医学部進学を考える上で、どの医学部を選ぶべきか迷う人も多いでしょう。
医学部の選び方で失敗しないためには、ポイントとなる情報をしっかり知っておくことが重要です。
そこで今回の記事では、医学部を目指すすべての受験生に向けて医学部選びのポイントをまとめて解説していきます。
目次
国公立大学か私立大学か
医学部の選び方としてはじめの分岐点は、国公立大学医学部と私立大学医学部のどちらを目指すか決めることです。
国公立大学医学部と私立大学医学部では学費や受験科目、難易度などあらゆる点で大きく異なります。
この項では、国公立大学医学部と私立大学医学部を選ぶポイントについて解説していきます。
学費
国公立大学医学部と私立大学医学部は、学費の違いが非常に大きいことが特徴です。
国公立大学は学校によって多少の違いはあっても、6年間の総額は400万円程度です。
内訳としては入学金で30万円前後、授業料として1年あたり50~60万円ほどになります。
一方、私立大学医学部では、6年間で2000万円ほどのところもあれば、4000万円を超えるところもあり、大学によって学費に大きな差があります。
そのため、私立大学医学部の受験校や合格後の進学先を決める際は、学費で決めることがあります。
受験科目
国公立大学医学部は、共通テスト5教科7科目を受けて、二次試験に進む大学がほとんどです。
医学部に合格するためには、共通テスト90%前後の得点が必要となります。
そのため、国公立大学を受験するのであれば、全ての教科をまんべんなく勉強して高得点をとることがもとめられます。
二次試験の科目は大学によって受験科目や出題傾向が違うので、得意科目があるなど得点がとれる大学を選ぶことも可能です。
一方、私立大学医学部は、基本的に共通テストではなくそれぞれの大学独自の試験となります。
受験科目数が少ないところもあれば国公立大学と同程度のところもあるため、自分の得意科目で受験できる大学を選ぶこともできるでしょう。
難易度
国公立大学医学部は難易度が高い傾向があります。
前述のように国公立大医学部は学費が安いため競争率が高くなることや、受験科目が多く共通テスト対策が必要になることが理由として挙げられます。
一方、私立大学医学部の難易度は近年、飛躍的に上がっており、偏差値でみると国公立大学医学部と私立大学医学部の差はほとんどありません。
私立大学医学部は受験科目数が少ない分、1つの科目の失点が合否を左右します。
また、倍率は国公立大学医学部の倍率は高いところでも6倍程度であるのに対して、私立大学医学部はおおむね20倍以上を超えます。
こういったことから、安易に私立大学医学部だから簡単とは言えませんが、受験科目を絞ることで集中的に受験校に合わせた対策をとることができます。
通学できるか一人暮らしか
大学がどこにあるかを調べることも医学部選びのポイントです。
自宅から通学できる地域であれば、経済的な負担は少なくなるでしょう。
しかし、自宅から通学できる大学が少ない場合は受験校選びの幅が狭くなります。
経済的な負担は増えますが、一人暮らしが可能ならば選択できる幅は広がるでしょう。
ただし、一人暮らしするとなると家賃に加えて光熱費などの生活費がかかることを踏まえて考えていく必要があります。
国公立大学医学部の選び方
国公立大学医学部と私立大学医学部の違いについて見てきました。
ここでは、国公立大学医学部の大学の選び方について具体的に解説していきましょう。
二次試験の科目
国公立大学医学部は、共通テストと二次試験の合計得点で合否が決まります。
いかに自分の得点を上げて受験校の合格点に到達できる大学を選ぶことが重要です。
とくに国公立大学医学部の二次試験は、各大学が実施する個別試験となるため受験科目数や共通テストとの配点比率が大学によって異なります。
そのため、どの科目の組み合わせであれば得点を稼げるかを考えて受験校を決めることで合格の可能性が高まります。
校風が合うかどうか
医学部は6年間という長い期間、学生生活を過ごすことになります。
同じ医学部であっても大学ごとに校風というものがあり、まじめに勉強する人が多い大学もあれば比較的自由な大学もあります。
校風の違いは学習環境に大きく影響するため、事前に調べておくことがおすすめです。
各大学の校風については、一番は大学に通っている人に聞くことですが、インターネットの口コミをチェックすることで知ることもできます。
しかし、口コミの情報が正しいかどうかは判断しづらいので、あくまでも参考程度にとどめておきましょう。
また、各大学の情報が集まる医学部専門予備校に聞いてみることも良い方法です。
なりたい医師像に近づけるか
将来、自分がどのような医師になりたいかというイメージに合う大学を選ぶことが大切です。
同じ医学部であってもカリキュラムや得意分野が異なると、卒後の進路や医師としての臨床経験の差を生み出します。
たとえば研究医になりたい場合は、研究医コースがある大学に進むことで大学側から奨学金をもらえることがあります。
大学が力を入れている分野は何か、地域医療か先端医療かなどの要素をリサーチして、自分のなりたい医師像に合う大学を選ぶとよいでしょう。
私立大学医学部の選び方
私立大学医学部の選び方は、6年間の学費をクリアできることが大前提です。
