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英語の配点が高い・低い医学部はどれだけ違う?国公立大学・私立大学別にランキングで一挙紹介

英語の配点が高い・低い医学部はどれだけ違う?国公立大学・私立大学別にランキングで一挙紹介

英語 の 配点 が 高い 医学部

英語は医学部受験においても欠かせない科目であり、配点、特に「配点比率」が合否に大きく影響します。

そこで今回の記事では、「得意な英語を活かしたい」「苦手科目を得意な英語でカバーしたい」と考える受験生に向けて、国公立大学・私立大学に分けて英語の配点比率をランキング形式で紹介します。

記事を読んで配点比率の違いや傾向についても理解し、志望校選びや受験戦略に役立てましょう。

英語の配点が高い医学部ランキング【国公立大学】

英語 の 配点 が 高い 医学部

まずは、英語の配点が高い国公立大学医学部について、共通テスト・個別試験それぞれ上位の大学を紹介します。

【共通テスト(一次試験)で英語の配点が高い大学(上位15校)】

順位大学名配点比率
1位横浜市立大学30.0%
2位新潟大学25.0%
2位和歌山県立医科大学25.0%
4位徳島大学22.2%
4位奈良県立医科大学22.2%
6位佐賀大学21.9%
7位鳥取大学21.7%
8位鹿児島大学21.6%
9位長崎大学21.5%
10位名古屋大学21.1%
10位岐阜大学21.1%
10位神戸大学21.1%
10位千葉大学21.1%
10位金沢大学21.1%
10位山口大学21.1%

※同順位は全体の配点比率が高い順で記載

【個別試験(二次試験)で英語の配点が高い大学(上位5校)】

順位大学名配点比率英語
1位徳島大学50.0%
2位島根大学43.5%
3位旭川医科大学42.9%
4位岡山大学36.4%
5位新潟大学33.3%

※同順位は全体の配点比率が高い順で記載

英語の配点が高い医学部ランキング【私立大学】

英語 の 配点 が 高い 医学部

続いて、私立大学医学部についても英語の配点比率が高い上位の大学を紹介します。

【一次試験で英語の配点が高い大学(上位15校)】

順位大学名配点比率
1位順天堂大学40.0%
2位東邦大学37.5%
3位帝京大学33.3%
3位国際医療福祉大学33.3%
3位東海大学33.3%
3位藤田医科大学33.3%
3位産業医科大学33.3%
8位関西医科大学30.0%
8位日本医科大学30.0%
8位慶應義塾大学30.0%
8位愛知医科大学30.0%
8位北里大学30.0%
8位兵庫医科大学30.0%
14位杏林大学28.6%
14位川崎医科大学28.6%

※同順位は全体の配点比率が高い順で記載

ランキングには入っていませんが、二次試験の英語配点で注目したいのが広島大学の英数重視型の「A(em)方式」です。

通常の方式だと33.3%の配点比率がA(em)方式だと44.4%になり、英語の配点比率がさらに高くなります。

受験方式を選べるわけではなく、通常の方式とあわせてA(s)方式で算出した結果高得点の受験生から一定数合格する仕組みなので狙って受験はできませんが、英語と数学に自信がある受験生はかなり有利でしょう。

医学部受験で重要な「配点比率」とは?

配点比率とは、大学入試における各科目の比率であり科目の重要度を示す指標です。

共通テスト(一次試験)・個別試験(二次試験)、あるいは全体の合計点を100%とした際に、各科目がどれだけの割合を占めるかを表します。

配点比率を見れば、受験する大学がどの科目を重視しているのかを確認できます。

なぜ点数で示さずに配点比率で示すのかというと、大学ごとに満点が異なるため単純に点数だけで大学同士を比較しにくいためです。

医学部の場合は理科を重視する大学が多く、国語・社会は多くの大学で重要度が低い、など大まかな傾向はあるものの大学ごとに設定する配点はさまざまです。

また、国公立大学の場合共通テストと二次試験それぞれの試験内の配点比率があるため、志望する大学の共通テスト内での配点比率、個別試験内での配点比率に加えて共通テストと個別試験の比率についても知っておく必要があります。

特に複数の大学を受験する場合、各大学の配点比率についても考慮しておかないと合格ラインを見誤る危険性が考えられます。

医学部の英語の配点は大学によってどのくらい違う?

