「最短で医者になるためには、どれくらいの年数が必要なのだろうか」
医学部の受験生の方の中には、上記のような疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
なにしろ、医学部と言えば6年間にも及ぶ学習が必要なうえに、卒業後には初期臨床研修が控えています。
そのため、一人前の医者として一線に出るまでの期間について、気にかける人が出てきても、何ら不思議なことではありません。
そこで今回の記事では、医学部に進学してから医師として独り立ちするまでの最短ルートについて、具体的にまとめました。
目次
医者になるためには最短でも8年を要する
上でも示したとおり、医学部での学習期間は6年間にもわたります。
この時点で相当な年数が経過しているわけですが、卒業後の初期臨床研修にも2年間を要します。
つまり、一人の医者として胸を張って言えるようになるためには、医学部進学後から、最短で8年間もの期間を経なければいけません。
加えて、専門医として医療に携わるために必要な後期臨床研修も視野に入れた場合は、さらなる研修期間を経ることになります。
このように、最短ルートを辿ったと仮定したとしても、立派な医師となるためには、かなりの年数が必要であることがわかります。
そのほか、万が一、医学部で実施される試験に落ちてしまった場合などは、卒業のために必須のカリキュラムが受けられず、さらに多くの年数が重なってしまうため、注意しなければなりません。
したがって次項からは、このようなトラブルを回避し、最短ルートを進みながら医者として最前線に立つまでの重要事項について、掲載していきます。
医学部の6年間は共用試験対策が最短ルートのカギを握る
医学部に進学後、1年次や2年次における学習では、一般的に座学がメインとなり基礎教養を学んだり、医療の基本的な知識を勉強していきます。
一部の医学部では、低学年次のうちから病院における実習を行うところもありますが、通常行われるカリキュラムとしては、上記のようなものがメインとなります。
この時点では、単位を落として留年をしない限りは順調に進級できますから、最短ルートを辿ることは比較的、容易です。
しかし、医学部の高学年次に実施されるカリキュラムの中の、診療参加型臨床実習(クリニカルクラークシップ)は、この限りではありません。
なぜなら、この診療参加型臨床実習へ参加するためには、共用試験をパスしなければならないからです。
共用試験とは、全国の医学部で行われている評価試験の総称をいいます。
当初は2002年度から実験的に導入されていましたが、2005年度に入ってからは正式に採用されるにいたりました。
そして、この共用試験では主に、医療技術や医者を目指す者としての適性などが、チェックされます。
診療参加型実習では、実際に患者と触れ合う機会が少なくないため、これらが一定レベルに達していない学生は、リスク回避の観点等から見て実習を受けさせられないというわけです。
そんな共用試験の中身ですが、医療知識を試す「CBT」や、診察技術や態度を評価する「OSCE(オスキー)」が実施されます。
いずれも非常に難易度の高い試験として有名ですから、徹底的な対策をして一発合格を目指し、最短ルートでの医学部卒業を達成しましょう。
最短で医者になるための重要な試練「医師国家試験」
みなさんもご存じのとおり、医者として患者の治療にあたるには医師免許が必要です。
この医師免許を取得するためには、「医師国家試験」をクリアしなければならないため、よしんば落第してしまうようなことがあれば、医師になるための最短ルートから外れてしまいます。
以上のことから、最短で医者になるためには、必ず一度目の試験でクリアすることが要されます。
そこで、ここでは医師国家試験の合格率のとくに高い国公立大学医学部について、2022年度のデータをもとにして一覧化しました。
最短で医師国家試験に合格するための、志望校選びの参考としてください。
ちなみに、下記表は厚生労働省の資料をもとに作成したものですが、同省のガイドラインに従い「ベスト5」、もしくは「ワースト5」、と言った表現はしておりません。
その他、表中の各大学の並びは基本的にランダムであることを、あらかじめご了承ください。
▼2022年度の医師国家試験において合格率の高かった医学部
大学名 | 医師国家試験合格率 |
東北大学 | 96.6% |
秋田大学 | 96.7% |
筑波大学 | 99.3% |
