京都医塾化学科の尾藤です。
自分が受験生だったときを思い出しながら、
成績が伸び悩んでいた時期の失敗と大きく伸びたきっかけについて語ろうと思います。
「解く→見る」の順番に勉強法を変えてみた
私は高校1年生の段階でほぼ全科目で躓いてしまい、心が折れてあまり勉強していませんでした。
そのため、高校3年生になった時には、基礎知識すらほとんど定着していない状態でした。もちろん、そこに至るまでに、勉強を頑張ろうという気持ちになった時期は何度もありました。
しかし、そのたびに「今はまだ問題など解けるレベルではないから、まずはノートや参考書を一通り読もう」と考えていました。
ところが、これが大きな失敗でした。結局一通り読み終える前にやる気がどんどんなくなり、すぐに計画は破綻してしまいました。
そこで、「見る→解く」の順番を入れ替えて、とにかく問題を解いてみて、わからなかったらノートや参考書で少し調べ、それでもわからなかったら答えを見るというスタイルにしました。
そして、自力では解けなかった問題に対して「わかった」という状態になれば、次は「できる」という状態に到達しないといけないので、その後何度も繰り返し同じ問題を解きました。その際も、「忘れているからノートを見てから解く」のではなく、「まず解いてみて、忘れていたらその部分だけ見直しをして、再び解く」ということを反復しました。
全ての科目で、何かをダラダラと見たり読んだりする時間を減らし、自分でテストをする時間を増やしました。自分の弱点をノートに書き溜めていき、隙間時間を利用して何度も確認テストをしました。
「解く→見る」に順番を入れ替えただけで、勉強の効率が格段に上がったと感じています。
勉強以外にも言えることだと思いますが、本番までにどれだけミスをしておけるかが大切です。どうせできないから今はまだやらないと失敗を恐れていては何も変わりません。やってみてできなかったら、できるようになるまでトレーニングするのみです。
何ができないかを把握し、できるようになるためには何をすればよいか考えるのです。地道な反復が、大きな力になります。
まとめ
そもそも、勉強法に正解などありません。それぞれ自分に合った勉強法を見つけることが大切です。ちょっとしたことがきっかけで大きく変わることもあります。嫌な勉強が少し楽しいと感じられるようになることもあります。
色々なことを考えて、試行錯誤してみてください。
皆さんが、学習効果の高い、自分に合った勉強法を見つけられることを願っています。
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