独自のカリキュラムを敷いて学生の指導にあたっている愛媛大学医学部。
同医学部では、未来の医師を育成すべく知識や技術だけでなく、協調性や倫理観、自学自習の精神を身につけられるよう、日夜指導にあたっています。
そんな愛媛大学医学部には、独自のカリキュラムに興味を持った若者たちが毎年、受験にチャレンジしています。
そこで今回の記事では、愛媛大学医学部の偏差値や倍率、大学の特徴などについて解説していきましょう。
愛媛大学医学部の基本情報
まずは、愛媛大学医学部の基本情報から押さえていきましょう。
こちらの項では、愛媛大学医学部のキャンパスの場所と定員数、そして入試に関する情報をまとめました。
キャンパスの場所
愛媛大学医学部のキャンパスは、愛媛県重信地区の重信キャンパスに所在しています。
キャンパスに向かう場合は、伊予鉄道松山市駅から伊予鉄道横河原線に乗車し、愛大医学部南口で降車してください。
また、バスで向かう場合は、上記松山市駅から伊予鉄バス川内線、もしくは伊予鉄バス・せとうちバス新居浜特急線に乗車後、北伊吉井小学校前で降車しましょう。
定員数
2023年度における愛媛大学医学部医学科の入試定員は、110名となっています。
2020年度に文部科学省から増員が認められ、地域枠の定員が15人増えました。
入試情報
入試情報についても見ていきましょう。
ここでは、愛媛大学医学部における一般選抜試験と学校推薦型選抜Ⅱの両試験について概要を説明していきます。
一般選抜
一般選抜試験では、共通テストの得点をもとに評価がくだされます。
また、一般選抜試験の通過者は、二次試験である個別学力検査へ挑むことができます。
そして、2023年度の試験については、前期日程の一次試験が2022年度1月14日から15日、二次試験が同年2月25日から26日にかけて実施される見込みです。
なお、個別学力検査では、学力検査のほかにも面接試験が課されますので、こちらについても日ごろからきちんと練習をしておいてください。
学校推薦型選抜Ⅱ
続いて、2023年度における学校推薦型選抜Ⅱの説明に入りましょう。
こちらの選抜方法には、学校推薦にあたる推薦Aと地域枠特別推薦にあたる推薦Bの2種類が設けられています。
学校推薦については、総合問題と面接試験、及び共通テストの結果により選考されます。
合格者数は45人前後で、日程についてはA・Bともに2022年11月19日から20日にかけて実施されました。
なお、地域特別枠の面接試験では、一般的な質問のほかにも、奨学金受給の意思の確認の結果で選考がなされます。
奨学金の受給を受けるにせよ、受けないにせよ、自分なりの意思をしっかりと面接官に伝えましょう。
愛媛大学医学部の入試難易度
次に、愛媛大学医学部の入試難易度についても見ていきましょう。
こちらの項では、愛媛大学医学部の入試難易度を、偏差値や倍率をもとにして解説していきます。
偏差値
愛媛大学医学部の偏差値は65.0で、国公立大学の医学部としては平均的な数値です。
同じ偏差値の大学としては、山口大学や広島大学、長崎大学、東北大学などがあげられます。
下位の偏差値の医学部としては、偏差値62.5の高知大学や鳥取大学、佐賀大学などが続きます。
愛媛大学の周辺には同程度の偏差値の医学部が多く、志望校の選択肢の幅が広いのが特徴です。
ちなみに、上位の大学には九州大学や横浜市立大学、千葉大学といった偏差値67.5の大学が並びます。
倍率
倍率についても確認していきましょう。
ここでは、愛媛大学医学部の入試倍率について、2020年度から2022年度までのデータをもとにまとめました。
2020年度
入試日程 | 倍率 | 募集人数 | 志願者数 | 受験者数 | 合格者数 |
前期 | 7.7 | 40 | 306 | 263 | 40 |
後期 | 14.4 | 25 | 432 | 30 | 30 |
2021年度
入試日程 | 倍率 | 募集人数 | 志願者数 | 受験者数 | 合格者数 |
前期 | 9.0 | 55 | 531 | 282 | 59 |
後期 | – | – | – | – | – |
2022年度
入試日程 | 倍率 | 募集人数 | 志願者数 | 受験者数 | 合格者数 |
前期 | 6.7 | 55 | 389 | 324 | 58 |
表のとおり、愛媛大学医学部の2021年度の入試倍率は、9.0倍となっています。
同程度の偏差値である広島大学や山口大学の倍率が5倍程度の中、9.0倍という数字はやや高倍率と言えます。
