設立から150年以上の歴史を持つ、京都府立医科大学医学部。
同医学部は、現在猛威を振るっている新型コロナウィルスへの対策や、地域医療の拡充など、様々な視点に立って対応できる学生を育成しています。
そんな京都府立医科大学医学部には、多角的な観点から高度医療を学びたいとする学生が毎年、受験に詰めかけます。
そこで、京都府立医科大学医学部を目指している人のために、基本情報や入試情報などをお届けしましょう。
目次
京都府立医科大学医学部の基本情報
まずは、京都府立医科大学医学部の基本情報から見ていきましょう。
こちらの項では、京都府立医科大学医学部のキャンパスの場所や定員数、入試情報などを詳しく紹介していきます。
キャンパスの場所
京都府立医科大学医学部のキャンパスは、京都市内の川原町キャンパス・広小路キャンパスと下鴨キャンパスに別れて所在しています。
川原町キャンパス・広小路キャンパスへ向かう場合は、市バスの4、17、205系統に乗車し、「府立医大病院前」で下車してください。
そして下鴨キャンパスへ向かう場合は、市バス1系統に乗車し、「府立大学前」で下車してください。
定員数
京都府立医科大学医学部医学科の定員数は、全部で107名となっています。
内訳は、一般選抜(前期日程)が100名、医学科学校推薦型選抜が7名です。
入試情報
続いて、京都府立医科大学医学部の入試情報についても押さえていきましょう。
一般選抜
京都府立医科大学医学部の一般選抜では、他の国公立大学の医学部と同じく、共通テストの成績で合否の判定がなされます。
2023年度における選抜日時は、同年2月25日から26日にかけて実施予定です。
医学科学校推薦型選抜
医学科学校推薦型選抜は、京都府内の高校か中学校の卒業者の中で、各学校長から推薦を受けた人などを対象とした募集枠です。
選抜方法は、一般選抜と同じく共通テストや面接試験で行われますが、推薦先の学校長の推薦書や調査書、そして志望理由書も合否の判定に考慮されます。
同募集枠は、京都の地域医療に貢献してくれる若者を採用するという性格が強いことから、面接試験においては京都府における地域医療の拡充への熱意の高さが、評価対象となる傾向があります。
受験の際は、地域の医師不足解消に向けての意気込みを、面接官にこれでもかとばかりにぶつけましょう。
ちなみに2023年度における試験は、同年2月11日、もしくは12日に実施予定です。
京都府立医科大学医学部の入試難易度
次に、京都府立医科大学医学部の入試難易度についても押さえていきます。
こちらの項では、京都府立医科大学医学部の偏差値と入試倍率のデータを参考にして、難易度を分析していきます。
偏差値
京都府立医科大学医学部の偏差値は67.5で、国公立大学の医学部の中では高い水準となっています。
同程度の偏差値の医学部は、名古屋大学や九州大学、横浜市立大学など全国に名をとどろかせている名門校ばかり。
ワンランク上の大学としても、偏差値70,0の東京医科歯科大学や大阪大学などの「超」難関校しかありません。
京都府立医科大学医学部を目指す際は、絶対的な学力を習得する必要があるでしょう。
倍率
次に、入試倍率についても見ていきましょう。
ここでは、京都府立医科大学医学部の入試倍率の中でも、2020年度から2022年度までのデータを基準にして、難易度を分析していきます。
2020年度
入試日程 | 倍率 | 募集人数 | 志願者数 | 受験者数 | 合格者数 |
前期 | 2.5 | 100 | 249 | 225 | 101 |
2021年度
入試日程 | 倍率 | 募集人数 | 志願者数 | 受験者数 | 合格者数 |
前期 | 2.8 | 100 | 277 | 256 | 102 |
2022年度
入試日程 | 倍率 | 募集人数 | 志願者数 | 受験者数 | 合格者数 |
前期 | 2.8 | 100 | 287 | 265 | 102 |
京都府立医科大学医学部の入試倍率は、2.5倍から2.8倍の間で推移しています。
