こんにちは、京都医塾化学科の尾藤です。
3つの約束
受験に失敗して浪人が決まった時に、次の3つの約束事を考え、これだけは合格するまで絶対に守ると決めました。
① テレビや携帯を見ない
② 最初に予備校に行って、最後に帰る
③ 人が勉強をしていないときにやる
まず、①については当然ですが、現役時代にテレビや携帯を見ている時間が多く、本当に無駄な時間を過ごしてしまいました。休憩のときに30分だけとか決めて、メリハリをつけられる人は良いと思いますが、意志の弱い私はダラダラと見続けてしまうので、テレビは絶対に見ないことに決めました。携帯も基本的には電源を切って鞄に入れていました。
次に、②と③についてはやや被っていますが、勉強時間で負けていては逆転できないし、逆転されてしまうと考え、周りの誰よりも長い時間勉強すると決めました。これに関しては、時間よりも質が大事と考える人も多いと思いますが、質の良い勉強というものがわからなかったので、とにかく時間だけは勝とうと思っていました。そのため、予備校が開く前には到着して自習室のお気に入りの席を確保し、最後の一人になって追い出されるまで勉強しました。
また、私は家では勉強に集中できない人間なので、できる限り家にいる時間を短くしようと考えました。そのため、6時には起きて予備校に行く前にマクドナルドで朝マックを食べながら2時間ほど勉強し、予備校が早い時間に閉まるときや休みのときはファミリーレストランに行っていました。さらに、模試の日は終わってから気が緩み、遊びに行ったり帰ってのんびりしたりしてしまう人が多いので、“チャンス”だと思ってすべての誘いを断り、必ず自習室に行って採点とやり直しを終わらせるようにしました。
習慣化できればそれが当たり前となる
もう一度この生活をしろと言われると気は進みませんが、習慣化すれば何も苦痛ではありませんでした。むしろこの約束事を破ることの方が怖く、当たり前になっていました。本来朝が非常に弱く、寝坊することも多かったのですが、浪人時代は一度もありませんでした。これを最後まで貫き通せたことで、入試本番も自信をもって挑むことができました。
浪人生だけでなく現役生も含めた受験生の皆さんも、何か1つ小さなことで良いので、自分がダメな方向に行かないための約束事を決めることをお勧めします。