2022年度の試験では若干の倍率低下が見られましたが、みなさんもご存じのとおり医学部受験では難問を次々と解いていかなければなりません。
合格を目指すにあたっては、気を緩めずしっかりとした対策を施してください。
大学医学部の特徴
さて、愛媛大学医学部の基本情報や難易度を確認したところで、さらに、同医学部の特徴についても見ていきます。
ここでは、同医学部のプログラムを中心に取り組みを解説していきましょう。
カリキュラムの3分の1が愛媛大学独自のプログラム
愛媛大学医学部では、独自の教育・研究体制を維持しつつ、その二つの要素の枠をこえた綿密な協力体制で指導しています。
さらに、最先端医療の研究や、医師として必要な倫理教育にも力を入れて注力しています。
そういった取り組みを実践するために生まれたのが、教育内容の3分の1が愛媛大学独自のものとなる、オリジナルカリキュラムです。
こちらのカリキュラムでは、早期医療体験実習やEBM教育をはじめとする正課プログラムのほか、海外臨床実習や学外連携病院などに実習に行く課外プログラムが実施されます。
正課プログラムと課外プログラムが組み合わさることで、実習などでもより深い理解が得られると大変な評判です。
早期医療体験実習で臨床実習を予習
みなさんは、スチューデントドクターという言葉をご存知でしょうか。
スチューデントドクターとは、臨床実習をする医学生を指す言葉です。
彼らは医学生ですから、可能な医療行為は限定されたものとなりますが、患者と触れ合うことで一人前の医師としてのスキルや心がまえを磨きます。
そんなスチューデントドクターとして活動する前に、あらかじめ現場の空気を体感させようという目的で設けられたのが、上でも少し触れた早期医療体験実習です。
こちらの制度は1年生から3年生の間、行われるもので連携病院の医師と交流をしたり、患者や家族、地域住民と交流します。
本物の臨床実習の予習ができますから、本格的な実習が始まるまでの有効なカリキュラムとなります。
グローバルスタンダードに沿った臨床実習プログラム
グローバルスタンダードに沿った臨床実習プログラムの拡充に力を入れていることも、愛媛大学医学部の特徴の一つです。
たとえば、世界的な潮流に合わせて実習期間を72週間に延長したり、臨床実習を強化し、地域医療教育のさらなる充実を図るなど、様々な指導を国際化の推進のために生かしています。
研究マインドを有する医師の育成
医師として必要とされる基本的な素養が、物事を常に探求する能力です。
なぜなら、探求する能力が十分でなければ、自ら医学を研究しようとする、「研究マインド」が育たないからです。
愛媛大学医学部では、そんな研究マインドを育むために、医科学研究を専門に学ぶカリキュラムを取り入れ学生を指導しています。
成果は着実に実っており、全国的な大学生のコンテストである、サイエンス・インカレの上位入賞者も輩出しています。
愛媛大学医学部の入試情報
入試科目と配点
次に、入試科目と配点についても解説していきます。
ここでは、2023年度の入試における共通テストと二次試験における入試科目と配点について見ていきましょう。
共通テスト
最初に解説するのは、共通テストの入試科目と配点です。
下記表にまとめましたので、ご覧ください。
教科 | 英語 | 数学 | 国語 | 理科 | 地歴・公民 | 合計 |
配点 | 100 | 100 | 100 | 100 | 50 | 450 |
愛媛大学医学部では、地歴・公民を50点、それ以外の教科を100点の配点で評価しています。
教科数が多いため、日ごろからきちんと学習に励み、十分な実力を養う必要があるでしょう。
二次試験
二次試験では、学力検査と面接で選抜者が決まる、個別学力検査が課されます。
学力検査の科目と配点を下記表にまとめましたので、参考にしてください。
教科 | 数学 | 理科 | 総合問題・面接 | 合計 |
配点 | 200 | 200 | 総合問題200、面接100 | 700 |
試験内容は、上記のとおり数学と理科、総合問題と面接です。
面接は個人面接で、時間は15分ほどとなっています。
志望動機を強く聞かれたり、1つの質問について深く尋ねられることがありますので、しっかりとした回答を用意しておきましょう。
上記のほか、よく聞かれる質問としては、
✓愛媛県に対するイメージ
✓どんな医療分野に興味を持っているか
✓大学で学びたいこと
✓医師としての将来像
などです。
しっかり面接対策をして、必ず合格を勝ち取りましょう。
合格のボーダーラインは?