東京医科歯科大学 | 97.3% |
浜松医科大学 | 96.8% |
佐賀大学 | 95.4% |
横浜市立大学 | 98.7% |
名古屋市立大学 | 96.1% |
大阪市立大学 | 96.6% |
和歌山県立医科大学 | 95.2% |
参考:厚生労働省/第116回医師国家試験の学校別合格者状況
上述のとおり、厚生労働省の資料をもとに医師国家試験の合格率の高い医学部を列挙しました。
全体の合格率は91.7%となっていますから、どの医学部も非常に高い数値を叩き出していると言えます。
より詳しいデータを知りたいという方は、厚生労働省の発行している資料「第116回医師国家試験の学校別合格者状況」をご覧ください。
ネットで検索することで、閲覧することが可能です。
初期臨床研修は2年間!最短で医者になるために最善を尽くそう
上でもお伝えしたとおり、医師国家試験を無事にパスした方には、2年間の初期臨床研修が控えています。
この初期臨床研修は、医師法第16条によって定められたプログラムですから、最短で臨床医等を目指す場合であっても、これを避けて通ることはできません。
そんな初期臨床研修のプログラムですが、一般的に外科や小児科、産婦人科、救急医療、加えて地域医療など、様々な診療科において研修を受けることになります。
また、この研修内容は必ずしも画一的とは限らず、各病院や地域によって、それぞれの特性を生かしたプログラムが提供されます。
そして、この初期臨床研修ではインターネットを通じ、受け入れ先の病院を探せる点が大きな特徴です。
ただ、ここで問題となるのが本人の実力によっては、病院側の用意する試験に受からず、内定が出ない可能性もあることです。
もし、内定が出なかった場合、人によっては、ネットに頼らず新たなマッチング先を探さざるをえないこともあります。
そのため、病院との直接交渉で多くの手間がかかってしまい、場合によっては、最短ルートから逸れてしまう危険性をはらんでいます。
「地方でも都市部でも、どこでもいいから最短で医者になれれば満足」という人にとっては気になる事項ではないかと思われますが、そういった人はごく一部のはずです。
したがって、マッチングに際しても希望の施設に最短日数で決まるよう、日ごろの学習を怠らないように努めましょう。
最短ルートで専門医を目指す場合は後期臨床研修が必要に
初期臨床研修を終えた後は、基本的に臨床医、つまり病院などの医療機関の医師として働くことになります。
一部には、すぐに開業する方もいますが、多くの人が臨床医として活動するのが一般的です。
通常のキャリアを臨む場合は、この時点ですべての義務を果たしたことになりますが、さらなるキャリアアップとして専門医を目指す際は、後期臨床研修をパスしなければいけません。
この後期臨床研修の期間については、学習内容や医療機関にもよるものの、3年から6年程度が必要となります。
そして、仮に6年間かかったとした場合には、医学部入学から数えて11年の歳月が経過していることになります。
この年数を長いと見るか短いと見るかは人それぞれですが、一つだけ言えることは、まずは最初の関門である医学部受験を一発で合格することが、最短で医者になるための最善策ということです。
医学部の受験で浪人を繰り返してしまうと、最短ルートから外れてしまうことは言うまでもないことですので、良質な学習を継続し、初回での合格を勝ち取れるよう全力を尽くしましょう。
本気で医学部合格を目指すなら京都医塾
医学部へ進学してから一人前の医師として独り立ちするためには、多くの年月が必要です。
また、専門医として活躍することを視野に入れた場合、前述のように、より多くの歳月がかかってしまいます。
このことから、一日でも早く医者として自立することを目指している人にとっては、医学部受験で失敗し、浪人生活を送っている暇などありません。
浪人の回数を重ねれば重ねるほど、医師として活躍できる日が遠のいてしまいます。
そのため、受験生の方の中には優秀な予備校を利用して、一度目の挑戦で医学部合格を勝ち取りたいと感じている人も、多いのではないでしょうか。
そんな方にとって大きな後ろ盾となるのが、医学部専門予備校の京都医塾です。
京都医塾は、最短での医学部合格を可能とする数々の学習指導を武器に、高い合格実績を打ち立てている、名門の予備校です。
ここから先は、そんな京都医塾の指導方法などについて紹介していきましょう。
最短・最速での学力向上を約束する「レベル別少人数集団授業」
