受験は人生の中でも一世一代の経験であるため、当日は緊張してしまわないかと懸念している方は多いのではないでしょうか。
また、緊張により、本来の実力を出せないのではないかと不安になることもあるかと思います。
そこで今回の記事では、受験本番の緊張をほぐす方法や、受験当日に役立つ持ち物をご紹介します。
また、緊張しないための受験当日までの準備についても解説しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
受験当日はどうしても緊張するもの
冒頭でも触れたとおり、受験当日はどうしても緊張するものです。
受験の結果によって今後の人生が左右されるため、当日は今まで経験したことのない緊張が自分を襲うかもしれません。
また、今まで受験合格に向けて努力をしてきた分、より一層合格したいという気持ちが強くなり、比例して緊張が大きくなる可能性も考えられます。
とはいえ、緊張を悲観的に捉える必要はありません。
誰であっても受験は緊張するものであり、受験当日はそもそも緊張するものであると捉えておけば、緊張に対する不安も自ずと軽減されるでしょう。
受験本番の緊張をほぐす方法
ここまで、受験当日の緊張について解説をしました。
ここからは、受験本番の緊張をほぐす方法をご紹介します。
・深呼吸をする
・今まで勉強してきたことを思い出す
・合格後の未来をイメージする
・万が一失敗しても人生は終わらないことを言い聞かせる
・いつも通りに過ごす
それぞれ順番に見ていきましょう。
深呼吸をする
非常にシンプルな方法ではあるものの、深呼吸をすることで緊張は和らぎます。
人間の体は、緊張をしてしまうと鼓動が速くなり、結果的に酸素が過剰になってしまうことがあります。
しかし、そのような場合に深呼吸をすることで、普段通りの酸素の状態に近づけることが可能です。
特に、酸素が過剰になっているので、深呼吸の中でも吐くことに集中しましょう。
今まで勉強してきたことを思い出す
今まで適切に勉強を繰り返していれば、受験当日に今までの勉強を思い出すだけでパワーが湧いてきます。
自然と今までの自信も取り戻せるようになるので、自ずと緊張も和らぐことに期待ができます。
「これだけ頑張ってきたんだから、後はやるだけ」というポジティブな気持ちで取り組めば、受験合格というポジティブな未来を手に入れられることにも繋がります。
また、受験当日まで多くの勉強をしてきたものの、当日になって周りを気にしすぎてしまう方も多くいます。
受験は戦争とよく言われるものの、周りを気にしすぎるのは当然ながら逆効果です。
必ず、自分のみに集中することを心がけ、今までの勉強を自信に変えて臨みましょう。
合格後の未来をイメージする
受験当日は、万が一合格できなかったらどうしようという気持ちが大きくなり、ネガティブな気持ちでいっぱいになることが多々あります。
しかし、合格後の未来をイメージすることで、よりその未来を手に入れたいという気持ちの割合が多くなります。
それは、緊張を和らげることにも繋がるでしょう。
万が一失敗しても人生は終わらないことを言い聞かせる
多くの方は、受験に失敗してしまうことを、人生の終わりだと捉えてしまうかもしれません。
しかし、受験はあくまで人生のたった一部に過ぎず、万が一不合格だとしても、また違う明るい未来を迎えられます。
そのため、受験や失敗を悲観的に捉えすぎないようにしましょう。
受験に失敗してしまったとしても、その経験を別のことに活かせば、結果的に失敗を成功に変えることも可能です。
どちらの未来であったとしても、ポジティブに捉えることを心がけましょう。
いつも通りに過ごす
最後は、受験当日といえども、やはりいつも通りに過ごすことが大切です。
特に、受験前に少しでも焦りや不安を軽減するため、徹夜で勉強を詰め込もうと考えるかもしれません。
しかし、大事な本番前の睡眠不足は逆効果であり、問題を読み解く能力も低下します。
そして、結果的に受験合格が遠のいてしまうケースも十分考えられるでしょう。
したがって、受験当日であっても、前日は1日3食、睡眠は6時間~8時間程度の睡眠を取ることを心がけましょう。
また、それでも不安が残る場合は、受験前から、日常的なルーティーンを作っておくのもおすすめです。
