医学部受験の合格を賭けて共通テストを受けてみたものの、思惑が外れて失敗してしまったときのダメージたるや計り知れません。
仮に一次試験を通過できたとしても、最初の段階でハンデを背負っていることから、二次試験における苦戦は免れないと言ってもよいでしょう。
そこで今回の記事では、医学部受験において共通テストで失敗をしてしまった際の、挽回方法について解説していきましょう。
目次
共通テストで失敗してもチャンスはある
冒頭でも述べたとおり、共通テストで失敗をしてしまった場合、二次試験での苦戦は火を見るよりも明らかです。
そのため、共通テストが残念な結果に終わってしまった受験生の多くは、途方に暮れてしまうことでしょう。
しかし、たとえ共通テストで失敗したとしても挽回の方法がないわけではありません。
適切な対処をすることで、医学部への進学が叶う可能性は十分にあります。
次項からは、そんな挽回方法について詳細に記していきますので、ぜひ参考にしてください。
医学部受験の共通テストで失敗したときの挽回方法
さて、先ほどお伝えしたとおり、ここからは共通テストで失敗をしてしまったときの、挽回の方法について解説していきます。
こちらの項では、難局を乗り切るための方法を4点に厳選してまとめました。
ミスをした箇所を徹底的に学び直す
共通テストで失敗した際、最初に取り組んでおきたいのが、ミスをした箇所の洗い出し作業です。
なぜなら、二次試験までにさらなる学力アップを図る必要があるうえに、個別学力検査でも類似した問題が課される可能性があるからです。
また、本筋とは逸れますが、併願受験を検討している人は自身の弱点を穴埋めして、併願先の試験にも生かすことができます。
いずれにせよ、ミスをした箇所を徹底的に学び直して、同じ間違いを繰り返さないようにすることが、挽回をするための必須項目であることには間違いありません。
共通テストで失敗してしまった際には、ミスをした箇所の洗い出しを徹底的に行い、最高の状態で二次試験に臨みましょう。
面接・小論文試験の対策をより万全にする
共通テストで失敗をしてしまったということは、学力による評価方法において、不利な立場に立たされていることを意味します。
そのため、ほかの手段を用いて巻き返しを図らなければ逆転の目はありません。
挽回のためのおすすめの方法としてあげられるのは、面接試験と小論文試験の対策をより万全にすることです。
とくに面接試験の場合は、形式に違いはあれども、どこの医学部においても課される試験ですから、どれだけ訓練を重ねても損をすることはないでしょう。
質問に対する回答の準備から始まり、身振りや手振りを交えた答え方、発声の方法まで色々な観点から訓練に取り組むことができます。
とくに、発声については非常に重要な項目です。
なぜなら、意外と重要視されていませんが、発声は本人の心理状況が如実にあらわれるからです。
そのため、同じことを喋っていても自信に満ちた人の発声と、そうでない人の発声では説得力に差が生まれてしまいます。
その証拠にアメリカの大統領選などでは、専属のコーチが立候補者に対し発生のトレーニングを行い、市民へより強くアピールできるよう訓練を施します。
小論文試験については、文章を書く練習や読書を通じた読解力の向上で、実力を高めるのがおすすめです。
両方とも地道な作業を要しますが、すべては共通テストでの失敗を巻き返すためと思い、精一杯の努力をしましょう。
思い切ってワンランク下の医学部へ切り替える
共通テストでの失敗を挽回する方法の中でも、ワンランク下の医学部へ切り替えることは、すぐにできる挽回方法の一つです。
人によっては苦渋の決断にもなるかも知れませんが、現状の志望先では合格できない可能性が高い場合は、思い切った決断も必要と言えます。
どうしても受かりたい医学部がある場合には、この限りではありませんが、複数の希望校の中にワンランク下の医学部が入っている場合などは、巻き返すための一手として有効です。
二次試験の配点が高い医学部を受験する
医学部の試験において、一次試験と二次試験の配点に差が設けられていることは珍しくありません。
そのため、二次試験の配点に比重をおいている医学部を受験することで、一次試験の失敗を帳消しにするチャンスも生まれてきます。
参考として、2023年度における二次試験の配点が高かった医学部の代表例を、下記表に示しましたのでご覧ください。
▼2023年度における二次試験の配点が高かった医学部
大学名 | 共通テスト配点 | 二次試験配点 |
東北大学 | 250点 | 950点 |
千葉大学 | 450点 | 1000点 |
名古屋市立大学 | 550点 | 1200点 |
大阪大学 | 500点 | 1500点 |
熊本大学 | 400点 | 800点 |
上記表では5校のみを例示しましたが、このほかにも京都大学や広島大学なども二次試験の配点が高い医学部として数えられます。
共通テストで失敗してしまった際は、このような二次試験の配点が高い医学部を受けてみるとよいでしょう。
ただし、共通テストの場合、出願校は事前にエントリーする形をとります。
したがって、共通テストを受けてから出願校を変えるといった、いわゆる「後だしジャンケン」はできません。
そのため、失敗した場合の挽回の方法として、あらかじめ上記のような医学部を、1校くらいは志望先として考慮しておくことが要されます。
共通テストで失敗したときは私立大学医学部の一般選抜も視野に
私立大学医学部が行う一般選抜では、共通テストの成績に関係なく一からスタートを切る形で試験に臨めます。
そのため、共通テストで失敗をしてしまった際のリカバリーの方法としては、上策の一つと言ってもよいでしょう。
