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【北海道大学医学部】難易度はどれくらい?偏差値や倍率などの入試情報や大学の特徴について徹底解説!

【北海道大学医学部】難易度はどれくらい?偏差値や倍率などの入試情報や大学の特徴について徹底解説!

北海道大学医学部は、北海道帝国大学医学部を前身として2019年に創立100周年を迎えた、日本でも有数の伝統ある医学部です。

同医学部は、旧帝大の1つでもあり、国際的視点を養う環境整備や学生の自主性を重んじる先進的な取り組みから受験生に人気の大学です。

そんな北海道大学医学部には、道内や東北地方のみならず全国から幅広くの受験生が例年試験に挑戦します。

そこで今回の記事では、北海道大学医学部の志望者に向けて、同医学部の基本的な情報から入試についてさまざまな情報をお伝えしていきます。

北海道大学医学部の基本情報


はじめに、北海道大学医学部の基本情報について押さえておきましょう。

こちらの項では、北海道大学医学部のキャンパスの場所とアクセス方法、医学部の定員数、そして入試方法や日程についてまとめました。

キャンパスの場所

北海道大学医学部は、札幌市北区の札幌キャンパスに位置します。

電車で向かう場合は、地下鉄南北線の北12条駅で下車してください。

北12条駅からは、徒歩10分で到着します。

また、バスで向かう場合は札幌駅北口から中央バス屯田線に乗車してください。

北大病院前バス停で下車すると、徒歩約3分で到着します。

定員数

北海道大学医学部医学科の定員数は、一般選抜が85名、フロンティア入試TypeⅠが5名、帰国生徒選抜が若干名の合計90名となっています。

入試情報

次に、北海道大学医学部の入試情報について見ていきましょう。

一般選抜

北海道大学医学部の一般選抜は、前期のみで、共通テスト2次試験により合否が判定されます。

後期の選抜はありません。

令和5年度の共通テストは、2023年1月15日と16日に実施予定となります。

また、2次試験は、2023年2月25日と26日に予定されています。

フロンティア入試TypeⅠ

北海道大学医学部のフロンティア入試TypeⅠとは、いわゆる推薦枠になります。

第1次選考では、調査書やコンピテンシー評価書などの書類審査が行われ、合格者のみ2次選考に進みます。

コンピテンシー評価とは、受験生の「学習の活動」や「諸活動」について高校などの教員がwebから入力したものです。

第2次選考では課題論文や面接、さらに共通テストの結果を総合して合否が判定されます。

共通テストについては、合格基準点(900点中765点)以上という条件を満たさなければ最終合格の対象となりません。

2023年度の第二次選考の検査日は、同年11月20日の予定です。

帰国生徒選抜

帰国生徒選抜は、海外で学校教育を受けた経験のある人を対象とした入試制度です。

こちらの選抜枠は、成績証明書を含む書類審査と課題論文、面接により評価がなされます。

2023年度の第二次選考の検査日は同年2月下旬の予定です。

北海道大学医学部の入試難易度

続いて、北海道大学医学部の入試難易度についても押さえておきましょう。

ここでは、偏差値と倍率の2つの指標から入試難易度を解説していきます。

偏差値

北海道大学医学部の偏差値は65.0で、国公立大学の医学部の中では標準的な数値です。

同一の偏差値の医学部としては、東北大学筑波大学名古屋大学神戸大学奈良県立医科大学などがあげられます。

上位クラスの医学部は、偏差値67.5の横浜市立大学や千葉大学、宮崎大学などが並びます。

倍率

2020年度

入試日程
倍率 募集人数 志願者数 受験者数 合格者数
前期 3.4 102 366 347 102

2021年度

入試日程
倍率 募集人数 志願者数 受験者数 合格者数
前期 3.1 97 338 310 101

2022年度

入試日程
倍率 募集人数 志願者数 受験者数 合格者数
前期 3.1 92 315 300 98

北海道大学医学部の入試倍率は、3.1〜3.4倍の間で推移しています。

国公立大学の医学部の中では、標準レベルの倍率といえます。

北海道大学医学部の特徴

北海道大学医学部の基本情報や入試難易度についてふれてきました。

この項では、北海道大学医学部の特徴について紹介します。

文系からでも医学部への進学が可能

北海道大学医学部には、「進振り制度」による学部振り分けがある点が特徴です。

「進振り制度」では、総合入試で入学した学生は2年次から進学できる学部が成績によって決まります。

この制度により、文系からでも医学部への進学が可能ですが、定員は5名と少なく、高成績が必要となる狭き門です。

医学部をはじめから目指す受験生は、入試の時点で医学部医学科を受験しておくほうがよいでしょう。

大学入学後も2年次に学部変更ができる点では、学生が本当に学びたいことは何かを考えて進路を決められる魅力ある大学といえます。

