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【獨協医科大学医学部】気になる倍率や偏差値、科目別の入試傾向まで徹底解説!

【獨協医科大学医学部】気になる倍率や偏差値、科目別の入試傾向まで徹底解説!

 

獨協医科大学医学部は、栃木県下都賀郡にある医科単科大学です。

私大医学部の中では学費が高い、偏差値が低め、医師国家試験合格率がやや低めといった、イメージを持たれがちです。

しかし、イメージはあくまでもイメージです。

獨協医科大学医学部には素晴らしい面もたくさんあります。

そこで今回は、獨協医科大学医学部の偏差値や入試対策、授業の特徴などを詳しく解説します。

獨協医科大学医学部ってどんなところ?

はじめに、獨協医科大学医学部の所在地や学費など基本的な情報を紹介します。

どんなキャンパスライフが送れるのでしょうか?

キャンパス

獨協医科大学医学部のキャンパスは、栃木県下都賀郡壬生町にあります。

最寄駅は、東武宇都宮線「おもちゃのまち」駅で、そこから徒歩15分です。

バスも出ています。

新幹線が止まる宇都宮駅からはタクシーを利用すれば35分です。

東武宇都宮線は、埼玉県の春日部駅に直結しており、都内まで1時間半といったところでしょう。

また、春日部には獨協医科大学の埼玉医療センターがあります。

在籍者数

2022年5月1日時点における獨協大学医学部医学科の在籍差数は、男性446名、女性281名、合わせて727名となっています。

私大医学部の中では女性比率が多い大学と言えるでしょう。

学費

獨協医科大学医学部医学科の6年間の学費は36,600,000円です。

これは私立大学医学部のトップ10に入る高さとなっています。

1年次の学費は8,600,000円、2年次からの学費は54,000,000円です。

1年次の学費が高いのは、入学金に加えて教育充実費の納入が求められるためです。

獨協医科大学には「獨協医科大学特別奨学金」という独自の奨学金制度があり、2年次以降、家計が急変して学費納入が難しくなった成績優秀な生徒に600,000円(年額)が付与されます。

こちらの奨学金に返済の必要はありません。

また、教育ローンを組んだ学生の親の負担を軽減するため、一定の条件を満たせば200,000円(年額)の奨学金が付与されます。

このほか、獨協医科大学桜杏会互助事業修学金、関育英奨学金、獨協医科大学災害羅災等学生に対する授業料減免など各種の学費免除制度があるので、学費のことで悩んだ場合は一度学生課に相談してみましょう。

獨協医科大学医学部の特長

獨協医科大学医学部は、イギリスの高等教育専門誌「Times Higher Education(THE)」が発表した「THE世界インパクトランキング2022」において、SDG3(すべての人に健康と福祉を)で世界27位、国内で2位になっています。

この結果から、獨協医科大学は社会貢献に力を入れている大学だと言えます。

また、獨協医科大学医学部は学生に占める女子の割合が40%近くとかなり高くなっています。

女性が学びやすい大学としても、ポイントが高いといえるでしょう。

また、国際交流の機会が多いのも獨協大課題学医学部の強みです。

2年次と5年次に2週間ずつ海外研修があり、グローバルな医学を学ぶことができます。

将来はアメリカやヨーロッパ、さらにアジアの病院に勤務をしたいという学生にもおすすめの制度です。

学費が高い理由とは?奨学金制度も充実!

