産業医科大学は、労働者の職業病の予防や健康増進を専門とする産業医学に特化した珍しい特色のある大学です。
産業医科大学に興味があり、「どのような高校から合格しているのか」「自分の高校のレベルから合格できそうか」と気になっている受験生もいるのではないでしょうか。
そこで今回の記事では、産業医科大学の合格者の上位出身高校と特徴、産業医科大学合格を目指すために知っておきたい基本的な入試情報についても解説します。
産業医科大学の出身高校ランキング

まずは、産業医科大学合格者の出身高校の上位20校と上位校の特徴について見てみましょう。
産業医科大学の出身高校上位20校【偏差値付き】
順位 | 公立/私立 | 高校名 | 偏差値 | 都道府県 | 2024年度 合格者数 (人) |
1 | 公立 | 東筑高等学校 | 70 | 福岡県 | 11 |
2 | 公立 | 京都高等学校 | 63 | 福岡県 | 9 |
2 | 公立 | 小倉高等学校 | 68 | 福岡県 | 9 |
2 | 公立 | 戸畑高等学校 | 63 | 福岡県 | 9 |
5 | 公立 | 八幡高等学校 | 65 | 福岡県 | 6 |
5 | 私立 | 九州国際大学付属高等学校 | 71 | 福岡県 | 6 |
5 | 私立 | 福岡大学附属大濠高等学校 | 70 | 福岡県 | 6 |
5 | 私立 | 福岡工業大学附属城東高等学校 | 63 | 福岡県 | 6 |
5 | 私立 | 自由ケ丘高等学校 | 67 | 福岡県 | 6 |
10 | 私立 | 九州産業大学付属九州高等学校 | 64 | 福岡県 | 5 |
11 | 私立 | 新宮高等学校 | 64 | 福岡県 | 4 |
12 | 公立 | 福岡高等学校 | 72 | 福岡県 | 4 |
12 | 公立 | 嘉穂高等学校 | 68 | 福岡県 | 4 |
12 | 公立 | 北筑高等学校 | 60 | 福岡県 | 4 |
12 | 公立 | 香住丘高等学校 | 66 | 福岡県 | 4 |
12 | 私立 | 明治学園高等学校 | 51 | 福岡県 | 4 |
12 | 私立 | 西南学院高等学校 | 69 | 福岡県 | 4 |
12 | 私立 | 久留米大学附設高等学校 | 75 | 福岡県 | 4 |
12 | 私立 | 大分東明高等学校 | 64 | 大分県 | 4 |
12 | 私立 | ラ・サール高等学校 | 77 | 鹿児島県 | 4 |
※大学通信ONLINE、みんなの高校情報を基に集計
※偏差値に幅がある学校は一番高い偏差値を記載
※医学部以外も含む
産業医科大学の出身高校の特徴
産業医も目指せる珍しい特色のため、県外からの進学者も多いと思われがちですが、実際には90%以上が県内の高校出身です。
また、ばらつきがあるものの偏差値は65前後~70を超える高校が多く、最も多い「東筑高校」をはじめとして公立高校でも県内でトップクラスの高校から進学していることもわかります。
私立高校でも、「難関クラス」「特進クラス」があり東京大学や京都大学、医学部に多くの進学実績を持つ「久留米大学附設高校」や、全国有数の進学校「ラ・サール高校」なども上位に入っています。
産業医科大学医学部の入試データ分析
産業医科大学合格者の出身高校の大まかなレベルがつかめたところで、次に産業医科大学の具体的な入試に関するデータについて見てみましょう。
医学部合格に必要な偏差値
産業医科大学医学部の偏差値は65.0~67.5と高く、難関大学レベルの学力が求められています。
また、以下のように直近3年間の共通テスト利用入試のボーダーも78%~83%と高水準で推移しています。
2024年度 | 2023年度 | 2022年度 | |
産業医科大学 | 83% | 78% | 78% |
直近の倍率と志願者数の変動
産業医科大学の、直近3年の実質倍率と志願者数の推移は以下のとおりです。
入試方式 | 2024年度 | 2023年度 | 2022年度 |
総合(推薦選抜含む) | 14.4 | 9.7 | 9.0 |
一般選抜A方式 | 13.6 | 11.2 | 10.7 |
一般選抜B方式 | 82.4 | – | – |
一般選抜C方式 | 11.3 | – | – |
産業医科大学は2024年度から一般選抜が以下の3パターンに変わっています。
- A方式:大学入学共通テスト + 個別学力検査 + 小論文・面接
- B方式:個別学力検査 + 小論文・面接
- C方式:大学入学共通テスト + 小論文・面接
募集人数の多いA方式で比較してみると、産業医科大学の受験者数と倍率は上昇傾向にあり、特に2024年度で大きく増加しています。
産業医科大学の特徴