そのうえで、自分に合う私立大学医学部を選ぶためには、何を重視すればよいでしょうか。
ここでは、私立大学医学部の選び方をポイントに絞って解説していきます。
出題傾向や受験科目
私立大学医学部を選ぶ場合、入試の出題傾向や受験科目を確認することが大切です。
標準問題を早く解く必要があるのか、論述問題が多く出題されるのか、私立大学医学部は大学によって大きく異なります。
また、ほとんどの大学の受験科目は英語・数学・理科二科目ですが、理科1科目で受験できる大学や国語を選択して受験できる大学もあります。
大学ごとの出題傾向と自分の得意不得意をよく見極めて、合格可能性が高い大学を選ぶ必要があるでしょう。
カリキュラムや校風
私立大学医学部は、各大学でそれぞれのカリキュラムや校風の違いがあります。
入学してから卒業まで充実した時間を過ごすためにも、大学のパンフレットやホームページを確認しておくとよいでしょう。
国公立大学医学部と比べて私立大学医学部は、受験生に他大学と差別化した特色やアピールポイントを伝えようと努力しています。
積極的に情報収集をしてから、受験校を選びましょう。
入試スケジュール
私立大学医学部は入試スケジュールが各大学によって異なるため、複数校受験する場合は入試日の重なりはないか確認することが重要です。
スケジュールによって入試日が重なることで受験者数が増減するため、自分が得点を稼げて受験者数が少ない大学を選ぶこともできるでしょう。
受験校同士の入試の重なりがなければ、複数校受験することが可能になるため併願校を増せるため合格可能性が高まります。
学費や偏差値で受験する大学を複数校に絞ったあとは、入試スケジュールから受験校を選んでいくことがおすすめです。
最新入試情報から自分が合格できる出願先を決める
医学部の入試では年度ごとの変更点が多いため、各大学の最新入試情報の入手は必須です。
その情報があるかないかによって、合否に大きく左右することもあるでしょう。
最新の入試情報を入手したら、現在の成績と照らし合わせて最も合格の可能性が高い大学を選び出して出願先を決めます。
そして入試までにいかに対策をとるかが、合格をつかむためのポイントとなるでしょう。
本気で医学部合格を目指すなら京都医塾
ここまで見てきたとおり、国公立大学医学部と私立大学医学部では学費だけではなく受験科目にも大きな違いがあります。
また大学によって校風やカリキュラムによって入学してから卒業するまでの6年間の過ごし方が変わってきます。
医学部を選ぶ際には、それぞれの大学の違いを理解しておくことが大切です。
また、入試においても受験校に合う対策をとるかどうかが合否を握るポイントとなります。
そのため、受験生の中には受験校対策にしっかり対応してくれる予備校をお探しの方もいるのではないでしょうか。
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ここから先は、そんな京都医塾の取り組みについて紹介していきましょう。
最新の医学部受験情報を常にアップデート
医学部の選び方で重要になるのが、鮮度の高い情報です。
古い入試情報で出願先を決めてしまうようでは、受験で良い結果が得られないでしょう。
しかしながら、多忙な受験生活の中で最新の入試情報を手に入れ続けることは困難ともいえます。
京都医塾は独自の情報網を駆使して、最新の入試情報を生徒に提供しています。
自分に合った出願先も相談しながら進めることができますので安心です。
医学部受験に特化した講師による徹底サポート
前にも触れましたとおり、医学部受験では徹底的なリサーチと受験校対策が合格には必須です。
京都医塾では医学部受験に特化したプロの講師陣が80名在籍しています。
プロ講師達は数多くの生徒に向き合い指導を重ね、医学部合格に必要なノウハウを熟知しています。
そのような講師陣が指導にあたるため、医学部選びから志望校合格まで完全なサポートが可能なのです。
オリジナルメソッドだからこそ導ける合格実績
志望校が決まったら、合格のためのカリキュラム作成は不可欠です。
京都医塾では、入試までの限られた時間を最大限活用して合格点に到達するカリキュラムを作成しています。
このカリキュラムは一人ひとり教科ごとにまったく違っており、オーダーメイドカリキュラムと呼ばれています。
志望校に的確に照準を合わせたカリキュラムですので、無駄がなく効率的に医学部合格に近づくことができるのです。
まとめ
本記事では、医学部の選び方について国公立大学医学部と私立大学医学部の違いを含めて詳しく解説してきました。
医学部の選び方で失敗しないためには、最新の入試情報の入手が必要になります。
なぜなら医学部では年度ごとに入試の変更点があるため、古い情報では正しい出願先を選ぶことはできません。
最新の入試情報を見比べて、各大学の入試の出題傾向や受験科目や得点や入試スケジュールなどあらゆる面からリサーチをして出願先を決める必要があるでしょう。
しかしながらも、受験生の中には自分に合った医学部を選ぶために予備校の力を借りたいと思う方もいるかもしれません。
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