この数値は、神戸大学や名古屋大学など同一の偏差値の医学部と比較しても、近い水準です。
しかし、忘れてはならないのが、同医学部の要求している偏差値。
1点の差が致命傷になりうるほどの難易度ですので、学習に際しては手抜かりを一切してはいけません。
京都府立医科大学医学部の特徴
京都府立医科大学医学部を目指している人にとって、同医学部の特徴についてはぜひとも知っておきたい情報のはずです。
そこで、ここでは、同医学部の持つ特徴の中でも3点を厳選してお届けしましょう。
グローバル人材を生み出す「国際医学英語」
インターネットの発達により、世界はこれまでよりも「狭く」なっています。
SNSや、個人が自由に発信できる動画サイト、画面を共有しながら遠くの人々と交流できるアプリなど、人々をつなげてくれる技術が日々リリースされています。
そして、そういった世界における中心の言語となっているのは、国際語の英語です。
そのため、日本の医師は世界中の医師たちとつながり、医学論文や患者の治療法などの議論を医学英語で話す必要に迫られてます。
そこで、京都府立医科大学医学部では、医学生たちに積極的に英語教育を行い、世界的に通用する人材の育成に注力しています。
国際的な医師を目指す意識の強い受験生には、もってこいの環境が揃っていますので、ぜひチャレンジしてみてください。
入学から卒業後までの8年間を徹底サポート
京都府立医科大学医学部は、入学から卒業後までの手厚いサポート体制でも大変有名な大学です。
たとえば、入学直後には、専門分野へ導入するためのきめ細かい学習カリキュラムを用意して学生を迎えています。
さらに、高年次に入るとより踏み込んだ基礎医学へ突入。
人体の構造や機能を細かく学習し、医療や医学の真髄をとことん学びます。
そして、晴れて卒業後には、大学側の支援によって、様々な病院へと勤務することができます。
京都府立医科大学付属病院への勤務は当然のこと、希望があれば神戸、大阪、東京、静岡など全国各地への病院へ勤務ができる体制が整っていますので、進路に困ることもありません。
チーム医療を学べる臨床実習
京都府立医科大学医学部では、4年次から臨床実習が始まります。
臨床実習とは、実際に現場に出て医療チームの一員として、色々な経験を積むための実習です。
医学生は、こちらの実習を通じてチームワークの重要性や、患者や家族との向き合い方を徹底的に学び、今後の学習に生かしていきます。
教科書だけで丸暗記した知識だけでは通用しない、流動性のある現場の空気に触れることで、医師としての心構えをより強固なものにするのが狙いです。
京都府立医科大学医学部の入試情報
次に、京都府立医科大学医学部の入試科目や配点などについても見ていきましょう。
入試科目と配点
まずは、入試科目と配点の説明から入ります。
共通テスト
京都府立医科大学医学部の一次試験では、共通テストの成績を用いて合否の判定がなされます。
科目と配点の詳細について、下記表にまとめましたので、ご覧ください。
教科 | 英語 | 数学 | 国語 | 理科 | 地・公 | 合計 |
配点 | 200 | 200 | 200 | 200 | 100 | 900 |
こちらの試験において、英語でリスニングを免除された受験生については、リーディングを200点満点として換算のうえ、評価されますので、その点につきましては覚えておいてください。
二次試験
続いて、二次試験の説明についても、移っていきましょう。
京都府立医科大学医学部の二次試験では、下記表のとおりの試験が課されます。
教科 | 英語 | 数学 | 理科 | 小論文・面接試験 | 合計 |
配点 | 200 | 200 | 200 | – | 1050 |
合計点が1050点となっていますが、これは共通テストの点数を半分に圧縮したうえで、二次試験のものに加算しているためです。
小論文、および面接試験は点数化されませんが、医師としての適性が厳しくチェックされますので、日ごろから訓練を重ねておきましょう。
合格のボーダーラインは?