ここでは受験を検討している受験生に向けて、産業医科大学の主な特徴について解説します。
特徴1:産業医学に特化した唯一の医学部
産業医科大学は、厚生労働省主導で設立された、日本で唯一の産業医養成大学です。
労働者の健康管理や職場環境の改善など、産業医学に関する専門的な教育を受けることができ、卒業後に産業医の資格を取得できる要件が整っている点が大きな魅力です。
特徴2:卒業後の多彩なキャリア設計が可能
産業医科大学の卒業生は、特色あるカリキュラムにより産業医としてのキャリアだけでなく臨床医、研究者、医技官、国際機関など多様な進路を選択可能です。
明確な方向性が定まっていなくても、学びながら自分に適した進路を見つけられる点もメリットの一つです。
特徴3:修学資金貸与制度により学費を抑えて医師が目指せる
産業医科大学の大きな特徴が、条件を満たすことで学費返還が免除される「修学資金貸与制度」です。
医学部の学生は全員、卒業まで学費のうち初年度約308万円、次年度以降は約380万円が貸与されます。
卒業後、貸与を受けた1.5倍の期間を産業医や労災病院の医師などの特定の職務に就労することで返還免除になる仕組みです。
そのため、医師を目指したいけれど学費の用意が難しい受験生にとっても検討する価値がある大学です。
ほかにも、急性期診療棟のある大学病院や膠原病・リウマチ性疾患の世界的権威がいる教授陣など学習面でも魅力ある特徴を持っています。
産業医科大学医学部合格の入試形式と必要科目

前述のとおり、産業医科大学の一般選抜にはA・B・Cの3種類の形式があります。
それぞれの科目と配点は以下のとおりです。
一般選抜A方式
【共通テスト(配点300点)】
科目 | 内容 | 配点 |
国語 | 国語 | 60 |
地理歴史 公民 | ※1科目選択地理総合、地理探究歴史総合、日本史探究歴史総合、世界史探究公共、倫理公共、政治・経済 | 40 |
数学 | 数学Ⅰ、数学 A数学Ⅱ、数学B、数学 C | 60 |
理科 | ※2科目選択物理化学生物 | 80 |
外国語 | 英語 | 60 |
【個別学力検査(配点600点)】
科目 | 内容 | 配点 |
数学 | 数学Ⅰ数学Ⅱ数学Ⅲ数学 A数学 B(数列)数学 C(ベクトル、平面上の曲線と複素数平面) | 200 |
理科 | ※2科目選択物理(物理基礎・物理)化学(化学基礎・化学)生物(生物基礎・生物) | 200 |
外国語 | 英語コミュニケーションⅠ英語コミュニケーションⅡ英語コミュニケーションⅢ論理・表現Ⅰ論理・表現Ⅱ論理・表現Ⅲ | 200 |
一般選抜B方式
【個別学力検査(配点600点)】
科目 | 内容 | 配点 |
数学 | 数学Ⅰ数学Ⅱ数学Ⅲ数学 A数学 B(数列)数学 C(ベクトル、平面上の曲線と複素数平面) | 200 |
理科 | ※2科目選択物理(物理基礎・物理)化学(化学基礎・化学)生物(生物基礎・生物) | 200 |
外国語 | 英語コミュニケーションⅠ英語コミュニケーションⅡ英語コミュニケーションⅢ論理・表現Ⅰ論理・表現Ⅱ論理・表現Ⅲ | 200 |
一般選抜C方式
【共通テスト(配点900点)】
科目 | 内容 | 配点 |
国語 | 国語 | 200 |
地理歴史 公民 | ※1科目選択地理総合、地理探究歴史総合、日本史探究歴史総合、世界史探究公共、倫理公共、政治・経済 | 100 |
数学 | 数学Ⅰ、数学 A数学Ⅱ、数学B、数学 C | 200 |
理科 | ※2科目選択物理化学生物 | 200 |
外国語 | 英語 | 200 |
※小論文・面接受験資格を得るためには720点以上が必要
また、A・B・C方式いずれの方式でも、以下の形式で小論文と面接が実施されます。
(※C方式は共通テストの点数基準をクリアした者のみ)
- 【小論文】配点:50点(※合否判定で重視)
- 【面接】配点:なし(※合否判定で重視)
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まとめ

産業医科大学は産業医学に特化した唯一の医学部であり、卒業後一定期間指定の職に就くことで学費が大幅に軽減される制度を持つ特色と魅力のある大学です。
出身高校は県内のトップクラスの高校や私立の進学校が中心で、偏差値は全体的に高い水準になっています。
産業医科大学の実質倍率・受験者数はともに上昇傾向にあり、合格のためには適切な対策が必要です。
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