私立大学医学部は、学校ごと教科ごとに出題傾向が独特な大学も多く、過去の入試問題の傾向分析は必須です。特に最新年度は重要。
各大学の教科ごとの問題分析のフルバージョンはかなりのボリュームになるため、このブログではハイライトとして、各教科の最新年度の出題形式/内容/適性を抜粋してお伝えいたします。
今回は2021年度 自治医科大学 医学部 過去問分析をご紹介いたします。
英語の出題形式/内容と適性
制限時間60分 マーク形式のみ ①②③すべて長文問題(450~550語程度)
設問の中に、語彙問題から内容理解、並び替えなどバランス良く出題される。難易度は標準。幅広い興味関心と背景知識を持っている人向け。
数学の出題形式/内容と適性
制限時間 80分。 マーク形式のみ。 各問の難易度はそれほど高くなく、計算も一問一問は多くないが、問題量が多いので処理能力が問われる。
化学の出題形式/内容と適性
理科2科目で80分。マーク式(択一式)。1問1答形式で全25問。
理論範囲からの出題割合が多く、1科目あたり40分という短い時間のため、計算問題に対する解答スピードがかなり要求される。問題レベルは標準レベルの問題が多い。
生物の出題形式/内容と適性
理科2科目で80分。マーク式(択一式)。1問1答形式で全25問。
出題分野が多岐にわたり、問題数も多い。問題はほぼ教科書レベルだが、時間的余裕が無く、瞬時に正答を判断し、こなしていくことが望まれる。時間との戦い。
物理の出題形式/内容と適性
理科2科目で80分。マーク式(択一式)。1問1答形式で全25問。
難易度としては基本レベルの問題が多いが、合格者はその都道府県で2~3名と限られているため、高い正答率が必要となる。また、25題を1科目あたり40分で解答しなければならないので、1問にかけられる時間が非常に少ない。そのため、素早く読み取って計算する処理能力の高さが求められる。
京都医塾の入試問題分析と相性評価
京都医塾では、毎年すべての入試問題を全教科の講師陣が実際に解いて、その大学の問題傾向を分析し、年ごとの傾向変化もしっかり把握しています。
その上で、入試直前期、受験校を決定する一助とすべく、すべての生徒に対して、『生徒ひとりひとりの学力分析(学習の習熟度やクセ、分野ごとの得意不得意など)』と『各大学の入試問題傾向分析』とを照らし合わせて、相性評価を作成いたします。
京都医塾ではご相談・体験授業を随時募集しています。下記リンクからお気軽にお問い合わせください。