名です。
ヒポクラテスにこんな言葉があります。
「医者には三つの武器がある。第一に言葉、第二に薬草、第三にメスである。」
近代医学の限界も指摘され、全人的医療が求められる現代。
医師を目指す皆さんの「言葉」に磨きをかけられるよう、京都医塾国語科ではお手伝いしていきます。