私立大学医学部は、学校ごと教科ごとに出題傾向が独特な大学も多く、過去の入試問題の傾向分析は必須です。このページでは「岩手医科大学医学部」についての過去問分析コメントを紹介します。
・“医学部受験に興味がある”という方
・“岩手医科大学医学部”の受験を考えている方
・“岩手医科大学医学部の出題傾向を知りたい”という方
にオススメの記事です。是非ご覧ください。
岩手医科大学医学部 2021年度の過去問分析総評
英語
多様な問題を短い時間で次々に処理していく能力が求められるので、苦手意識を感じる受験生も多いと思われます。基礎的な知識や読解力を培ったうえで、過去問を制限時間の中で解く訓練を積み重ねる必要があるでしょう。
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数学
毎年恒例であった積分法の問題が出題されなかったため、複雑な計算は軽減されましたが、例年通り難易度の差が顕著に見られた問題でした。そのため、問題を見極め、飛ばす問題は飛ばし、正解すべき問題で確実に正解することが重要になります。
毎年、難易度に差がある問題が出題されているため、60分という制限時間の中で合格点をとるためには、素早く問題を見極め、素早く正確に処理する必要があります。このような力を養うためには、過去問による訓練が最も有効です。しかし、それだけでは知識面の強化が不十分ですので、過去問を解いたことで明らかになった弱点を、使い慣れた問題集を用いて何度も練習しましょう。図形と計量や積分法の求積問題は頻出単元であるため、是非練習しておきましょう。
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化学
理論化学・無機化学・有機化学が1題ずつ出題され、分野の幅も多岐に渡ります。この出題範囲の幅に加え、計算問題の煩雑さが試験時間を圧迫してきます。さらに、岩手医科大学の化学で最も特徴的なのは、正誤問題の多さとその難易度です。正誤問題は小問ごとに一つ一つの文章全てについて正誤の判断を求められ、その全てが合って初めて正解となります。そのため、知識が曖昧な部分があると正答率がかなり低くなることが予想されます。
上記の通り、高得点が出辛い問題構成となっているので、正誤問題の対策を十分に行ったうえで、解ける問題を確実に正答する姿勢が、合格へと近づく方法となります。
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生物
素早く正確な解答の為には、「遺伝情報の発現」、「生殖・発生・遺伝」、「生物の生
活と環境」の重要3分野を中心に知識を整理・暗記し、問題演習を繰り返して解答を出す
速度を上げる演習が有効です。
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物理
難易度は概ね基本~標準で構成されており、私立医大全体の中では最も与しやすい大学の1つである。
合格のためには、8割程度の得点を目指したい。ただし、全大問中1題程度は、他に比べると高度な考察力を試すものが出題される。
また、「原子・交流」などの受験生が手薄になりやすい分野の出題頻度が高いため、しっかりと事前準備をしておきたい(2021年度もボーアモデルが出題。内容は平易なため、知識さえあれば完答できる)。
京都医塾の入試問題分析と相性評価
京都医塾では、毎年すべての入試問題を全教科の講師陣が実際に解いて、その大学の問題傾向を分析し、年ごとの傾向変化もしっかり把握しています。
その上で、入試直前期、受験校を決定する一助とすべく、すべての生徒に対して、『生徒ひとりひとりの学力分析(学習の習熟度やクセ、分野ごとの得意不得意など)』と『各大学の入試問題傾向分析』とを照らし合わせて、相性評価を作成いたします。
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