岩手医科大学は、東北地方における医療の中核を担う私立大学であり、医学部をはじめ、歯学部、薬学部、看護学部など医療系の学部で構成されています。
これらの学部から多くの優秀な医療従事者を輩出してきました。
今回の記事では、そんな岩手医科大学医学部への進学を検討している高校生に向けて、出身高校のランキングをはじめ、医学部の入試情報、大学の特徴などを詳しく解説します。
ぜひ参考にしてください。
目次
岩手医科大学の出身高校ランキング

ここでは、岩手医科大学に合格者を多く輩出している高校のランキングを紹介します。
ランキング上位の高校は、進学指導に力を入れており、医学部や難関大学への合格実績も豊富です。
自分が通っている高校はランクインしているか、また、それぞれの高校にはどのような特徴があるのかをぜひ確認してみてください。
岩手医科大学の出身高校上位20校【偏差値付き】
以下のランキングは、2024年入学試験のデータを基に、岩手医科大学医学部への合格者数を高校別に集計したものです。
各高校の偏差値も併記していますので、参考にしてください。
順位 | 公立/私立 | 高校名 | 偏差値 | 所在地 | 合格者数(2024年) |
1 | 公立 | 盛岡第三高等学校 | 63 | 岩手県 | 21人 |
2 | 公立 | 盛岡第一高等学校 | 67 | 岩手県 | 20人 |
3 | 公立 | 花巻北高等学校 | 58 | 岩手県 | 14人 |
3 | 私立 | 盛岡中央高等学校 | 41-67 | 岩手県 | 14人 |
3 | 公立 | 盛岡第四高等学校 | 57 | 岩手県 | 14人 |
6 | 公立 | 一関第一高等学校 | 56 | 岩手県 | 12人 |
7 | 公立 | 仙台二華高等学校 | 67 | 宮城県 | 11人 |
8 | 公立 | 水沢高等学校 | 55 | 岩手県 | 10人 |
9 | 公立 | 黒沢尻北高等学校 | 53 | 岩手県 | 6人 |
9 | 私立 | 遺愛女子高等学校 | 52‐62 | 北海道 | 6人 |
11 | 公立 | 仙台第二高等学校 | 71 | 宮城県 | 5人 |
12 | 公立 | 安積高等学校 | 69 | 福島県 | 4人 |
12 | 私立 | 明星高等学校 | 65-70 | 大阪府 | 4人 |
14 | 私立 | 仙台育英学園高等学校 | 40-63 | 宮城県 | 3人 |
14 | 私立 | 札幌光星高等学校 | 62-71 | 北海道 | 3人 |
14 | 私立 | 海城高等学校 | ‐ | 東京都 | 3人 |
14 | 公立 | 秋田高等学校 | 70 | 秋田県 | 3人 |
14 | 私立 | 清風高等学校 | 61-71 | 大阪府 | 3人 |
14 | 私立 | 浦和明の星女子高等学校 | ‐ | 埼玉県 | 3人 |
20 | 公立 | 八戸北高等学校 | 64 | 青森県 | 2人 |
※20位は多数あり
※出典:岩手医科大学の出身高校ランキング
岩手医科大学の出身高校の特徴
岩手医科大学医学部には、東北、北海道を中心に、全国各地から優秀な学生が集まっているのが特徴です。
これらの高校は、単に知識を詰め込むだけではなく、生徒の自主性や探求心を育むことを重視しています。
そのため、授業内容の工夫、学習環境の整備、進路指導の充実など、さまざまな取り組みを行っています。
また、生徒と教員の距離が近く、アドバイスをもらいやすい環境も難関校への合格者が多い理由でしょう。
このように、充実した学習環境やきめ細やかな指導により、在学生の難関大学への合格をサポートしているのです。
岩手医科大学医学部の入試データ分析
医学部は、岩手医科大学のなかでも特に人気が高く、難関学部の一つとして知られています。
ここからは、医学部の入試データについて詳しく分析し、合格に必要な学力を明らかにします。
医学部合格に必要な偏差値
岩手医科大学に合格するには、60〜65程度の偏差値が必要です。
しかし、これはあくまで目安であり、年度や入試方式によって変動します。
重要なのは、偏差値に一喜一憂することなく、日々の学習を着実に進め、実力を高めることです。
過去問や模試などを活用し、自分の弱点を克服するための努力を続けましょう。
ちなみに、岩手医科大学医学部は、共通テストを利用した入試を実施していないので、受験を検討している人は注意してください。
直近の倍率と志願者数の変動
ここからは、岩手医科大学の合格倍率と志願者数の推移についてチェックしていきましょう。
医学部人気の高まりから、志願者数は増加しています。
難関である岩手医科大学への合格を勝ち取るために、過去の倍率や志願者数のデータを分析し、傾向を把握しておきましょう。
【岩手医科大学医学部の受験倍率(直近3年間)】
入試方式 | 2024年度 | 2023年度 | 2022年度 |
一般選抜 | 9.4 | 9.4 | 8.1 |
学校推薦型選抜 | 2.8 | 2.2 | 2.7 |
総合型選抜 | 4.9 | 3.2 | 5.8 |
メインの入学方法となる一般選抜の倍率は、8.1倍〜9.4倍で推移しています。
他大学の医学部よりも比較的倍率が低めですが、偏差値が60〜65は必要な点や10倍近い倍率があるという点を鑑みると、ハードルは高いといえるでしょう。
また、志願者数は、年によって変動しますが、直近3年間はいずれも2,000人超えで、右肩上がりに増加しています。
これらのデータを参考に、自身の学力と照らし合わせながら、受験戦略を立てましょう。
また、面接試験対策も忘れずに行うようにしてください。
岩手医科大学の特徴