獨協医科大学医学部は、私大医学部の中でもトップ10に入る学費の高さです。

1年次には8,000,000円を超える学費の納入が求められます。

「学費があまりにも高くて、受験を迷っている」という学生もいるかもしれません。

しかし、獨協医科大学医学部では、学費の高さに見合った手厚いサポートを受けられます。

ここでは、その一例を紹介しましょう。

教師の面倒見がいい

医学部は大学の数ある学部の中でもトップクラスで進級・卒業が難しい学部です。

そこで、獨協医科大学医学部では、UPI検査(学生精神健康調査)を毎年行い、それをふまえた面接も実施しています。

また、臨床心理士を配置したカウンセリングルームも設置して、学生のメンタルケアに努めています。

大学生になり、はじめて親元を離れたという学生も多いなか、これだけサポートがあれば安心して勉学に励めることでしょう。

また、1年次から、コミュニティーヘルスインターンシップ(CHI)(地域医療早期体験実習)を行い、医学へのモチベーションを高める取り組みも行っています。

充実した奨学金制度で安心

前述したように、獨協医科大学医学部は付与型の奨学金制度が複数あります。

奨学金制度を導入している大学は多いですが、その多くが返済義務のある貸与型です。

他の学部よりも将来の職業が決まっている分、返済もしやすいですが、それでも借金を背負って社会人になることを不安に思う学生は多いことでしょう。

また、返済が免除になる条件として、特定の地域の定められた医療機関で数年間働くことを義務づけられる奨学金もあります。

付与型ならその心配はありません。

そのほか、急な災害で実家が被災し、学費の納入が困難になった生徒向けに学費の免除制度もあります。

学費のことで困ったらまずは相談してみましょう。

獨協医科大学医学部の偏差値や倍率

ここでは、獨協医科大学医学部の偏差値や倍率を詳しく紹介していきます。

どのくらいの難易度なのでしょうか。

偏差値

獨協医科大学医学部の2022年度の偏差値は62.5です。

同じような偏差値の大学には、以下が挙げられます。

・埼玉医科大学
・近畿大学
・聖マリアンナ医科大学

偏差値が低め、入りやすいというイメージがありますが、勉強をおろそかにして合格できるほど甘くはありません。

倍率

獨協大学医学部における2020年度から2022年度までの入試の倍率は以下のようになっています。

下記表を確認すればわかるとおり、同医学部を受ける場合、平均か、それよりも高めの倍率を覚悟しなければなりません。

しっかり勉強をして試験に臨むことが重要です。

受験を考えている人は是非参考にしてみてください。

▼獨協医科大学医学部の入試データ
・2020年度

入試日程 倍率 募集人数 志願者数 受験者数 合格者数
一般 13.3 58 2095 1824 158
栃木県地域枠 32.3 10 355 330 11
栃木県地域枠(センター)
共通テ 16.8 10 1106 1093 25

・2021年度

入試日程 倍率 募集人数 志願者数 受験者数 合格者数
一般 14.8 63 2507 2269 169
栃木県地域枠 44.7 5 268 255 6
共通テ 24.0 10 601 589 25

・2022年度

入試日程 倍率 募集人数 志願者数 受験者数 合格者数
一般 22.0 57 3125 2738 142
栃木県地域枠 53.0 5 318 293 6
共通テ 13.4 10 511 505 38

入試形式と対策

ここでは、獨協医科大学医学部の入試形式と入試対策を詳しく紹介します。

ぜひ、参考にしてください。

指定校推薦や地域枠推薦も!多様な入試形式

獨協医科大学医学部の入試形式には、以下のような方法があります。

・一般入試
・指定校推薦(種類豊富)
・栃木県地域枠
・共通テスト利用入試

「栃木県地域枠」というのは、卒業後に栃木県内にある定められた医療機関で一定期間働くことを条件に受験することができる方法です。

なお、奨学金も付いているので、学費が心許ない方でも医学を安心して学ぶことができます。

ただし、最先端の医学が学びにくい、専門科の選択が狭まるなどのデメリットもあるのでよく考えて受験しましょう。

合格してから条件を反故にすることは原則的にできません。

なお、獨協医科大学医学部の入試は東京でも行われるので、首都圏の方は栃木県まで出向く必要はありません。

数学(100点)

