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医学部受験コラム

医学部の内部進学ってどんな制度なの?導入している大学や、メリットデメリットをご紹介!

医学部の内部進学ってどんな制度なの?導入している大学や、メリットデメリットをご紹介!

医学部へ進学する方法の中でも、よく利用されるのが一般選抜入試や学校推薦型入試(地域枠)、総合型選抜です。

これらの選抜方法は、全国から広く学生を募集するケースが多いことから、有力な受験方法としてあげている人も多いはずです。

ただ、これらの方法以外にも「内部進学」という入学方法もあることをご存知でしょうか。

今回の記事では、この内部進学にまつわる情報や、同制度を取り入れている医学部をまとめました。

そもそも内部進学とは?

まずは、内部進学に関する基礎的な説明から入りましょう。

そもそも内部進学とは、生徒自身が所属している学校の系列校へ進学することを指します。

ただし、普通の進学方法とは異なり、入学試験を課されないケースも見られます。

詳しくは後述しますが、進学する際の合否判定には普段の学業成績や、生活態度の良し悪しを基準として用いるのが一般的です。

内部進学には条件がある

続いて、内部進学の条件についても見ていきましょう。

上でも説明したとおり、内部進学においては普段の学業成績や、生活態度などを基準に選抜が実施されます。

そのため、中間テストや期末テストの成績において一定の水準を満たしていないと、進学の資格が与えられないといったケースが見られます。

内部進学を検討している人は、高校1年生のうちから真面目に試験に取り組む必要があるでしょう。

また、日ごろの生活態度では、遅刻や欠席などがチェックされます。

「遅刻、欠席は○回まで」と具体的な規定を設けている学校などでは、基準をオーバーした時点で、内部進学の道が閉ざされてしまいますので、注意が必要です。

一方、生活態度における評価でプラスに働きやすいのは、部活動や課外活動です。

部活のコンクールなどで優勝したり、ボランティア活動などに積極的に参加していれば、先生方からの印象もとてもよいものとなります。

内部進学のメリットとデメリット

次に、内部進学を利用する場合のメリットとデメリットについても、押さえていきましょう。

ここでは、内部進学にまつわるメリットとデメリットについて、それぞれ2点ずつ取り上げてまとめました。

メリット

最初に、内部進学のメリットに関する説明から入りましょう。

早期に合格が決定する

内部進学のメリットには、一般入試に比べて早い時期に合格が決まるといったものがあげられます。

理由は、内部進学は多くの場合、推薦入試の形式を取ることから、共通テストよりも早い時期に選抜が実施されるからです。

早期に合格が決まれば、残りわずかの高校生活を思い切り満喫できますし、医学部に進学してからのキャリアプランについても、じっくり考える時間が得られます。

受験勉強に要する負担が少ない

受験勉強に要する負担が少ないことも、内部進学のメリットの一つです。

内部進学制度を設けている医学部の中には、学科試験を免除しているところもあるため、共通テストのボーダーラインをクリアできない学生でも、進学のチャンスがあるというわけです。

ただし、その分、学業成績や生活態度などをより厳しくチェックされる可能性もありますので、内部進学を希望の方は、日ごろから品行方正な振る舞いを心がけましょう。

デメリット

次に、内部進学におけるデメリットについても見ていきましょう。

一般選抜の入学者より学力で劣りやすい

内部進学の際に、学科試験を課さない医学部があるということは、前述したとおりです。

そういったケースで進学した学生は、一般入試で合格した学生と比較して学習量が少ないことから、医学部入学後に学力で劣りやすいといったデメリットがあります。

また、仮に学科試験が課される内部進学の医学部だったとしても、共通テストを勝ち抜いてきた学生の方が桁違いの学習量をこなしていることが多く、学力差が開いた状態で医学部生活がスタートしてしまいます。

ライバルが多い

何かと利便性の高い医学部の内部進学ですが、立候補者の人数が多いため、たくさんのライバルと競争しなければなりません。

とくに、系列高校が多い医学部などでは、数十倍の倍率を勝ち抜く必要性に迫られることもあります。

そのため、医学部によっては共通テストを利用した入試よりも、厳しい争いが待っていることも予想されます。

内部進学制度を採用している医学部一覧

続いて、内部進学制度を採用している医学部についても確認していきましょう。

ここでは、上記制度を取り入れている医学部を、2020年度から2022年度までのデータをもとに一覧表にしてまとめました。

【内部進学制度を採用している医学部一覧】

大学名 年度 募集人員 志願者数 受験者数 合格者数
日本大学 2020年度 10名 10名 10名 10名
獨協医科大学 2020年度 10名以内 8名 8名 8名
福岡大学 2022年度 5名
東邦大学 2022年度 約25名
慶応義塾大学 2021年度 39名
近畿大学 2022年度 6名
川崎医科大学 2022年度 19名 19名 14名
東海大学 2020年度 20名 20名 20名 20名

