医学部を目指す受験生と言っても、彼・彼女らの希望する進路は様々です。
そして、そんな進路の中には地域医療を充実させることに、尽力するといったものもあります。
このような大志を抱く受験生の方々は、どこが地域医療に力入れている大学なのかについて大きな関心を寄せている方も多いはずです。
そこで今回の記事では、地域医療に力を入れている大学にフォーカスして、取り組みなどを紹介していきます。
目次
地域医療に力を入れている大学8選!
さて、早速ですが本題へと入っていきましょう。
こちらの項では、とりわけ地域医療に力を入れている大学を8校取り上げてまとめました。
自治医科大学
最初に紹介する地域医療に力を入れている大学は、自治医科大学です。
自治医科大学は地域医療に力を入れている大学として非常に高い評価を得ていますが、同大学の地域医療教育の特徴には下記のようなものがあります。
✓へき地などの地域医療を担う医師の養成
✓卒業後の地域医療への従事
✓修学資金の貸与
✓全寮制
上記の特徴から言えることは、自治医科大学では地域医療に力を入れている大学としての役目を果たすために、学生に修学資金の貸与や全寮制を敷いて支援しているということになります。
地域医療に力を入れている大学を選ぶのであれば、まさに、この上ない環境を持つ医学部と言えるでしょう。
東邦大学
二番目に紹介する地域医療に力を入れている大学は、東邦大学です。
東邦大学が地域医療に力を入れている大学として、その名を轟かせている理由の一つが、6年一貫で実施される地域医療学修にあります。
この地域医療学修のもとでは、早期地域体験といった基本的な事柄はもちろんのこと、総合診療や救急・災害医療なども学び、最終的には「地域志向型リーダー」の養成を目指します。
また、実習では指導医からのフィードバックを積極的に行い、医学生のさらなる育成を目指すとともに、メンタル面のケアなども実践している点についても同大学医学部の特色の一つです。
鳥取大学
三番目に紹介する地域医療に力を入れている大学は、鳥取大学です。
鳥取大学は、西日本でも有数の地域医療に力を入れている大学として数えられていますが、その真髄としてあげられるのが、2018年4月以降の入学者を対象とした新カリキュラムです。
このカリキュラムは、構成がとてもよく練られていることが特徴で、低学年時には「基礎地域医療学」を深く学び、患者や家族と地域医療のつながりを学習していきます。
また、3年次から本格的に始まる地域医療学習では、地域住民とのコミュニケーションや情報収集などを通じて、調査研究を実施。
最終的には、その成果発表を行い、各学生の意見を全員で検討します。
さらに、高学年に入ると実習期間が待っていますが、この期間には県内にある50以上もの医療機関にて高度な地域医療教育を受けることが可能です。
徳島大学
四番目に紹介する地域医療に力を入れている大学は、徳島大学です。
徳島大学は2023年、「THE日本大学ランキング」の「【未来を創る大学】地域医療に関する取り組みを行う大学3選」に選ばれた、地域医療に力を入れている大学です。
そんな徳島大学の、地域医療に力を入れている大学としての取り組みで有名なのが、県内23ヶ所もの地域医療施設で医療を学ぶことができるカリキュラムです。
このカリキュラムを希望する医学生は、最大で12週間という長期にわたって地域医療に触れられるため、深い学びを得るためにはもってこいのカリキュラムと言えます。
また、同大学医学部では、診療データの解析や医療情報の解析を通じて、「地域医療連携システム」を構築するなど、地域医療に力を入れている大学として様々な視点から住民へのサービス向上のために努めています。
岡山大学
五番目に紹介する地域医療に力を入れている大学は、岡山大学です。
同大学医学部では、地域医療に力を入れている大学としての志を達成するために、
✓「地域で学ぶ、地域で育つ」
✓「患者さんをトータルで診る」
の二つのキーワードを下地にして医学生に教育を施しています。
その象徴とも言えるのが、一年時から始まる地域医療教育です。
この地域医療教育のもとでは、医学生は一年時の早い時期から、地域医療体験実習を学びます。
また、二年時からは、より本格的な地域医療実習として離島実習も行われますが、地域における医学学習ができるとあって医学生の間でも大変人気です。
さらに、5年次や6年次に入ると「クリニカルクラークシップ」を実施。
これまで積み上げてきたことの総まとめを行い、医師国家試験と向き合います。
琉球大学
六番目に紹介する地域医療に力を入れている大学は、琉球大学です。
琉球大学も地域医療に力を入れている大学として全国的に有名ですが、同大学医学部の特徴は、なんと言っても学生自身が主体的になって学習を行う「プライマリケア演習」です。
このプライマリケア演習は上記のとおり、学生自身が主体となる、いわゆるアクティブラーニングの方式をとっていますが、この授業方式をとることにより、より一層充実した体験学習を可能としています。
また、そのほかにも、沖縄ならではのカリキュラムとして離島やへき地における実習もあります。
リソースの少ない地域で、いかにして住民たちの健康を守っていくかという課題と徹底的に向き合って、医療人としての成長を促すのが目的です。
筑波大学
七番目に紹介する地域医療に力を入れている大学は、筑波大学です。
地域医療に力を入れている大学を選出するうえで、筑波大学は欠かせない存在と言っても過言ではありません。
同大学医学部では、医学生たちによりよい地域医療教育を施すために、体験実習を実施していますが、盛りだくさんのプログラムが組まれています。
下記に、その一例をあげてみましょう。
✓オリエンテーション
✓総合診療初診
✓選択科外来
✓地域リハビリ教室「クルミの会」
✓フィールドワーク
これら以外にも、リハビリテーションや訪問看護、報告会など、例を挙げだしたら枚挙にいとまがありません。