一般入試の数学の配点は100点です。

レベルは上位私大程度でひねった問題はあまり出されません。

例題集や過去問題を解いていけば、パターンがつかめてくる問題も多いでしょう。

ただし、総合的な問題は単に計算能力だけでなく読解力も問われます。

また、洞察力の必要な図形問題が出た年もあるので、多彩なパターンの問題を解いて力をつけておきましょう。

時間は70分ですが、問題はやや多めです。

テンポ良く解いていかないと間に合わなくなる可能性もあるので、受験が迫ってきたら制限時間内に解く訓練も行うことが重要です。

英語

英語の配点は100点です。

60分の制限時間内で大問4題を解かなければなりません。

長文、文法、会話などスタンダードな問題形式は網羅されています。

とにかく分量が多いのが特徴で、普通に考えて時間が足りません。

点数が取れると思う問題を事前に研究し、解く順番を工夫したり、「これは解けない」と思ったらどんどん先に行くなど過去問を踏まえて「自分が最大限点を取れる解き方」を確立しておくことが必要です。

理科2科目(200点)

理科2科目は、物理・生物・化学からの2択で、配点は200点です。

3教科とも大問5題で構成されており、ひねった問題は出てきません。

上位私大レベルの標準問題がほとんどです。

ただし、2科目100分の制限時間に対し問題量が多く、のんびり解いていると時間切れになってしまいます。

物理

大問は5題(うち小問集合1題)で、すべてマーク式(択一式)です。

難易度は標準的ですが、難関大学で好まれるような典型題を簡略化した問題が目立ちます。そのため、物理の本質的な理解力が大きく試される構成となっています。

化学

難易度は標準的ですが、全ての分野からまんべんなく出題されます。

複雑な計算が必要な問題が出された年もあるので、検算能力も培っていきましょう。

苦手分野を作らないようにしておくことが重要です。

生物

大問5題で、基礎的な知識を問う問題で構成されているものの、問題数が非常に多いです。

また、計算問題を複数含んでいることが多いため、時間制限はかなり厳しいものになります。

高校レベルを超えた知識や、高い考察力を問う問題も含まれているため、確実に解ける問題から順に手早く解いていく戦略も重要です。

小論文

60分の制限時間内に、課題文を読んで200字以内に要約する問題と600字以内で自分の考えを論述する問題の2題が出されます。

文章の要約という国語力も必要な試験です。

過去問をくり返し解くか、例題も複数解いておくといいでしょう。

予備校に通っている場合は、小論文専門の講師に添削をしてもらって記述力を上げていくのもおすすめです。

面接

獨協医科大学医学部の面接は、10分程度の個人面接です。

受験生1人に対し、試験官3人が面接を行います。

医師志望理由・大学志望理由・成績についてなど、ごく一般的な質問が多く、奇をてらったものはありません。

事前にアドミッションポリシーを記した紙が配られ、それを見ながら質問を受けるようにいわれます。

実際に面接を受けた受験生からは「突っ込みが激しい」「圧迫面接のようだ」など、と若干ネガティブな感想が多いようです。

言い換えれば、付け焼き刃の回答はあっというまに論破されてしまうということでしょう。

高校時代のエピソードや医師志望の理由などをつっこまれてもいいように整理しておくことが重要です。

獨協医科大学医学部を本気で目指すなら京都医塾がおすすめ

今回は、獨協医科大学医学部の特徴や試験傾向、偏差値などを紹介しました。

私立大学の医学部の中では、偏差値・倍率ほどそれほど高くありません。

ですから、成績によっては入りやすいという印象を持つ方もいるでしょう。

また、3年生になったばかりの時点ではC判定以下でも、正しい勉強方法を実践し続ければ合格圏内まで学力を上げられる可能性があります。

そのためには、得意科目の点数を伸ばすと同時に、苦手分野を克服していことが大切です。

医学部を志望する学生のなかには、予備校に通う人も多いでしょう。

一般的な予備校から医学専門の予備校まで種類がたくさんありますが、獨協医科大学医学部を受験するならば医学部入試に特化し、毎年たくさんの合格者を出している医学部専門予備校の京都医塾がおすすめです。

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