医学部を目指している受験生は、「どこでもいいから医学部に合格したい」と思う人も多いはずです。
しかし、念願の医学部に入学した後に「思っていたのと違った」と後悔するパターンも少なからずあります。
そこで今回の記事では、とにかくどこかの医学部に入りたいという人に向けて大学の選び方について詳しく解説していきます。
目次
ほんとうに医学部ならどこでもいいの?
根強い人気の医学部では、国公立だけではなく私立であっても合格を手にするのは困難です。
医学部受験のあまりの難しさから、「医学部ならどこでもいい」と言いたくなる気持ちも無理はありません。
また、なげやりな気持ちではなく「とにかくどこでもいいから医学部に入りたい」と切望する受験生も少なくないはずです。
しかし、いざ医学部に入学してみると医学部をしっかり選ばなかったことを後悔する可能性があるので注意が必要です。
後悔しないためにも自分に合った医学部を選ぼう
「医学部ならどこでもいい」と思う受験生は、医学部のある大学の情報を詳しく知らないという人も多いかもしれません。
しかし、入学する大学によっては、大学生活6年間はもちろん就職や将来まで変わってしまうこともあるのです。
そのため、単に各大学の偏差値の比較だけではなく、入学後にどのような生活を送るのかといった視点から医学部を選ぶことが重要です。
「思っていたのと違う」と入学後に後悔しないためにも、次の項から医学部選びでおさえておくべきポイントを紹介していきます。
学費から選ぶ
国公立医学部の学費は全国でほぼ一律ですが、私立大学医学部は高額の学費が必要です。
学費が安い私立大学医学部ほど競争率が高くなるので、当然、難易度が高くなります。
私立大学医学部を目指す場合には、6年間の学費が支払えるかどうかをしっかり下調べしておくことが重要です。
私立大学医学部の学費がどうしても払えないならば、国公立大学医学部を選ぶことになります。
また、学費を抑えるためには、奨学金や特待生、医学部地域推薦枠などの制度を利用することができれば私立大学医学部への道も開けます。
そういった制度の利用には条件が設けられていますが、学費だけで選択肢を狭めてしまわないためにも事前に確認しておくことが大切です。
立地から選ぶ
立地は生活を左右する重要な要素です。
そのため、医学部の中でも立地が良い大学は人気が高い傾向があります。
ここでは、立地から医学部を選ぶ理由について解説していきましょう。
最低でも6年間大学生活を送る場所
立地が悪い医学部を穴場だと思って受験し、入学してみたら後悔したという人もたくさんいます。
たとえば、スーパーやコンビニが少なく買い物が不便だったり、交通機関が充実していない地域で通学しづらいということもあるでしょう。
また、サークルや研究室の仲間と遊んだりするときに、大学の周辺に居酒屋や娯楽施設が少ないといったこともあります。
とくに医学部の場合、一般的な大学に比べると6年間という長い学生生活を送ります。
思い描いていた大学生活が楽しめない可能性もあるため、大学の立地については慎重に調べてみることがおすすめです。
就職先は大学の近くが有利
医師になったら働きたい場所が決まっているのであれば、そこに近い大学を選ぶのがベストです。
なぜなら医学部は、その大学の地域を中心に就職が有利に働きます。
たとえば京都大学の医学部に行くとしたら、在学中から京都府内の医療情報について知ることができます。
大学の近くには関連病院も多いため就職がしやすく、医局も同じ大学出身の医師が多くなりやすいので有利といえるでしょう。
医学部の格付けで選ぶ
医学部の学閥が昔ほど大きな影響がないとはいえ、昨今でも少なからず伝統が残っていることも否定できません。
設立された時代が古い医学部ほど格が高いとされ、旧帝大、私立御三家、旧制医科大学、旧制医学専門学校、新設医科大という序列があります。
ここでは、医学部の格付けによる影響にふれながら、格付けから選ぶ理由を解説していきましょう。
格付け上位の医学部は就職に有利
格づけ上位の医学部に入学するほど、自分に合った就職先を選びやすくなります。
医師不足の現代において医師の就職先に困ることはありませんが、ひとくちに病院といっても雰囲気や給料、教育の質など違いがあります。
人気の病院はどうしても倍率が高くなるため、格付け上位の医学部出身者の方が就職で有利になります。
また、格付け上位の大学は医療業界に与える影響力の大きさから、全国各地に関連病院がたくさんあります。
そのため、格付け上位の大学出身者ほど、就職先となる病院数が多く選択肢も広がるというメリットがあるのです。
教授や要職に就任しやすい
教授や大学病院などの医療機関で要職に就きたいと思うのであれば、格付け上位の医学部を目指すことがおすすめです。
なぜなら、教授出身者数、医療機関の要職者数は、全国的にも旧帝大などの医学部出身者が占める割合が高くなります。
関連病院が多いほど昇進できるポストも増えるため、要職を目指したい人にとっては格付け上位の医学部を選ぶとよいでしょう。