ここでは、岩手医科大学の教育体制や研究活動、学生生活など、大学の特徴について詳しく解説します。
岩手医科大学の入学試験では、学力試験に加えて、面接試験も実施されます。
大学の特徴について理解し、面接試験対策に活用してください。
「医」「歯」「薬」「看」の総合教育
岩手医科大学は、「医学部」「歯学部」「薬学部」「看護学部」の4つの学部を持つ医療系総合大学です。
異なる学部が、1つのキャンパスに集まっており、学部の垣根を越えたユニークな教育カリキュラムを実践しています。
異なる専門分野の学生が共に学ぶことで、多角的な視点から医療を捉えることができ、チーム医療における連携能力を養えます。
これは、現代の医療現場において非常に重要なスキルであり、岩手医科大学の卒業生が現場で高く評価される理由の一つです。
スモールグループ制、チューター制を活用した活発な人材交流
岩手医科大学では、スモールグループ制とチューター制を導入し、学生同士や教員との活発な交流を促進しています。
スモールグループ制では、少人数のグループで授業や実習を行うことで、学生同士の距離が近くなり、積極的に意見交換や議論を行えます。
また、チューター制では、上級生が下級生の学習や生活をサポートすることで、学年を超えた交流が生まれ、学生同士の絆が深まるのです。
岩手医科大学医学部合格の入試形式と必要科目

岩手医科大学に入学するためには「一般選抜」「学校推薦型選抜」「総合型選抜」のいずれかの試験に合格する必要があります。
以下で、最も定員数の多い「一般選抜」の入学試験要項をまとめたので、ぜひ参考にしてください。
【一般選抜入試要項】
一次試験 | 科目 | 内容 | 配点 |
理科 | 「物理基礎・物理」「化学基礎・化学」「生物基礎・生物」から2つ選択 | 150 | |
英語 | 英語コミュニケーションⅠ、Ⅱ、Ⅲ論理・表現Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ | 100 | |
数学 | 数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学Ⅲ数学A、数学B(数列)数学C(ベクトル、平面上の曲線と複素数) | 100 | |
二次試験 | 面接 | – | 50 |
上記のとおり、特定の科目だけに特化していても合格は難しいので、どの科目もまんべんなく対策しておく必要があります。
また、二次試験の面接試験では、受験要項に大学が設定する基準に満たない場合は不合格とする旨の記載があるため、岩手医科大学を志望する理由や在学中の目標などを明確にしておきましょう。
本気で医学部合格を目指すなら京都医塾
岩手医科大学に合格するためには、出身高校の上位に位置するような進学校出身の受験生を上回る学力をつける必要があります。
もし、自分の高校のレベルや受験指導体制について不安を感じるなら、予備校に通うのがおすすめです。
医学部合格を確実にするためにおすすめしたいのが、偏差値40台からの医学部合格実績を持つ医学部専門予備校「京都医塾」です。
志望校合格に必要な力から逆算して、個別カリキュラムを作成
医学部合格を目指すためには、現在の学力と志望校に求められる学力のギャップを明確にし、その差を埋める計画を立てることが重要です。
京都医塾では、授業や模試、学内の学力診断テストを通じて一人ひとりの学力を詳細に分析し、合格に向けた最適な学習プランを設計します。
1年間の学習スケジュールを細かく計画し、やるべき内容を可視化することで、自主学習時間でも効率よく目標に向かって取り組めます。
この徹底した逆算型の計画により、生徒は無駄のない学習を実現し、合格に必要な力を確実に身につけることが可能です。
志望校合格に向けた戦略的な学習を進めるための理想的な環境が、京都医塾には整っています。
社員講師にいつでも質問可能
京都医塾では、社員講師が常に常駐しており、開校時間中であればいつでも質問ができる環境を提供しています。
勉強中に出てきた疑問や難しい問題をその場で解決できるため、効率的に理解を深めながら学習を進められるでしょう。
また、医学部受験に精通した講師が対応するため、どんなに難しい問題でも的確な解説が得られます。
疑問をその日のうちに解消できることで、次の学習にスムーズに進めるだけではなく、学力を着実に向上させることが可能です。
このような充実したサポート体制が、生徒の学習効率を高め、合格への道をしっかりとサポートしています。
医学部専門予備校だからこその圧倒的な医学部入試情報
京都医塾は医学部専門予備校として、全国の医学部入試に関する情報を網羅し、最新の動向を常にアップデートしています。
過去の入試データの詳細な分析から、久留米大学医学部をはじめとした各大学の出題傾向や面接のポイントに至るまで、幅広い情報を収集し、最適な入試戦略を提案しています。
例えば、志望校ごとの特性を活かした指導では、頻出分野や個別の出題形式に合わせた学習メソッドを提供。
また、岩手医科大学医学部で重視されている面接対策にも精通しており、医学部合格を徹底的にサポートします。
加えて、受験生自身が勉強に専念できるよう、情報収集や戦略立案は京都医塾が徹底的にサポート。安心して受験に臨める体制を整え、生徒一人ひとりの合格を目指します。
まとめ

今回の記事では、岩手医科大学の出身高校ランキングや医学部の入試情報、大学の特徴について詳しく解説しました。
岩手医科大学は、東北地方の医療を支える重要な役割を担う大学であり、医学部は難関学部として知られています。
そんな岩手医科大学に合格するためには、日々の努力はもちろんのこと、綿密な情報収集と各科目への対策が不可欠です。
基礎学力を高めることはもちろん、面接試験に備えて、志望動機を論理的に伝えられるように対策を進めましょう。
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