2020年度における京都府立医科大学医学部のボーダー得点率は、84%でした。
また、2021年度においては82%、そして2022年度では76%となっています。
このように、京都府立医科大学医学部では、どの年度においても高い得点率が要求されています。
難易度の高い問題にも対応できるよう、日々の学習を怠らないようにしましょう。
京都府立医科大学医学部を目指すなら京都医塾
上でもお伝えしたとおり、京都府立医科大学医学部は国公立大学の医学部の中でも、指折りの偏差値を誇る難関大学です。
付け焼刃程度の中途半端な学習では、十分な成果を残すことなど夢のまた夢でしょう。
また、個人学習では勉強の意欲はあっても、努力の方向性が根本的に間違っていることも少なくありません。
そのため、受験生の方の中には、個人学習を取りやめ、予備校などの専門施設に頼ろうと考えている人もいるのではないでしょうか。
そういった人にうってつけなのが、医学部専門予備校の京都医塾です。
京都医塾は、名うての講師陣や、オリジナルのカリキュラム、学習だけに専念できる環境を用意して、受験生をサポートしている予備校です。
ここから先は、そんな京都医塾の支援体制について紹介していきましょう。
一人のためのオーダーメイドカリキュラム
京都医塾では、受験生一人ひとりの実力に合わせたカリキュラム、その名も「オーダーメイドカリキュラム」を用意して指導を行っています。
こちらのカリキュラムの最大の特徴は、受験生が入塾した直後の学力のみならず、徹底したヒアリングにより、潜在能力まで推し量ったうえで作成されることにあります。
個々人の能力に合わせて作られる、完全オリジナルのカリキュラムですから、学習の効率も最適化。
苦手な部分の克服と、得意な部分の学力の伸長を同時にすることが可能です。
当塾のカリキュラムのもとで勉学に励んでいただければ、必ずや医学部に合格できるだけの実力を身につけられるでしょう。
最後の最後のまで寄り添うサポート体制
医学部の入試において、併願を検討している受験生は少なくありません。
そこで私たち京都医塾では、入試のスケジューリングはもちろん、試験直前のナーバスな時期におけるメンタルサポート、試験当日の食事や移動のケアなど、最後の最後まで受験生を徹底的にサポートしています。
一般的な学習塾では、年内にサポートが終了してしまうところが多い中、ラストまで受験生に寄り添う姿勢を崩さないのは、我々、京都医塾ならではの支援です。
京都府立医科大学医学部の合格者を多数輩出
予備校を選ぶ際の大きな指標となるのが、志望校への合格実績ではないでしょうか。
いくら高い合格実績を誇る予備校であっても、志望校への合格者を輩出していないところでは、いまいち信用に欠けても仕方ありません。
その点、京都医塾では京都府立医科大学へ多数の合格者を輩出していますので、安心してお任せください。
本気で京都府立医科大学へ合格したい人には、京都医塾がうってつけです。
まとめ
新型コロナウィルスへの対策、地域医療の拡充など、様々な視点に立って対応できる学生を育成している京都府立医科大学医学部。
同医学部では、世界でもトップレベルの先端医療が学べるとあって、受験生からも憧れの的となっています。
そんな京都府立医科大学には、将来の立派な医師を目指す若者が、毎年受験に押し寄せます。
しかし、京都府立医科大学は偏差値67.5を誇る、国公立大学の医学部の中でも、指折りの難関校です。
生半可な努力では、医学部合格など夢のまた夢です。
そのため、受験生の方の中には、予備校などの施設に通い高度な学習を受けたいと、考えている人もいるのではないでしょうか。
そういった人におすすめなのが、医学部専門予備校の京都医塾です。
京都医塾では、優れた講師陣とオリジナルのカリキュラムなどを強みに、例年たくさんの受験生を医学部合格へと導いている予備校です。
京都府立医科大学医学部への合格者も多数輩出しておりますので、同医学部志望者の方にはとくに適した予備校と言えます。
本気で京都府立医科大学医学部の合格を目指している人には、同医学部への高い合格実績を持つ、京都医塾こそがうってつけです。
校舎の雰囲気が味わえる「一泊二日医学部合格診断」は、随時受付け中です。
交通費や宿泊費は当塾が負担いたしますので、奮ってご参加ください。