医学部専門予備校に限らず、多くの予備校や塾で人気の高い授業形態が個人授業です。
個人授業では、本人に合わせた学習進度で学べるほか、わからない点についても講師へすぐに質問出来るため、大きな人気があることも頷けます。
しかし、この個人授業には、大きな落とし穴が潜んでいることを忘れてはいけません。
たとえば、本人のペースに合わせた学習進度では、志望校合格へのレベル到達までに、多くの時間を要してしまう可能性もあります。
また、講師と1対1という環境の中での学習では、安心感による気の緩みが出てしまうこともあるでしょう。
そうなってしまっては、最短・最速での学力向上は望めず、目標達成が遠くなってしまいます。
そこで京都医塾では上記、個人授業の弱点を補うべく、積極的に集団授業も取り入れています。
集団授業では、個人ではなくクラス全体に合わせた方式で学習が進められていきますから、個人授業のときとは違い、一切の気の緩みが許されません。
また、ほかの受験生と机を並べることにより、ほどよい緊張感がもたらされ、競争心の刺激にもつながります。
このように、当塾では個人授業を実施しつつも、受験生の学習の後れや気の緩みの解消を担保するための手段として、集団授業を精力的に行っているというわけです。
もちろん、集団授業だからといって、各人へのサポートがおろそかになるといったことは、一切ありませんのでご安心ください。
学習の後れが少しでも見られた受験生に対しては、追加指導をしたり課題を出すなどして、きちんとフォローをしております。
医学部の高倍率をものともしない優れた合格実績
医学部は、みなさんもよく知るとおり、非常に高い倍率を誇る難関学部です。
しかも、受験で課される問題についてもハイレベルなものばかりですから、生半可な実力ではとても太刀打ちできません。
しかし当塾では、上記学習形態をはじめ、独自のカリキュラムを用いた教育を駆使し、例年高い合格実績を掲げるにいたっています。
たとえば、2022年度の実績では、一次試験合格率78%、最終合格68%という驚異的な実績を打ち出しています。
予備校を選ぶ際は、合格実績に注目して候補をあげる方も多いかと思いますが、そういった方にあっても上記数字をご覧いただければ、きっとご納得いただけるはずです。
予備校の選定で現在お悩み中の方は、輝かしい合格実績を誇る当塾を、ぜひお選びください。
医学部合格を切りひらくための生活リズム改善策
最短ルートで医学部の合格を勝ち取るためには、日々の学習パフォーマンスを高いレベルに維持しなければなりません。
なぜなら、学習パフォーマンスに激しい浮き沈みがあっては、勉強が一向に進まず、志望校合格に必要な学力到達までに、多大なる時間を浪費してしまうからです。
そのため、当塾では医学部合格のためのサポートの一環として、数々の生活リズム改善策を打ち出しています。
たとえば、起床時間は6時、就寝時間は原則0時に固定して十分な睡眠時間を確保していただいています。
また、食事に関しても専属の管理栄養士が監修した、独自のメニューのみをご用意。
最適な栄養バランスの取れた食事のおかげで、学習のパフォーマンスも最大化が図れます。
まとめ
繰り返し述べてきたとおり、医学部へ入学してから立派な医師として活躍するまでには、最低でも8年の歳月が必要です。
加えて、専門医としてのキャリアアップを図る場合には、さらに多くの年数を要します。
このことから、最短での独り立ちを目標としている人にとっては、浪人生活をしている暇などありません。
医学部受験を初回のチャレンジで合格し、いち早く医学部への進学を決める必要があります。
そのため、上記のような受験生の方の中には、優れた予備校のもとで学習指導を受け、一発での医学部合格を決めたいと感じている人も、多いのではないでしょうか。
そんな方にとって大きな後ろ盾となるのが、医学部専門予備校の「京都医塾」です。
京都医塾は、最短での医学部合格を可能とする数々の学習指導を武器に、高い合格実績を打ち立てている、名門の予備校です。
当塾へおいでいただければ、あらゆる学習サポートを駆使して全力支援しますので、初回合格も夢ではありません。
本気で医学部合格を目指す人には、秀でた指導教育と輝かしい合格実績をあわせ持つ、京都医塾こそがうってつけです。
資料請求やお電話での入塾相談は、年中無休で承っておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。