愛媛大学医学部の前期日程におけるボーダー得点率は、2020年度が84%で、2021年度は82%でした。
2022年度においては80%台を割り込み、76%と若干の落ち着きを見せていますが、医学部受験では少しの油断が不合格に直結します。
受験勉強を進める際は、基礎から応用まで徹底して学びを深めていきましょう。
愛媛大学医学部を目指すなら京都医塾
医学部の偏差値としては、平均的な数値の愛媛大学医学部。
しかし、同程度の国公立大学医学部と比較した場合、やや倍率が高くなっているのがネックです。
合格できる実力を持ちうる人でも、少しの気の緩みが不合格へとつながってしまうでしょう。
そのため、合格をより確実なものにするためにも、優秀な予備校で良質な指導を受けたいと感じている人も多いのではないでしょうか。
そんな人に打ってつけなのが、医学部専門予備校の「京都医塾」です。
京都医塾は、優れた講師陣や独自のカリキュラムを駆使して、毎年多くの合格者を輩出している予備校です。
ここから先は、京都医塾が実践している指導内容を中心に、その魅力に迫ってみましょう。
生徒一人につき13人の講師が指導
京都医塾の代表的な指導方法の一つが、生徒一人につき13人の講師が指導にあたる、連携的な教育スタイルです。
この13人の講師陣は、受験生が入塾時に作られた独自のカリキュラムをもとに、指導にあたります。
そして講師たちは、それぞれが教科ごとに分かれて指導しますが、彼らはみな、これまで何人もの受験生を合格させてきたエキスパート集団です。
そんなエキスパート集団が、チーム一丸と受験生を合格の日まで寄り添い、徹底的にサポートしますから、あなたの合格もより確かなものとなるでしょう。
革新的な指導が生み出す確かな合格率
京都医塾の教育方法の革新性の中核となる要素の一つが、先ほどお伝えした塾独自のカリキュラムです。
こちらのカリキュラムは、入塾時のテストやヒアリングなど、色々な側面から受験生を徹底的に分析して作られています。
作成されたカリキュラムは、受験生本人のためだけに作られた、世界に一つだけのカリキュラムとなります。
そして、そんなカリキュラムを用いて13人の講師陣が指導にあたりますが、様々な努力が実った結果、前述のとおり毎年たくさんの医学部合格者を輩出するにいたりました。
2022年度の実績を引き合いに出しても、一次試験合格率78%、最終試験合格率68%という快挙を達成しています。
愛媛大学医学部についても、合格者を送り出していますので、志望している人は安心してお任せください。
愛媛大学医学部を目指すのなら、好実績の京都医塾が打ってつけです。
心身の健康にもきめ細かな配慮
受験においては、学習こそが第一と思っている人は少なくありません。
たしかに、学習を疎かにしていては実力が伸びず、医学部の合格も遠のいてしまうでしょう。
しかし、学習と同じくらい大切なものがあることを、ご存知でしょうか。
それは、健康管理です。
健康をないがしろにしていると、思わぬところで病気になるなどして、学習どころではなくなってしまうでしょう。
そのことを痛感している京都医塾では、受験生の健康管理にも特段の注意を払っています。
たとえば、寮で提供される食事は、管理栄養士の監修のもとで作られた、栄養満点のものが用意されます。
精神面のケアについても、専門のスタッフが親身になって相談にのり、解決へ向かうようにサポートします。
このように、京都医塾のスタッフが団結して、受験生を心身ともにきちんと支援しますから、受験シーズンをきっと最後まで走り切れるはずです。
まとめ
オリジナルのカリキュラムで、学生を指導していることで有名な愛媛大学医学部。
同校には、独自のカリキュラムに惹かれて、毎年たくさんの若者たちが受験にチャレンジしています。
そんな愛媛大学医学部の偏差値は65.0と、国公立大学の医学部として平均的ですが、倍率を見ると同一偏差値の医学部よりも、やや高めです。
2022年度のボーダーラインの得点率は前年度より低下したものの、今後の見通しは多くの人にとって何もわかりません。
そのため、合格をより手元に引き寄せる目的で、優れた予備校を探している人も少なくないでしょう。
そんな人に打ってつけなのが、医学部専門予備校の京都医塾です。
京都医塾は、優秀な講師陣と優れたカリキュラム、良質な学習環境をもとに、受験生の支援をしている予備校です。
高い合格実績を持つことで大変評価されており、2022年度の試験においては一次試験合格率78%、最終試験の合格率では68%もの好記録を樹立しました。
これも、京都医塾が誇る独自のメソッドのたまものです。
愛媛大学医学部の合格者も輩出していますので、安心して入塾してください。
愛媛大学医学部を目指すのなら、確かな実績を持つ京都医塾がおすすめです。
資料請求や電話相談などは一年中毎日、受付けていますので、お気軽にお問い合わせください。