医学部の生物の特徴
特に私立大学医学部の生物は、将来学ぶことになるヒトの身体や医学に関連する分野からの出題が多い傾向にあります。
特に生殖と発生や体内環境の維持、反応と行動などの分野では、見慣れない実験から起きている現象の原因を考察したり、高校履修範囲では触れることがないような深い知識を問われたり、最先端の技術や話題が題材にされたり、といった取り組み辛い問題が出題されることも珍しくありません。
また、選択式の問題だけではなく、描図や論述など解答の形式も様々です。
この多様な問題に対応できるようにするためには、まずは高校生物の全分野にわたって、知識を正確に理解して身につけ、現象の原因まで考えて他人に説明ができる状態にすることが大切です。
発展的な事象を理解するためには、その基盤となる基本事項を理解していなくてはいけないのです。
その上で、医学や生物学の分野で話題になっているニュースなどにも興味を持って触れておくとよいでしょう。
京都医塾の生物
京都医塾の生物では高校生物の全範囲の基本事項について、現象を理解することを意識して丁寧に講義をしていきます。
知識の定着
授業ごとに前回の内容が理解できているかを確認する小テストを行うほか、週末や学期の切り替わり時期を利用して復習テストを再度実施することで、何度も同じ分野に触れ、知識の定着を図っています。
用語を覚えて書くというだけではなく、連続する化学反応を図示したり、短文での論述で現象の流れを説明するようにしたり、と覚える過程で理解を深められるような工夫をしています。
基礎知識を踏まえた演習の取り組み
知識の確認を一通り終えると問題演習に入りますが、この際も基礎知識を問う形式の問題から始め、順に実験考察問題の読解や考え方を学んでいきます。
基本的な問題を安定して確実に得点できるように地盤を整えた上で、発展的な知識を上積みして入試問題に取り組むことができる力を養います。