例えば、起床したら必ず10分間散歩をするなどです。
これらのルーティーンを作っておき、受験本番の朝もいつものように散歩をすれば、自然といつも通りの自分で受験を迎えられるでしょう。
受験当日に役立つ持ち物
先ほど、受験当日に緊張を和らげる方法を解説しました。
とはいえ、さらに少しでも不安を軽減したいと誰もが考えるでしょう。
ここでは、受験当日に役立つ持ち物をご紹介します。
・受験勉強に使っていたまとめノート
・カイロ
・胃腸系の薬
それぞれ順番に見ていきましょう。
受験勉強に使っていたまとめノート
今まで受験勉強に使っていたノートを見返すことで、これだけ勉強をしてきたから大丈夫という気持ちが生まれます。
また、当日の朝は緊張により、頭が真っ白になってしまう瞬間もあるかもしれません。
しかし、受験前にノートを見返すことで頭の中を整理することができ、今まで勉強してきた内容の記憶を取り戻す効果も期待できます。
カイロ
受験当日は、開場までに外で待たされるケースも多いです。
特に冬の場合は体温も下がるので、カイロがあるだけで安心感がまったく変わります。
貼るカイロ、持つカイロのどちらでも構わないので、カイロは必ず持参しましょう。
胃腸系の薬
本記事を読む方の中には、緊張により胃腸が痛くなってしまう方もいるかもしれません。
そのような場合に胃腸系の薬を持っておけば、少しでも痛みを和らげられます。
また、不安な場合は、出発前に自宅で薬を飲んでから会場に向かっても良いでしょう。
緊張しないための受験前日までの準備
ここまで、受験当日の緊張を解消する方法を解説しました。
ここからは、受験本番に緊張してしまう可能性を少しでも下げるため、今から受験前日までにやっておくべきことを解説します。
・緊張しないための勉強量を確保する
・模試やテストを中心に量をこなす
・当日の時間配分を決めておく
・入試を大きく捉えすぎないようにする
それぞれ順番にご紹介します。
緊張しないための勉強量を確保する
受験本番までに勉強量を確保しなければ、当然緊張してしまう可能性も高くなり、合格という目標は遠のいてしまうでしょう。
それらを防ぐためには、やはり緊張しないための勉強量を確保することが大切です。
仮に、現時点で1日あたり6時間程度勉強し、当日に緊張しないか不安が残っている場合は、1日あたりの勉強量を7時間以上に増やしてみましょう。
重要なのは、これだけ勉強してきたから大丈夫という気持ちを持てるまで勉強することです。
模試やテストを中心に量をこなす
受験本番に慌てることがないよう、模試やテストを中心に勉強することも大切です。
特に、受験する学校の傾向や問題を事前に把握するために、過去問や予想問題に取り組むとよいでしょう。
事前に学んでおくことで、当日も「過去に勉強したことがある問題だから大丈夫」という気持ちが生まれ、緊張しすぎるということはなくなるでしょう。
当日の時間配分を決めておく
各問題に対して時間配分を決めておけば、迷いや焦りによる緊張も軽減できます。
仮に解けない問題があり、時間配分を事前に決めていなかった場合、その問題を解くことだけに集中してしまい、結果後半に大きな焦りが生まれてしまう恐れがあります。
全体の時間配分を決めるとともに、解けない問題は3分で解けなかったら次の問題に移行するなど、全体の流れを予め決めておきましょう。
入試を大きく捉えすぎないようにする
最後に、入試を大きく捉えすぎないようにすることも大切です。
先述したように、受験に合格できなかったとしても、それで人生が終わってしまうわけではありません。
仮に不合格だとしても、また別の人生が始まっていきます。
そのため、受験本番に向けて勉強を頑張ることはもちろん大切ですが、あまり気負いすぎないように注意しましょう。
まとめ
本記事では、受験と緊張について解説をしてきました。
どれだけ勉強を頑張ってきたとしても、やはり受験当日は緊張してしまうものです。
その緊張を少しでも和らげるためには、前日までに勉強量を確保し、当日は深呼吸をしたり、今までの勉強を思い出したりすることが大切です。
まずは受験合格に向けて、模試やテストを中心にこなすことから始めてみてはいかがでしょうか。