私立大学医学部は、学校ごと教科ごとに出題傾向が独特な大学も多く、過去の入試問題の傾向分析は必須です。このページでは「獨協医科大学医学部」についての過去問分析コメントを紹介します。
・“医学部受験に興味がある”という方
・“獨協医科大学医学部”の受験を考えている方
・“獨協医科大学医学部の出題傾向を知りたい”という方
にオススメの記事です。是非ご覧ください。
獨協医科大学医学部 2021年度の過去問分析総評
英語
全体としてそこまで難問奇問が出題されているわけではありませんが、とにかく分量が多いので、そこにどのように対応するかが最大のポイントです。第2問、第3問をできるだけ素早く終わらせ、第1問A・Bに時間をかけるのがセオリーかと思いますが、第2問B・Cは苦手意識の強い人もいるかもしれませんので、そこを後回しにするやり方も考えられます。「自分が一番点を稼げる(はずの)問題」に時間をかけることを意識してみて下さい。
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数学
制限時間が変わりましたが、大問数も調整されたので、例年通りのセットと言えるでしょう。とにかく時間との勝負になるので、難しく感じる問題や時間が掛かると判断した問題は、どんどん飛ばしていきましょう。ただし、途中で詰まったときに、その後ろを全て諦めるのは危険です。1つ飛ばしても、その後が埋まる可能性は十分ありますので、1点でも多く稼ごうとする気持ちを忘れないようにしましょう。
2021年度に制限時間が変わったものの、はっきりとした特徴は引き継ぎました。対策のしやすい大学と言えるでしょう。特に、対策をしていない受験生は、問題量に圧倒されて、本来の力を出し切れない場合が多いはずです。過去問対策をすることで、有利になれる大学の一つと言えるでしょう。
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化学
獨協医科大学の化学については、難易度は標準だが、時間的な余裕があまりない、という構成になっています。各分野の知識をきちんと身に付けるとともに、計算問題の解答速度を上げる訓練を、日々の学習の中でやっていくことが必要となります。また、直前期には過去問を使って制限時間内に手早く問題を解いていく訓練も必要になってきます。多くの私立医学部受験でも言えることですが、速く・正確に問題に解答できるように日々の学習から意識していきましょう。
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生物
要求される知識は教科書レベルのものが多く、選択肢が複雑ではないので選びやすい。また、計算問題が複数出題で、問題数は多い。スピードを大事にしながら、問題を解かないと間に合わない大学である。
物理
難易度は標準程度で統一されている。また、難問・奇問の類いはなく、それほど煩雑な数値計算もない。しかし、「旧帝大レベルの受験生」にとっての典型題について、そのエッセンスを抽出したような問題を並べているため、ただ公式に当てはめるだけというレベルとは次元が異なる。そのため、物理としての本質的な理解に直結する問題が数多く、実力が素直に反映されやすい。また、2021年度から、1科目あたりの解答時間が50→60分と伸びたので、より妥当な時間制限となった(適切なシンキングタイムが取れるようになった)。典型題の構造理解と反復演習を往復するという王道の勉強を積み重ねることによって、点数を大きく上げやすい大学の一つである。
京都医塾の入試問題分析と相性評価
京都医塾では、毎年すべての入試問題を全教科の講師陣が実際に解いて、その大学の問題傾向を分析し、年ごとの傾向変化もしっかり把握しています。
その上で、入試直前期、受験校を決定する一助とすべく、すべての生徒に対して、『生徒ひとりひとりの学力分析(学習の習熟度やクセ、分野ごとの得意不得意など)』と『各大学の入試問題傾向分析』とを照らし合わせて、相性評価を作成いたします。
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