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海外で医者になるにはどうしたらよいのか?2種類の方法をケースごとにわけて詳細に解説

海外で医者になるにはどうしたらよいのか?2種類の方法をケースごとにわけて詳細に解説

 

グローバル化が加速する現代社会では、海外で医者になる夢を持つ方々が、年々増えています。

したがって、これからの医師の活動領域はますます拡大し、世界レベルの活躍をする人がたくさん現れるだろうと予測されています。

そんな希望に満ちた時代ですから、受験生の方々にあっても、将来は海外勤務を志望する人も多いのでははいでしょうか。

そこで今回の記事では、海外で医者になるにはどうしたらよいのかという情報について、ケースごとにわけてまとめました。

海外で医者になるには2種類の方法がある


最初に、海外で医師になるための方法について大まかな解説をしていきましょう。

概要をあらかじめ頭に入れておくことで、後述する詳細な説明についても、より理解しやすくなるはずです。

さて、本題に入りますが、海外で医者になるには大別して2種類の方法があげられます。

一つ目は、日本の医師免許を利用して海外で勤務をする方法です。

そして、二つ目は現地の医師免許を取得して、そのまま勤務する方法です。

まずは、一つ目の日本の医師免許を利用する場合の方法について、概要の説明をしていきましょう。

こちらの方法を利用して海外で医者になるには、二国間協定を利用したり、海外とのつながりのある組織に所属して活動することになります。

そのほかにも、ボランティア活動への参加を経ることで、海外勤務を実現することができます。

また、二つ目の方法ですが、この方法で海外勤務をする場合には、研究留学や臨床研修を通じて医師免許の取得や、医師としての認定を受けて活動することになります。

以上のように、私たち日本人が海外で医者になるには、大きくわけて上記のような2種類のような方法を経て、医師活動をすることになります。

次項からは、これらの方法について深掘りして解説していきましょう。

日本の医師免許で海外で医者になるにはどんな方法がある?

最初に、日本の医師免許を用いて、海外で医師活動をするための方法について見ていきます。

ここでは、日本の医師免許で海外勤務をするための方法の中でも、主だったものを3点ピックアップして詳細にまとめました。

二国間協定で定められた国で勤務する

まずは、二国間協定で定められた国で勤務する方法について解説していきましょう。

日本には、二国間協定で定められた医師免許の互換制度というものが存在します。

この協定の対象となっている国は、イギリス、フランス、シンガポール、アメリカの計4か国です。

この4つの国のうち、イギリスで医者になるには、現地日本人団体からの要請を受け、かつ外務省の審査を通過する必要があるため、ハードルは非常に高いものとなっています。

反面、フランスとシンガポールの場合は比較的、基準が緩やかで、とくにシンガポールにいたっては日本の医師免許があれば無条件で医療行為の申請が可能です。

また、医師として活動するための許可が下りれば、開業医としての道もひらけます。

そして、アメリカに関してですが、同国に限っては残念ながら、これまでに一度も二国間協定が実行に移された実績がありません

昭和46年に厚生労働省が取り決めた歴史ある協定なのですが、現在のところ事実上、日本の医師免許での活動は不可能と考えてもよいでしょう。

JICAに所属し海外で支援活動をする

日本の医師免許を利用して海外で医者になるには、JICA(ジャイカ)へ所属して支援活動に従事するといった方法もあります。

JICAとは、政府開発援助(ODA)を実行する機関として設置された日本の組織です。

主な活動内容は、発展途上国への国際協力で、すでに150か国以上の国や地域に対する援助を行ってきました。

同組織に所属すれば、公衆衛生の改善や感染症の拡大予防、被災地における診療活動など様々な取り組みを通じながら、医師として世界に貢献することができます。

そんなJICAでの医者になるには、5年以上の実務経験が必要であったり、一定程度の語学力を有するといった、厳しい選考基準を乗り越える必要があります。

ただし、上述のとおり、世界を股にかけて病める人々を救える医師になれるとあって、応募者が絶えることはありません。

ちなみに、JICAでの職員の取り扱いはボランティアスタッフではありませんので、きちんと給与も支払われます。

額面は役職により細かくわかれていますので、詳細について知りたい方は直接窓口まで問い合わせてみてください。

民間ボランティアの医者として海外で勤務する

海外で医師として活動するにあたっては、民間ボランティアのスタッフとして勤務するという方法もあります。

たとえば、「国境なき医師団」に所属することで、世界約90か国を舞台に医療活動を行うことが可能です。

主な活動内容は、上記JICAと類似しており、自然災害への対処や疾病の蔓延防止ですが、紛争地域に赴いて活動することもあります。

そんな国境なき医師団は、「独立・中立・公平」を旨とする国際貢献の功績が称えられ、1999年にはノーベル平和賞も受賞しています。

海外で医者になるにはどうしたらよいか調査中の方は、この栄誉ある組織、国境なき医師団も視野に入れて検討してみてはいかがでしょうか。

海外で勤務する医者になるにはどんな方法がある?


