こんにちは、京都医塾英語科の武田迪信です。今日は「目指す大学に合格したい!成績上げたい!でも、なんだかうまくいかないし・・・どうしたらいいんだろう・・・自分は結局勉強に向いていないのかな・・・」と悩む生徒さんのために「SMARTの法則」について書きたいと思います。
SMARTの法則とは
「SMARTの法則」と聞くと、「なるほどSMART! SMARTってことは”賢い、利口な”法則ってことですね?そんなの頭がいい人になるための法則ってことで、自分には無理な話なんでしょ?」と考えてしまう人もいるかもしれません。
この法則、実は今から40年も前、1981年にジョージ・T・ドラン氏によって提唱されました。もちろん、ドラン氏は、この法則からみんなに“賢く、利口に”なってもらいたいという思いを込めて、名づけたかもしれません。
SMARTの法則とは、5つの基準に基づいた目標の立て方です。勘のいい生徒さんは気づきましたか?SMARTの5文字は、その5つの基準の頭文字をとったものなのです。この5つの基準にあてはめて目標を考えることにより、明確な目標を立てることができるのです。
5つの基準
では、その5つの基準とは?
①Specific(具体的かどうか?)
誰が読んでもわかるものか? 明確で具体的な表現や言葉で書き表せるか?
②Measurable(測定可能か?)
目標の達成度合いが自分にも他の人にも判断できるよう、その内容を定量化して表せるか?
③Agreed upon(同意しているか?)
本当にそれは自分のやりたいことなのか? 本当に自分が欲しいと思っているものか?
④Realistic (現実的か?)
設定した目標が自分にとって到達できるレベルかどうか?
⑤Time-bound(時間制限があるか?)
いつまでに目標を達成するか?
順を追って説明していきましょう。
‘S’pecific
①Specific(具体的かどうか?)
たとえば「幸せな人生を送りたい!」という目標。
これは目標の設定の仕方として、すぐに行動に移せるものだと言えるでしょうか?
おそらく皆さん、そうではない、という答えをしてもらえると思います。
これでは、自分が今からどうすべきか悩み、動きが取れなくなりますよね。
それをクリアするためにも、まず目標設定には、「固有名詞」を入れるべきです。
例えば、「温暖な気候と海が好きだから、沖縄に移住する!」だとか、「フェラーリ大好き!フェラーリを買う!」というような具合です。
‘M’easurable
②Measurable(測定可能か?)
目標の達成度合いが自分にも他の人にも判断できるよう、その内容を定量化して表せるか?
これも①と似たようなものです。
これに対しては、「数字」を用いましょう。
例えば、「幸せな人生を送りたい!」という目標に対しては、
「一人あたり3万円の焼肉を毎週食べに行く!」だとか「家賃50万円する高級タワーマンションで生活する!」といった具合です。
いずれにせよ、具体的な「固有名詞」「数字」を伴うことで、ゴールが”明確化”されます。
おっと、文章が長くなってしまっていますね。続きは次回のブログにて書かせていただきます。