医学部専門予備校の京都医塾です。
この記事では、獨協医科大学2次試験について、ご紹介したいと思います。
獨協医科大学の小論文について
制限字数:要約200字、 自身の意見400字
制限時間:60分
形式 : 課題文型小論文(要約を含む)
獨協医科大学の小論文は、約3000字の文章を読んでから問1で200字以内に要約したのち、本文の内容について400字以内で意見を述べるという形式のものです。
さて、獨協医科の小論文で要約が大切であることは間違いありません。なにせ問2が「本文の内容について、あなたの考えを書きなさい」なのですから、ここでズレた答案を書いてしまうと、問2もズレた解答を書くことになりかねないので注意が必要です。
獨協医科大学の面接について
時間:15分程度
形式 :個人面接(受験生:1人 面接官:3人)
過去の質問例
大学志望理由や医師志望理由といった典型的な質問ももちろんされますが、本記事では別の視点から、獨協医科大学の面接を見ていきましょう。
- 仮に地元や東京の大学に合格した場合、それでも本校を選ぶか。
⇒大学の魅力・特徴をしっかり調べておかないときちんと答えられません。苦し紛れに「餃子が好きだから、御校にします」なんてのもダメですよ、きっと。
- 教育格差についてどう思うか
- 地域医療とはどういうものか
⇒こういった医療を取り巻く課題や社会問題については一通りの知識を持って臨むべきです。また、受験校がその問題に対してどう取り組んでいるのか、などについても把握しておくと、大学への関心を示すことができるでしょう。
たとえば、「獨協医科 地域医療」などで調べれば、きっと素敵な材料が見つかりますよ。
- 異性にもてるにはどうしたらいいか
⇒こんな面白い質問もあるのですね。しかし、これはネタではなく、おそらくコミュニケーションや人間関係への考えを問うものだと考えられます。
- 医療以外の気になるニュースはなんですか
⇒普段から、新聞に目を通していないといけませんね。受験生にそんな時間はないという反論が聞こえてきそうですが、京都医塾の生徒は皆、毎週発行される『社説集』に目を通し、時事問題に日々触れているから大丈夫ですね。
- 高校では何を頑張ったか。
⇒質問の意図をよく考えましょう。面接官はその質問を通して、何を知りたいのかということをよく考えましょう。
- 大学に入って何をやりたいですか
⇒よく聞かれる質問の1つです。課外活動や、自身の将来像に関することなど、しっかり答えを準備していきましょう。
- SNSの利用についてどう思いますか。
⇒情報社会でどのように振る舞うかということでしょう。ネットで炎上するような学生がいると、大学が悪い意味で有名になってしまいますからね。インターネットリテラシーについて、再確認しておきましょう。
- 本学は国際的に貢献できる医師の養成に取り組んでいるが、あなたが国際性を養うために取り組んでいることはあるか
⇒高校の頃に海外研修等の経験がある受験生は、その旨とそこで得た知見を、そのような経験がない受験生も何か関心が示せる答えを用意しておきましょう。獨協医科大学で提供されている留学プログラムなどについて調べておくとよいでしょう。
このように、典型的な質問だけでなく、いろいろなことが面接では聞かれているようです。これらの質問への解答を事前に全て用意するのは事実上不可能です。したがって、普段から新聞を読むなどして、いろいろな考え方があることを知っておくことが大切です。
※おまけ
人によっては、かなり控室で待つことになるとのこと。勉強道具や本などを持っていくと良いでしょう。
おわりに
出願時に書いた自己申告カードの控えはありますか。自己申告カードは面接で使われます。もし、控えがない人がいれば、早めに思い出しておきましょう。出願前にこのブログを見てくれた方は、自己申告カードの写真を撮っておきましょう。