英語 の 配点 が 高い 医学部

配点比率と重要性について確認したところで、医学部受験における英語の配点は大学によってどのくらい違うのかを共通テストを例に見てみましょう。

◇共通テストで英語の配点比率が高い医学部

大学名外国語数学理科国語地歴公民情報一次配点比率英語数学理科面接小論文二次配点比率総合配点比率
横浜市立大学300200200200505030.0%40040060028.6%29.2%
新潟大学200200200100505025.0%40040040033.3%30.0%
和歌山県立医科大学150100150100505025.0%20025025028.6%26.9%

※〇:配点設定なし

3大学とも共通テストの6科目に対して、英語1科目の配点が占める割合は1/4〜1/3弱です。

また、二次試験においても英語の配点割合は3割前後を占めるため、全体に対する配点比率も大きな変化はありません。

◇共通テスト英語の配点比率が低い医学部

大学名外国語数学理科国語地歴公民情報一次配点比率英語数学理科面接小論文二次配点比率総合配点比率
大阪公立大学100200200100502514.8%30030030033.3%25.4%
香川大学10010020020010014.3%20020020010028.6%21.4%
島根大学1001002002001003013.7%2002006043.5%25.2%

※〇:配点設定なし

共通テストでの英語の配点比率は10%台前半ですが、共通テストで英語の配点が低い分二次試験で英語の配点比率が大きい傾向が見られ、全体に対する配点比率で見ると21%台~25%台です。

したがって、トータルで見ると英語の配点比率は共通テストの配点比率の高低にかかわらず大きな違いはないということがわかります。

「配点」の活用で医学部受験が有利に進む?

英語 の 配点 が 高い 医学部

医学部受験において英語は必須科目であり大きな違いは見られないものの、配点比率や一次試験・二次試験どちらに重きを置いているかは大学ごとに異なります。

そのため、高い合格水準を求められる医学部受験では配点比率も無視できない重要な要素です。

医学部受験での英語の配点の傾向

医学部受験において、共通テストがある分科目数が多い国公立大学より、私立大学のほうが英語の配点比率は高い傾向があります。

全体に対する英語の配点比率が最も高い国公立大学が30%弱である一方、私立大学では40%と差は約10%です。

しかし平均で見るとどちらも1/4にあたる25%前後であり、理科と異なり突出して配点比率が高い大学は少ないものの、英語の重要性は全体的に高いといえます。

その理由の一つとして、入学後や医者になったあとも論文、翻訳、医学英語、学会など英語の使用頻度が高く英語能力が必須であることが挙げられます。

そのため、英語が得意な受験生にとっては有利な反面、英語が苦手な場合は志望校選びの工夫、あるいは苦手の克服が必要になってくるでしょう。

受験校を選ぶ際に見るべき配点のポイント

志望校選びの際には、大学ごとに配点が異なることを踏まえて検討する必要があります。

特に英語は医学部受験において必須科目であり、一般選抜ではほかの科目と異なり受験せずに済む方法がありません。

そのため、英語が得意な場合には英語の配点比率が高い大学を選び、逆に英語が苦手な場合には配点比率の低い大学や得意科目の配点が高い大学を選ぶとよいでしょう。

特に英語の配点が低い大学は数学や理科の配点が高い傾向があるため、数学や理科が得意な場合はそういった大学を選び得意科目でカバーする作戦も考えられます。

同じ英語でも志望大学の配点比率が高ければ重点を置いて学習する、平均的な配点バランスなら苦手科目克服に注力するなど学習方針や時間配分も変わります。

このように、配点比率の把握は受験戦略を立てる上でも重要です。

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まとめ

英語 の 配点 が 高い 医学部

英語は、すべての医学部受験で避けて通れない重要科目の一つです。

大学によって重視の度合いは異なりますが、配点が比較的高めに設定されており、得点源としての役割も大きくなります。

英語に自信がある方は優位に立ちやすく、逆に苦手意識がある場合は早めの対策が求められます。

大学ごとの配点傾向を知り、自分に合った戦略を立てることが合格への近道です。

とはいえ、すべてを自分で調べて判断するのは簡単ではありません。

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