「全国的に見ても、地域医療に力を入れている大学に入りたい」
そんな受験生の方は、筑波大学医学部を検討してみてはいかがでしょうか。
鹿児島大学
最後に紹介する地域医療に力を入れている大学は、鹿児島大学です。
鹿児島大学もほかの大学と同様、地域医療に力を入れている大学に数えられるわけですが、その理由の一つが3年次と4年次に行われる「シャドウウィング」です。
このシャドウウィングは、5年次から開始される診療参加型実習の準備のために行われるカリキュラムですが、地域医療の現場に赴き、診療の進め方や「医師」としての心構えを学習します。
実習施設も豊富で大学病院はもちろんのこと、地域の医療機関や福祉施設、産業保健関連施設など様々なところでの実習が可能です。
地域医療に力を入れている大学を選ぶ時の注意点
ここまでは、地域医療に力を入れている大学についての情報を紹介してきました。
どの大学も素晴らしい取り組みをしていることから、受験生の方々としては、さぞ胸を躍らせたはずです。
しかし、地域医療に携わるうえでは注意すべき点があることも事実です。
たとえば、「義務年限」がその代表例です。
義務年限とは医師となってから一定の期間中、地域の病院に勤める必要があるというもので、6年から11年の間、指定の病院で働く必要があります。
6年から11年というとご自身のキャリア形成に影響を与えかねない年数ですので、地域医療の拡充のための進路を選ぶ際には、この義務年限についてもよく調べてから今後の方針を決めるとよいでしょう。
本気で医学部合格を目指すなら京都医塾
「地域医療に携わって、大勢の住民を助けたい」
こういった志を持つ受験生の方々は、本当に崇高で尊いものです。
なにしろ日本では地方における医師不足が深刻化しているわけですから、このような受験生は、きっと将来の我が国の宝となるでしょう。
そういった事情もあり、地域医療に力を入れている大学も現在増えてきています。
しかし、ここで一旦立ち止まって考えて見ると、いくら地域医療に貢献したいという思いが強くとも、そもそも医学部に入れなければ次なるステップに進むことはできません。
したがって受験生の方々の中には、ご自身の夢の実現のために、予備校の利用を検討している方もいるのではないでしょうか。
そういった方々におすすめなのが、医学部専門予備校の「京都医塾」です。
京都医塾は優れた学習体制や様々なバックアップを駆使して、これまでにも数多くの受験生を医学部へと羽ばたかせてきた予備校です。
ここから先は、そんな京都医塾の教育内容などについて紹介していきましょう。
10,000通り以上ものレベル別カリキュラム
一般的な予備校や塾では、レベル別のカリキュラムを作成するといっても、模試などで採用される科目しか基準としないところも多く見られます。
しかし、難攻不落の医学部受験の合格を勝ち取るためには、そのような大まかなカリキュラムでは不十分であると、京都医塾では考えています。
当塾では集団授業を採用していますが、そこで行われる英語のクラス分けは11クラス、化学は12クラスなどに微細に分けて、各受験生のレベル別でカリキュラムを作成しているのが特徴であり、大きな強みです。
そして、そのレベル別の組み合わせは英語と数学、理科2科目を合わせただけでも10,000通り以上にも渡ります。
このように細かくレベルごとにカリキュラムを編成することによって、受験生の実力にマッチした教育を行い、引いては能力を極限まで開花させることができます。
一人の受験生に複数の担任がサポート
京都医塾では、受験生一人につき三名の社員講師と教務スタッフが担任となりサポートを実施しています。
主なサポート内容は、週に一度のカウンセリングを通じたコミュニケーションですが、この触れ合いを綿密に行うことにより、受験生の方々の細かな変化も見逃すことなく適切なケアへとつなげることができます。
授業面だけでなく、生活面や精神的な悩みなどをすぐに察知して対応いたしますので、ぜひ安心して当塾へお越しください。
食事は専属の管理栄養士が監修
正しい食事は、人間のコンディションを良好に保つためには欠かせない行為の一つです。
そこで京都医塾では、専属の管理栄養士を雇い入れて、受験生の方々の日々のメニューを考案しています。
主食や主菜、副菜の美味しさはもちろんのこと、栄養バランスにもこだわり抜いて献立を作成していますので、健康的な毎日を送ることができ、結果としてパフォーマンスの高い学習へと結びつけることができます。
まとめ
地方における医療の充実が叫ばれている現代の日本。
この大きな課題を解決しようとする、高い志を持つ受験生の方々は大勢います。
そういった受験生の方々の声に応えるべく、地域医療に力を入れている大学もどんどんあらわれてきています。
しかし、どんなに高い志を持っていたとしても、そもそも医学部に入ることが出来なければ、次なるステップへと進むことはできません。
まずは、医学部合格のための実力を養い、試験という名のハードルを飛び越える必要があるのです。
そのため受験生の方々の中には、優秀な予備校に通い夢を叶えられるだけの能力を身につけたいと考えている方もいるのではないでしょうか。
そういった方々におすすめなのが、医学部専門予備校の京都医塾です。
京都医塾は独自の学習体制とそのほかの数々のバックアップを駆使して、これまでにも数多くの受験生を医学部へと羽ばたかせてきた予備校です。
当塾においでいただければ全力であなたの支援を行い、夢を叶えるためのお手伝いを誠心誠意させていただきます。
本気で医学部合格を目指す方には、京都医塾こそがうってつけです。
アチーブメントテストや体験授業が受けられる「一泊二日医学部合格診断ツアー」は、随時承っております。
宿泊費・交通費ともに当塾がすべて負担いたしておりますので、この機会にお気軽にお問い合わせください。