こんにちは、京都医塾英語科の佐々木です。
今回は、英語の成績が良かった実際の生徒の学習法を紹介したいと思います。
まずは、英文法の学習法です(次回は英文読解の予定)。
英文法の学習法
数年前に受け持った生徒の中に、教科書に記載されている文法事項を非常に良く記憶している生徒がいました。
私が担当したのは、その生徒が2浪目の年の春でした。つまり、残念ながら一年目は合格を勝ち取ることができなかったわけです。しかしながら、文法知識は一年目で相当しっかりと身に着けていました。ちなみに、その生徒は2年目の終わりには無事に医学部に合格を果たしました。
一年目に合格できなかったこともあり、当初はその生徒の学習が不十分な状態だと思い込んでいました。ところが授業を始めてみると、単に文法知識がしっかりしているというのみならず、教科書に書かれていることを大体そのまま覚えていることがわかりました。意外に思って学習法を尋ねてみると、実は単純で、教科書の記述をそのまま暗記する、というものでした。
少し具体的に説明すると、学習した単元の中で覚えているか不確かだと思う箇所を隠して、その部分を再現するというものです。それを各教科の勉強の合間にコマメに行っていると言っていました。その効果は大きく、試しに適当に単元を選んで答えさせてみると、ほぼ間違いなく精確な答えを返してきました。
確かに自分なりにまとめるのも一つの方法だと思いますが、とにかく丸ごと覚えてしまうのも良い手です。よく文法の学習法を質問されますが、手を動かして体系的に頭に入れていくのが、結局は近道と言えるでしょう。
一度みなさんも試してみてください。