受験当日の体調不良は、多くの受験生にとって大きな不安材料です。
大切な試験日を最高のコンディションで臨みたいものの、ストレスや乱れた生活リズム、さらには免疫力の低下が原因で、予期せぬ体調不良に悩まされることも少なくありません。
この記事では、受験直前や当日に起こりやすい体調不良の原因と症状について解説します。
さらに、体調不良を防ぐための方法や対策もあわせて紹介します。
受験生自身や保護者が、安心して試験に向かえるような万全の準備を整えるために、ぜひ参考にしてください。
目次
受験間近・当日に体調不良が起こる原因
受験間近や当日の体調不良は、何が原因で引き起こされるのでしょうか。
ここでは、受験間近・当日に体調不良が起こる3つの原因について解説します。
ストレス
プレッシャーや不安が募る受験時期、体調不良の原因として真っ先に挙げられるのがストレスです。
受験勉強の重圧は、知らず知らずのうちに心と体に影響を与えます。
例えば、疲れが取れにくくなったり、食欲がなくなったり、眠りが浅くなることなどはよく見られる症状です。
さらに、ストレスが長引くと集中力や記憶力にも悪影響を及ぼす可能性があります。
体が不調を訴え始めたら、ストレスが溜まっているサインかもしれません。
無理をせず適度に休息を取ることが、受験勉強の努力を無駄にしないために欠かせないポイントです。
生活リズム
生活リズムの乱れが、受験間近や当日の体調不良を引き起こすことがあります。
受験シーズンまでは規則正しい生活をしていた人でも、勉強を優先するあまり夜型の生活になってしまうことは少なくありません。
生活パターンの変化は睡眠不足を引き起こし、結果として体調不良につながることがあります。
そのため、規則正しい生活を維持し、十分な睡眠を確保することが重要です。
免疫力の低下
受験のストレスが原因で免疫力も低下することから、体調不良になることも多いでしょう。
ストレスを感じると、コルチゾールというホルモンが分泌され、免疫システムの働きを抑えてしまうのです。
十分な免疫力があればウイルスに対抗し、すぐに回復します。
しかし、ストレスによる免疫力の低下が続くと、風邪が長引いたり、再発したりしやすくなります。
受験間近・当日に多い体調不良の症状
ここでは、受験間近や当日に多い体調不良の症状について、具体例を交えて解説します。
腹痛
試験当日、緊張から腹痛を引き起こすことも珍しくありません。
「絶対に成功したい」という強い意志に反し、体がバランスを失った状態で起こるとされています。
激しい腹痛が続くと胃に深刻なダメージを与え、入院が必要になることもあるため、十分注意しなければなりません。
受験直前に「勉強が足りないかもしれない」と感じることがあっても、自分を追い込みすぎず、体調を最優先に考えながら試験に臨むことが重要です。
頭痛
受験間近や当日には、頭痛も多く見られます。
少しの勉強でも頭が痛くなる場合、受験のプレッシャーが大きく影響しているかもしれません。
頭痛は体がストレスを感じている警告サインと考えられます。
頭痛が生じた際は、無理せず適度な休息を取りましょう。
突然の涙
受験直前や当日に、不安やプレッシャーから突然涙が出てしまうことも少なくありません。
涙自体は悪いものではなく、ストレスを軽減する手段として泣くことで心をリセットする仕組みです。
しかし「気づいたら涙があふれてくる」「泣いてしまうことが止まらない」といった状況が続く場合、受験のストレスが限界に達しているサインかもしれません。
イライラ・無関心
受験勉強に没頭しすぎると、些細なことでイライラしたり、興味を持っていたことへの関心を失ったりします。
勉強が頭から離れない状況に置かれ続けると、どんな気分転換を試みても楽しめなくなります。
結果として効率が低下し、さらにイライラが募るという悪循環に陥ってしまうのです。
吐き気
受験のプレッシャーや不安が増すと、自律神経が乱れ、吐き気を引き起こすことがあります。
吐き気が発生するのは、ストレスに対抗しようと体が反応し、神経が過剰に活性化して胃が激しく収縮するためです。
また、勉強が進んでいないという焦りや、模試の結果に対する不安も吐き気を誘発することがあります。
吐き気を感じたときは、少し横になって休んだり、冷たい水をゆっくり飲んだりして体を落ち着かせましょう。
食欲の低下
受験が迫ると、食欲が低下することもあります。
ストレスにより胃腸の働きが鈍り、体が食べ物を受け付けなくなるためです。
食欲不振の状態が続くと、栄養不足から摂食障害につながる可能性もあるため、注意が必要です。