※公表されていないデータについては「-」と記載。
※帝京大学についてはすべて非公表

内部進学の合格者数は、基本的にどの医学部においても決して多い人数とは言えませんが、受験の機会が増えることには変わりありません。

制度の利用を検討中の人は、チャンスを逃さずしっかりものにしましょう。

内部進学をするうえでの注意点

内部進学をするうえでは、押さえておきたい注意点もあります。

こちらの項では、内部進学を検討中の人に向けて、注意しておきたいポイントをまとめました。

念入りに検討してから決定する

言うまでもありませんが、内部進学を選ぶと言うことは、系列の医学部へエスカレーター式で進学することを意味します。

その医学部への合格を待望しているのであればかまいませんが、迷いがあった場合は、この限りではありません。

入学してから「やはり、あの医学部に行きたかった」などと後悔することのないように、「何となく」の気持ちで決めてしまわないよう、念入りに検討してから決定しましょう。

内部進学のための条件をチェックする

上でもお伝えしたとおり、内部進学をするためには医学部ごとに様々な条件があります。

学業成績や生活態度はもちろんのこと、たとえば、東邦大学では合格後の入学を確約できることも条件に据えています。

医学部の内部進学を考えている人は、系列校が定める条件についてもきちんとチェックしておいてください。

外部受験も視野に入れておく

内部進学を希望していても、必ず受かるとは限りません。

学業成績や生活態度、部活動の成果などに自信があったとしても、他の生徒の評価があなたを上回れば、失敗に終わる可能性も出てきてしまいます。

そのため、内部進学だけに照準を絞らず、外部受験も視野に入れながら進路を考えるのが上策です。

本気で医学部合格を目指すなら京都医塾

内部進学を考えている人でも、外部受験の選択肢は残しておいた方が上策だということは、上でも触れたとおりです。

しかし、両方の入試方法を検討するとなると、いわゆる「二足のわらじ」状態となってしまうため、学習を進めるにあたっては、より効率的に進行させていく必要があります。

そのため、受験生の方の中には、恵まれた学習環境を提供してくれる予備校を探している人も、いるのではないでしょうか。

そんな人におすすめなのが、医学部専門予備校として長い歴史を誇る「京都医塾」です。

京都医塾は、抜きんでた指導力を誇る学習体制や、受験生の心身の健康を支援する担任制度などを活用し、毎年高い合格実績を打ち立てている予備校です。

ここから先は、そんな京都医塾の取り組みについて紹介していきましょう。

圧倒的な学力向上を約束する「完全1対1個人授業」

京都医塾のOB・OGの方々から大変な評価を得ているのが、当塾ならではの「完全1対1個人授業」です。

こちらの授業は、その名のとおり、講師と受験生のマンツーマンで行われますが、単純に学習を進めていくだけではありません。

たとえば、暗記に頼りがちな受験生には、まずは解法をきちんと理解してから問題を解くようアドバイスをします。

こういった、いわゆる「学習方法の矯正」は、当塾が誇る熟練の講師だからこそできる指導方法です。

そして当然、授業は受験生が単元を完全に理解するまで、丹念に何度もレクチャーを重ねます。

そのため、「先生方の熱意が伝わり、自分も心から頑張ろうと思えました。本当に感謝しています」などといった、ありがたい言葉をいただいています。

受験生をフルサポートする担任制度

京都医塾の特徴的な取り組みとして、担任制度を導入して受験生をフルサポートしている点があげられます。

こちらの制度のもとでは、受験生一人ひとりに担任、及び副担任の社員講師が付き添い、学習はもとより精神衛生上の支援も行います。

週に一度のカウンセリングを通じて受験生の様子を事細かに見守っていますので、わずかな変化であっても見逃すことはありません。

受験生の不調を見出し、さらなるサポートの必要性を感じた場合は、迅速かつ適切な措置を用いて問題の解決を図ります。

保護者様にお子さまの様子を通知する「KAZASUシステム」

京都医塾には、遠方から来られる受験生の方々も少なくありません。

そういった場合、保護者様としては、常にご子息・ご息女の暮らしぶりなどを気にかけているに違いないはずです。

学習の進捗状況も、もちろん気がかりかと思いますが、毎日どのように過ごしているかということについても、憂慮されているのではないでしょうか。

そこで、当塾ではお子さまが校舎に入退した際に保護者様に通知する、「KAZASUシステム」を取り入れています。

このシステムによって、お子さまがきちんと生活できているかが確認できますので、保護者様の不安も和らぎ、平穏な気持ちのもと我が子の成長を待ち望むことができます。

お預かりしているお子さまの、安全・安心は当塾が全力で確保しますので、心おきなくお任せください。

まとめ

内部進学は、系列校の医学部へエスカレーター式に進学できる便利な制度です。

学科試験が課せられないケースもあるため、一般的に共通テストよりも低い難易度であるとみなされています。

しかし、そんな内部進学ですがライバルとの競争がともなう以上、必ずしも合格するとは限りません。

そのため、万が一のときに備えて、外部受験も視野に入れておくのが得策となります。

受験生の方々としても、外部受験を次善の策としてとらえている人も多いのではないでしょうか。

そういった人におすすめなのが、医学部専門予備校として知られる京都医塾です。

京都医塾は、良質な個人授業や心身への徹底したサポート、保護者の方への気配りなど、様々な面で高レベルのサービスを提供している予備校です。

当塾へ任せていただければ内部進学が叶わなかった場合でも、一般選抜などを利用して、受験生のみなさんの夢が叶えられるよう、あらゆる支援で支えます。

本気で医学部合格を目指している人には、京都医塾こそがうってつけです。

当塾の雰囲気が味わえる「一泊二日医学部合格診断」は、随時受付中です。

宿泊費、交通費ともに京都医塾側が全額負担しておりますので、お気軽にお問い合わせください。