続いて、海外で医者になるにはどういった方法があるのかという点について、上述した方法とは別の観点からも解説していきましょう。

研究留学を利用して医師免許を取得する

海外で医師として活動するためのステップとしては、研究留学を足がかりにするといった手段があります。

研究留学とは、留学先の大学病院などで研究生として学びつつ、現地の医師免許を取得して、医師としての登録を目指す方法です。

主な留学先としては、オーストラリアやニュージーランド、アメリカ、カナダ、イギリス、ドイツ、フランス、アイスランドなど、北米とヨーロッパを中心に数多くの国々があげられます。

ただ、忘れてはいけないのが、こちらの方法で海外へ赴く際の身分は、あくまで「研究生」であるということです。

そのため、基本的に給与が支払われることがありません。

十分な蓄えがない場合、生活に困ることも想定されますので、研究留学を通じて海外での医者になるにはどうしたらよいか調べている人は、金銭面の方にも目を向けて備えを万全にしてください。

各国の制度に合わせて医師活動の許可を得る

海外で医者になるには、各国の制度に合わせて医師活動の許可を得るといった方法もあります。

ここでは、その手法についてアメリカとイギリス、加えてオーストラリアをひき合いに出して解説していきましょう。

アメリカ

アメリカにおいて医師として勤務するためには、州ごとに発行される医師免許が必要となります。

この医師免許の取得のためには、「USMLE」と言いう資格試験、及び審査を通過しなければなりません。

難解な試験で有名ですが、このUSMLEを無事に通過すると、晴れて医師免許の発行となります。

ただし、日本と違い、アメリカでの医師免許は更新制度をとっています。

2年から3年ごとに講習を受ける義務が発生することから、忘れずに受講するよう注意が必要です。

このように、なにかとハードルの多いアメリカでの医師活動ですが、それだけに大きな充実感や達成感が味わえるはずです。

あなたの夢の実現のために、ぜひチャレンジしてみてください。

イギリス

イギリスで医師としての活動を行うためには、現地の医学校を卒業して医師登録をするか、外国人医師としてPLABという試験に合格して医師登録する方法があります。

このPLABは、2段階式の試験になっており、第1段階の試験では、記述式の学力検査が行われます。

この学力検査では基本的な知識が問われますが、わざわざイギリスまで出向く必要はありません。

アジア圏の国々でも受けられるため、任意の国を選んで受験することが可能です。

一方、第2段階の試験では、ロンドンにおいて実技試験を受けることになります。

この実技試験では、診察や手技、緩和ケアの状況や救急蘇生など数多くのスキルが見られるため、高度な技術力がともなっていないと、とても太刀打ちできません。

同試験を受ける方は日ごろから自己研鑽に努め、総合的な力の磨き上げに徹しておきましょう。

そして、これらの試験を無事に通過した人はイギリスでの医師登録が可能となり、現地での医師活動ができるようになります。

オーストラリア

オーストラリアにおいて医者になるには、各州の法律の手続きにのっとったうえでの医師登録が必要です。

この医師登録を行うためには、AMCと呼ばれる現地の医療組織が行う審査に合格しなければなりません。

その後、「Medical Boards」から認定を受けることで、晴れて医師としての登録をすることができます。

登録後は、現地での医師活動が可能となるとともに、政府機関からの永住権の支援措置や求職支援措置など様々なサポートが受けられます。

本気で医学部合格を目指すなら京都医塾

ここまで見てきたとおり、海外で医者になるには様々な方法がありました。

一筋縄ではいかない方法も数多くありましたが、日本を離れての医師活動には、大きなやりがい、生きがいが得られるという多大なメリットがあります。

しかし、そういった恩恵を受けるためには、まずは医学部に合格することが先決です。

医学部に合格しないことには、医師としてのスタートラインに立つことすらできません。

しかし、難関たる医学部の受験で勝利を勝ち取るためには、人並外れた学力が必要です。

国公立大学医学部しかり、私立大学医学部しかり高い偏差値を有していなければ、試験に受かることはありません。

このことから、海外での医師活動を希望する受験生の方の中には、優秀な予備校に通い、合格をより確実なものにしたいと感じている方も多いのではないでしょうか。

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ここから先は、そんな京都医塾の学習内容などについて紹介していきましょう。

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そのため、必要性が認められると講師が判断すれば、中学レベルの授業にまでさかのぼって学習を開始して、基礎力の徹底的な磨き上げから入ります。

また、応用問題についてもプロ講師が懇切丁寧に指導しますから、授業のたびに理解が追いつかないなどといったことは起こり得ません。

さらに、授業の最後には学習のまとめとしてレジュメを配布し、復習に生かしていただいています。

授業で習ったことが凝縮されたレジュメを用いた復習となりますから、個人授業の効果と相まって相乗的な学習効率が期待できます。

いつでも質問ができる学習サポート

一般的な予備校では、授業を終えた講師はすぐに退室し、帰宅の途についてしまうケースは珍しくありません。

また、チューターの方についてもアルバイトの身ですから、時間が来てしまえば家路についてしまいます。

このような環境で学習を重ねるうえで問題となるのが、不明点を即座に講師やチューターに尋ねに行けないということです。

受験勉強を進めていく中では、誰しも必ず疑問点にぶつかるはずですが、その疑問に答えてくれる人がいなければ、必然的に放置せざるを得ません。

そうなった場合、翌日からの授業に悪い影響が出てしまうことは、火を見るよりも明らかです。

このような事態を回避するために、当塾では常に講師を施設内に配置し、どんな質問でも受付けられるよう配慮しています。

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まとめ


グローバル化が加速する世界的な潮流の中では、海外で医療活動をしたいと願う医師の数も、年々増加しています。

そういった方々が、海外で医者になるには、日本の医師免許を利用することや、現地の制度に合わせたりすることなど、様々な方法があげられます。

しかし、いずれの方法を用いて海外で医師活動を行うにしても、まずは医学部へ合格することが先決であることは、言うまでもありません。

しかし、医学部は誰もが知るとおり、国内でも有数の難関学部です。

難解な問題を次々と正答し、高い得点率を叩き出さなければ合格は叶いません。

そのため、受験生の方の中には将来の夢の実現のために、予備校の利用を検討中の方も多いのではないでしょうか。

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