もし食欲が湧かない場合は、1日に必要なカロリーを確保するために、軽い間食を取り入れて無理なく栄養を補いましょう。
息苦しさ
受験のストレスが原因で筋肉も緊張し、息苦しさを引き起こすこともあるでしょう。
また、ストレスを抱えたまま眠る際、体を丸めて内臓が圧迫され、呼吸がしづらくなる場合もあります。
息苦しさは受験直前や当日に限らず、強いストレスを感じた時に表れやすい症状の一つです。
もし息苦しさを感じたときは、深呼吸を繰り返し、姿勢を正すことで楽になるかもしれません。
不眠
受験勉強による強いストレスは、睡眠にも悪影響を及ぼすことがあります。
- 「体は疲れているのに眠れない」
- 「考え事ばかりで寝付きが悪く、睡眠時間が短くなる」
上記のような症状が表れることがあります。
不眠を改善するには、信頼できる人に相談して不安を少しでも解消したり、1日3食しっかりと食べて体内リズムを整えたりすることが有効です。
眠れない状態が続く場合は、医療機関での相談や薬の処方を検討してみることも1つの方法です。
受験当日の体調不良の際の予防法
受験当日に体調を崩さないためには、普段からの規則正しい生活と、もしものときの対応策を理解しておくことが大切です。
特に、受験期は寒さが厳しく、風邪や体調不良を引き起こしやすい季節でもあります。
まずは生活リズムを整え、十分な睡眠を確保することが不可欠です。
夜遅くまで勉強を続けるのではなく、試験の時間に合わせて早起きの習慣をつけましょう。
また、栄養バランスの取れた食事を心がけ、胃に負担をかけないよう注意してください。
加えて、感染予防として外出後はしっかりと手洗い・うがいを行い、必要に応じてマスクを使用しましょう。
人混みを避けることも、感染予防の予防策として有効です。
その他にも、勉強中は部屋の温度を適切に保ちながら服装によって温度調整したり、適度に休息を取ってリラックスできる時間を確保するなど、ストレスを溜めないように心がけましょう。
受験当日の体調不良を起こしたときの対処法
受験当日に体調不良が発生した場合、試験の種類によって対応が異なるため、以下では3つのケースにおいてどのような対処法が好ましいのかを解説します。
なお、いずれの試験においても、事前に各大学や学校の募集要項や公式サイトで体調不良時の対応を確認しておくことが大切です。
特に、新型コロナウイルスに関する対応は大学によって異なるため、注意してください。
共通テストの場合
共通テストでは、高熱や呼吸困難、倦怠感などの症状がある場合、追試験を受けられます。
令和5年度の共通テストでは、38度以上の発熱や呼吸困難、倦怠感のいずれかがある場合、あるいは37.5度以上の発熱に加え咳や喉の痛みが2つ以上見られた場合、追試験の受験が認められました。
なお、共通テストの追試験は、通常の試験から2週間後に行われます。
国立大学の二次試験の場合
一方で、国立大学の二次試験では「体調管理も受験の一部」とされているため、体調不良による追試験は実施されません。
ただし、令和5年までは新型コロナウイルスの感染が疑われる受験生に対し、一部の大学で追試験の措置が取られていました。
新型コロナウイルスが5類感染症に移行した後については、各大学が独自に対応を決定しています。
私立大学の場合
私立大学においても、新型コロナウイルスに関する対応は各大学によって異なります。
令和5年までは、出願料の返還や中期・後期日程への振替受験、共通テストの成績で合否判定するなどの措置が取られていた大学もありました。
しかし令和6年度からは、早稲田大学などでの新型コロナウイルス感染が措置の対象外となっています。
高校受験の場合、医師が試験の受験が不可能と判断した場合、病名にかかわらず追試験が認められます。
インフルエンザや新型コロナウイルスだけでなく、月経随伴症状が重度である場合も、診断書を提出すれば追試験を受けられるでしょう。
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まとめ
受験が迫っている際や当日に体調を崩す原因には、ストレスや生活リズムの乱れ、免疫力の低下が関係しており、腹痛や頭痛、吐き気、不眠といった症状が表れます。
日ごろから規則正しい生活を心がけ、しっかりと睡眠をとり、バランスの良い食事を摂ることが、受験直前や当日の体調トラブルを防ぐために大切です。
もし体調が悪くなってしまった場合は、無理せず休養をとることを意識しましょう。
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