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福井大学医学部医学科二次試験対策

福井大学医学部医学科二次試験対策

 

医学部専門予備校京都医塾です。
以下では、福井大学医学部医学科2次試験(面接)について、ご紹介したいと思います。

2次試験の日程について

前期:2月26日(土) 面接
後期:3月12日(土) 小論文・面接

2次試験の配点について

前期:共通テスト900点、個別学力テスト600点、面接100点
→共通テストの比率が高いのですが、面接の得点も100点あるので軽視できません。
後期:共通テスト800点、小論文150点、面接100点
→後期は小論文、面接のみです。しっかり対策しましょう。

福井大学の小論文について(後期)

福井大学医学部の入試では後期試験で小論文が課されます。
出題方針:募集要項に以下の記述があります。
「課題(和文,英文の両方又はいずれかで出題されます)の理解力,論理の
構成力,文章表現力等を評価します。」

過去の出題例

2020年度 (90分)
大問1 出典『天才を殺す凡人』(北野唯我)
問1 あなたが「天才」、「秀才」、「凡人」のどれに分類されるか分析して100字以内で述べなさい。
問2 3つのカテゴリーの人たちが集まる環境で、あなたはどうしたら自分の能力を発揮できるのか、500字以内で自分の考えを述べなさい。
大問2 From Simon Baron-Cohen et al “Sex Difference in the Brain: Implications for Explaining Autism”
問1 あなたはTable1のどの“brain type”に属すると考えるのか、理由とともに200字以内で述べなさい。
問2 あなたが属すると考える“brain type”を医学分野でどのように活かせるのか、理由とともに400字以内で述べなさい。
 
→大問1では文章と表から内容を正確に読み取る力と文章をもとに自己分析する力が求められます。大問2は英文の読解とともに医学知識も必要です。かなりの難問といえるでしょう。

福井大学の面接について(前期・後期)

面接時間:10~20分
形式:個人面接(受験生:1人 面接官:3人)

内容と過去の質問例

・医師志望理由
・福井大学志望理由
→募集要項に以下の記述があります。参考にすると良いでしょう。
「医学への学修意欲・医療へのモチベーションを高めるため,初年次から人体解剖学,早期体験実習などを導入しています。また,地域事情を踏まえた地域医療教育,プロ意識涵養のためのメディカルプロフェッショナリズム教育,さらに,本学独自の ICT システムを用いた診療参加型臨床実習を実施しています」
・希望する診療科
→「まだ決まってない」というよりは具体的な診療科を挙げて話した方が、内容は深まります。その診療科における課題や対策にまで言及しましょう。
・理想の医師像
・自分の長所・短所
・高校生活の1番の思い出
・福井県の魅力
・福井県が抱える医療問題について
→福井県は福井・坂井地域とその他の地域で医療格差があります。また県の目標として「病院完結型」の医療から「地域完結型」の医療への転換を目指し、在宅医療に力を入れています。
・卒業後は福井県に残るか
→地域枠でない限り、福井県で働くことを強制されるわけではありませんが、当然「福井県に貢献する」意欲のある学生の方が好まれるでしょう。
・医師の偏在について
→福井県内の医師不足地域も調べておきましょう。
・医療におけるAIの活用について
・地域医療の課題
→医療知識もよく問われています。
・前期はどこを受けたのか/後期はどこを受けるのか
→国公立大学は科目や配点を鑑みて受験校を選択するのが普通ですから、正直に答えて問題ありません。

福井大学2次試験のポイント

・待機室ではスマートフォン等の電子機器は使えません。面接対策のメモは紙で用意しましょう。
・「福井県」についてよく聞かれているようです。福井県の魅力や医療事情等、万全の準備をして臨みましょう。
・小論文が難問です。文章と表の読み取り、英文読解の練習も必要です。小論文は「自己採点」ができない科目です。小論文指導の先生に添削してもらいましょう。
 
福井大学医学部の2次試験において、面接対策がいかに大事かおわかりいただけたでしょうか。
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