卒業後の進路から選ぶ
医師の卒業後の進路は大まかかに、臨床医と研究医に分かれます。
研究医と臨床医は同じ医師でありながら方向性が違うため、どちらを志望するかによって医学部の選び方も異なります。
大学卒業後に研究医を目指すのであれば、潤沢な研究費や設備が整っている国公立大学医学部は進学先としてぴったりです。
一方、勤務医や開業医などの臨床医を目指す場合には、実践的なカリキュラムで臨床医養成に力を入れている私立大学医学部を目標にするとよいでしょう。
入試の出題傾向から選ぶ
学費や立地、格付け、進路から医学部選びを解説してきましたが、最終的に合格点に到達できなければ意味がありません。
出題傾向が大きく異なる医学部では、自分と相性がいい出題傾向の医学部を選ぶことで合格可能性が高まります。
まずは、入試問題を解いてみて解きやすい問題かどうか、得点をとれるかといった点を実際に確かめてみましょう。
合格に必要な点数は各大学によって違うので、自分が合格点をクリアできるかどうかも確認しておく必要もあります。
合格できる医学部を探すために、出題傾向の相性から医学部を選ぶことが大切です。
本気で医学部合格を目指すなら京都医塾
難関である医学部受験では、そう簡単には合格できません。
そのため、受験生が「医学部ならどこでもいい」「とにかく医学部合格だけ手に入れたい」と思うのも、否めません。
しかし、安易な選択での失敗を避けるには、ポイントを絞って医学部を選んでおくことが重要です。
このことから受験生の中には、自分に合う医学部選びを受験のプロに手助けして欲しいと思う方もいるのではないでしょうか。
そういった方々におすすめなのが、医学部専門予備校の京都医塾です。
京都医塾は、最新の入試情報の中から一人ひとりに合った志望校選びをサポートし、例年多くの受験生を医学部へと羽ばたかせている予備校です。
ここから先は、そんな京都医塾の指導方針について紹介していきましょう。
出願先選びから合格までをトータルサポート
医学部選びは、将来だけでなく合格をつかむためにも重要です。
しかし、膨大な入試情報の中から自分に合った医学部かを選びだす作業は、多くの時間を費やします。
京都医塾では、全国の医学部の情報の中から生徒自身の希望をヒアリングして出願先を絞っていきます。
将来性や合格可能性の高さについても十分に吟味を重ね、生徒が納得のいく医学部選びをサポートしています。
出願先が決定したあとは、出願書類の作成や入試会場までの動向など、当塾はあらゆる支援で志望校合格まで生徒を支え続けます。
あなただけのカリキュラムで医学部合格を実現
入試が近づくにつれ「どこまで何を勉強すればいいのだろう」と不安に思う受験生が多いはずです。
京都医塾では、スタート地点の学力から合格に必要な学力を逆算し、個別カリキュラムを作成して入試までにやるべきことを明確化しています。
このカリキュラムにより、「何を」「いつ」「どのように」勉強をすれば合格できるのかがはっきりと可視化されます。
入試までのスケジュールが1日単位で落とし込まれていますので、カリキュラムに沿って学習していただければ不安なく入試まで走りきることができるでしょう。
学習効率を最大限に高める完全1対1個人授業
医学部合格に到達するためには、学力を高めることが不可欠です。
京都医塾には、どんな学力からスタートしても医学部合格をつかめるオリジナルメソッドがあります。
メソッドの1つである「完全1対1個人授業」では、入試の合格点に到達しうる総合的な学力アップが可能です。
苦手科目や弱点に対しては「どこにつまずいているのか」を講師が見極めて授業をすすめていきます。
得意な科目の場合は、志望校入試でしっかり得点がとれるような指導を行います。
そのため、最大限に効率を高めた学習が実現でき、合格に必要な学力が養われるのです。
まとめ
「医学部ならどこでもいい」と受験生が言いたくもなるのは、選ぶ余裕がないほど医学部受験が厳しいとも言い換えられるでしょう。
たしかに医学部はどこも難易度が高く、合格を勝ち取るのは難しいです。
しかし、この記事でもお伝えしてきたとおり、医学部選びは非常に重要です。
医学部選びによって、自分の将来や大学生活だけではなく、合格をつかめるかどうかも左右するのです。
そのため受験生の中には、医学部の選び方で合格を確実にするためにも、予備校を利用したいと考える方も多いはずです。
そういった方におすすめなのが、医学部専門予備校の京都医塾です。
京都医塾は、医学部受験のプロ講師が生徒一人ひとりに合った医学部選定をサポートしている有名な予備校です。
当塾においでいただければ、優秀な講師陣による指導で必ずやあなたの医学部合格の夢を叶えて見せましょう。
本気で医学部合格を目指す方には、京都医塾こそうってつけです。
完全1対1個別授業や学力分析が体験できる「一泊二日医学部合格診断」は随時、承っております。
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