しかも、私立大学医学部の一般選抜の多くは、外国語と数学、理科のみが課されますから、国語や社会の勉強時間を省けるといったメリットもあります。
ただし、私立大学の場合、医学部によって出題傾向に大きな差があるため、その点にだけは十分な注意が必要です。
もし、出題傾向の対応に自信が持てないといった方は、予備校の利用も検討してみることをおすすめします。
優れた予備校では講師がきちんと手ほどきをしてくれますから、出題傾向の対策も心配いりません。
浪人も検討する場合は予備校の下調べも早めにしておこう
共通テストで失敗をしてしまった場合、早々に見切りをつけて来春へのチャレンジに切り替えるのも一つの手段です。
もちろん、二次試験の対策も進めつつ検討してもかまいませんが、そもそも合格の可能性が薄いと判断される場合には、気持ちを切り替え予備校の利用を考えてみてもよいでしょう。
予備校の下調べの方法としては、講師が社員講師中心であることやカリキュラムが充実していること、学習環境がしっかり整備されていることなどに着眼すると、優れた予備校が見つかりやすくなります。
自分に見合った予備校を探し出して、次こそ絶対に合格できるよう学習に励みましょう。
本気で医学部合格を目指すなら京都医塾
猛烈な気迫をもって臨んだ共通テスト。
そんな共通テストで失敗してしまった際の心理的なショックや、今後の試験へのダメージは甚大なものとなってしまいます。
そんな苦境を跳ね返すための数々の方策を上で解説してきたわけですが、受験生の方の中には「予備校へ通い、徹底した学び直しを図りたい」といった方や、「むしろ、この失敗をバネにして、もっと上位の医学部を目指したい」と感じている人もいるはずです。
そういった受験生の方々の心強い味方となるのが、医学部専門予備校の京都医塾です。
京都医塾は、ハイクオリティな学習指導と面接・小論文対策などを強みに、毎年たくさんの受験生を医学部へ送り届けている予備校です。
ここから先は、そんな京都医塾の取り組みについて紹介していきましょう。
当塾オリジナルの「完全1対1個人授業×レベル別集団授業」
京都医塾では、独自の授業方針として、「完全1対1個人授業×レベル別集団授業」というハイブリッドタイプの授業形態を導入しています。
この授業形態は、個人授業と集団授業の持つメリットとデメリットを、それぞれ強化・補填しつつ学習効果を最大化させるために生み出されたものです。
個人授業では、受験生に合わせたきめの細かい授業ができるというメリットがある反面、授業の進捗が後れてしまう可能性を秘めています。
一方で、集団授業では受験生同士が刺激し合い競争心を高め合えるというメリットがある反面、個人授業のような一人のための授業ができません。
そこで我々は、双方の方式をバランスよく組み合わせることにより、理想的な授業形態を実現するにいたりました。
上述した個人授業と集団授業の持つメリットとデメリットを、それぞれ強化したり補ったりするなどして最高の学習体験を提供しておりますので、学力の向上も飛躍的なものとなります。
二次試験を万全の状態で迎え撃つための面接・小論文対策
共通テストで失敗した際に大きな課題となるのが、二次試験における面接・小論文対策です。
ほかの受験生よりもハンデを背負った状態での戦いとなりますから、より緻密な対策が必要となるのは言うまでもありません。
そのため、当塾では二次試験における学力検査対策はもちろんのこと、面接・小論文対策に関しても徹底した指導を行っています。
経験豊富な専任講師が、手取り足取りしっかりと指導を施しますので二次試験を万全の状態で迎え撃つことが可能です。
共通テストでのパフォーマンスを最大化するための特別なサポート
説明するまでもなく、医学部受験において最も重要な試験の一つが、共通テストです。
上でも述べていますが、この共通テストの結果が失敗に終わってしまえば一次試験で敗退してしまいますし、仮に二次試験にコマを進めることができても、苦戦は免れません。
そこで、当塾では共通テストのパフォーマンスを最大化していただくために、特別なサポートを行って支援にあたっています。
たとえば、試験会場が遠方であった場合には、普段から接しているスタッフや講師が動向し、メンタル面のケアや学習面の指導を最後まで行います。
気心が知れたスタッフが徹底して心配りを行いますから、受験当日まで平常心を保つことができ、ひいては最大限のパフォーマンスを発揮することが可能です。
また、何らかの理由で会場までの移動が困難な場合には、バスをチャーターするなど、合格のためのバックアップに全力を尽くします。
まとめ
共通テストの失敗は本人の心理にも、その後の試験にも大きなダメージを与えてしまいます。
そのため、何らかの策を打ち、巻き返しを図る必要性が生じます。
本記事では、そんな巻き返しのための様々な解説をしてきました。
そして、その中には、予備校へ通って来春に備えるというものもありましたが、そもそも合格の可能性が低いと判断できる状況にあっては、これも現実的な手段として大変有効です。
したがって、受験生の方の中には「予備校へ通い、徹底した学び直しを図りたい」、という方や、「むしろ、この失敗をバネにして、もっと上位の医学部を目指したい」と感じている方も多いはずです。
そういった受験生の方々の心強い味方となるのが、医学部専門予備校の京都医塾です。
京都医塾は、ハイクオリティな学習指導と面接・小論文対策などを強みに、毎年たくさんの受験生を医学部へ送り届けている予備校です。
当塾で学んでいただければ共通テストはおろか、二次試験も視野に入れた万全の対策で、医学部受験に臨むことができます。
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