一歩早く研究者へ!医学部在学時に大学院科目を履修できる

北海道大学医学部では、早期に博士の学位取得が可能であることも特徴の1つです。

同医学部では、医学部医学科6年次から大学院の授業を履修できるMD-PhDコースが設けられています。

MD-PhDコースでは、卒後研修後から大学院に入学する通常のコースに比べて早く博士の学位取得ができ、20代後半には若手研究者として自立した研究活動も可能です。

研究者としてのキャリア形成を一歩も二歩も早く進めることができるので、博士の学位取得を目指す学生にとっては非常に魅力的なコースといえるでしょう。

外国語能力向上の支援が充実

「国際性のあるグローバルな人材育成」という理念の下、北海道大学医学部には英語力向上の支援が充実しています。

辞書を使わずに英語文献が読める英語力を目標として、定期試験においても英語の出題がある授業も設けられています。

海外留学の推奨や国際交流推進センターでのさまざまな企画により、海外の国際会議で口頭発表を行うほど国際性・英語力が養われる学生もいます。

研究生とのコミュニケーションや学会でのプレゼンテーションなど英語の実践力が身につくため、海外で活躍したい人にとって優れた環境でしょう。

北海道大学医学部の入試情報


次に、北海道大学医学部の入試情報についても押さえていきましょう。

こちらの項では、北海道大学医学部の入試科目と配点、合格のボーダーラインなどを解説していきます。

入試科目と配点

最初に、入試科目と配点の説明をします。
共通テスト2次試験に分けて解説をしますので、参考にしてください。

共通テスト

共通テストの入試科目と配点については、下記表のとおりです。

英語
数学 国語 理科 地理・公民 合計
60 60 80 60 40 300

2次試験

2次試験における入試科目と配点は、下記表のとおりです。

英語
数学 物理・(生物/科学) 面接 合計
150 150 150 75 525

共通テストの合計点が300点であるのに対し、2次試験の合計点が525点と配点比率が高いことが特徴です。

北海道大学医学部の面接試験は、約10分程度の個人面接形式です。

面接官が3人に対し、受験生が1人で行われます。

試験1日目で記載する面接カードの内容に沿って、試験2日目の面接が進行される点が大きな特徴です。

試験1日目の筆記試験の後に、A4用紙に面接カードを記入します。

面接カードには、出身校、自分の好きなスポーツ、趣味、特技、自己紹介、アピールポイント、尊敬する医師・科学者などの項目を記入します。

2日目の面接では、このカードに書いた内容をもとに、面接官から質問をされます。

例年、面接カードの項目は似たような質問が多い傾向です。

面接カードに記入する内容についてはあらかじめ準備し、その内容を記入するようにしましょう。

また、「医師志望理由」や「将来目指す医師像」といった基本的な質問も聞かれますので、事前にまとめて答えられるようにしておくことが必要です。

さらに、北海道大学医学部では、最新の医療ニュースに関する質問も多くみられます。

最新のニュースについては、内容を十分に理解して自分なりの考えが答えられるようにしておきましょう。

合格のボーダーラインは?

北海道大学医学部の合格のボーダー得点率は、2020年度が88%
2021年度が87%、2022年度が82%となっています。

ボーダー得点率は、2022年度にかけてやや低下傾向がみられますが、国公立大学医学部の平均80%と比較しても依然高めといえるでしょう。

北海道大学医学部を目指すなら京都医塾

北海道大学医学部は、旧帝大という歴史ある大学でもあり、道内の受験生はもちろんのこと全国的にも人気がある大学です。

北海道大学医学部は、ボーダー得点率が高く、2次試験の配点比率が高いことから共通テストから2次試験での科目試験・面接に至るまでまったく油断できません。

北海道大学医学部を志望している人の中には、入試必要科目から面接までしっかりと対策をたてたいと思う人もいるでしょう。

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また、生徒一人に2名の担任が、週に一度のカウンセリングを行い、勉強面だけではなくメンタル面のサポートで生徒を支えます。

まとめ

北海道大学医学部は、旧帝国大学という歴史や先進的な取り組みから人気が高い医学部です。

同医学部の入試には、例年、地域の優秀な受験生だけではなく日本全国の優秀な高校出身者が試験に集います。

そんな北海道大学医学部の入試は、共通テストから二次試験に至るまでハイレベルな戦いが予想されます。

合格を手に入れるためには、共通テスト、科目試験、面接までのオールラウンドな対策が必要となるでしょう。

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