国内最高峰の医学部として知られる、京都大学医学部。
同医学部では革新的な医療が学べることから、医学部を志す人たちの羨望のまなざしを集めています。
そんな京都大学医学部は、上記のとおり最高のカリキュラムで学べるとあって人気のある医学部ですが、必要な偏差値も非常に高いことから、受験に際して少しでも多くの情報を集めている人もいるのではないでしょうか。
そこで今回の記事では、京都大学医学部の受験を希望している人に向けて、同医学部の基本情報や入試にまつわる情報などを紹介していきましょう。
まずは、京都大学医学部の基本情報から押さえていきましょう。
こちらの項では、京都大学医学部のキャンパスの場所や入試定員数、そして入試情報をまとめました。
キャンパスの場所
京都大学医学部は、京都府京都市に所在しています。
キャンパスの名称は、吉田キャンパスです。
こちらのキャンパスへバスでアクセスする場合は、JR京都駅前にて市バス206系統「東大山通大路バスターミナル」行きへ乗車し、「近衛通」で降車してください。
定員数
京都大学医学部医学科の定員数は、一般選抜枠が100名、特色入試が5名の合計105名となっています。
特色枠についての解説については後述しておりますので、そちらも合わせてご覧ください。
入試情報
さて、それでは入試情報の解説に入っていきましょう。
ここでは、京都大学医学部の一般選抜と特色枠に関する説明をしていきます。
一般選抜
最初に解説するのは、2023年度における京都大学医学部における一般選抜入試についてです。
同医学部の一般選抜入試では、一次試験である共通テストと、二次試験の成績にもとづいて合否の判定がくだされます。
一般選抜入試における二次試験の日程については、2023年2月25日から27日までの日取りで行われる予定です。
特色入試枠
特色入試枠は、学校推薦型選抜Ⅱの方式を用いた枠として設置されています。
一般的な学校推薦型選抜Ⅱと違い、MD-PhDコースへ進学する学生への支援制度が整っており、奨学金が給付されるというメリットがあります。
募集人員は上記のとおり5人で、2023年度の試験では、2022年11月29日に第一次選考が行われ、同年12月10日と11日に第二次選考が行われました。
選抜方法については、第一次選考が各種提出書類による評価で行われ、そして第二次選考は、面接試験と口頭試問の成績によって合否の判定が行われています。
第二次選考における配点は、口頭試問が160点で面接試験が240点の合計400満点でした。
面接試験の方に重きをおいた試験ですが、口頭試問についてもきちんと練習して、万全の態勢を整えましょう。
なお、本枠の出願資格は、合格後に入学を確約できる人のみにしか与えられておりません。
そのため、こちらの枠へ応募するときは、自分の進路などをよく考慮したうえで願書を提出してください。
京都大学医学部の入試難易度
次に、京都大学医学部の入試難易度についても把握していきましょう。
ここでは、京都大学医学部の偏差値と倍率をもとに、データを分析して解説していきます。
偏差値
京都大学医学部の偏差値は72.5で、国公立大学の医学部の中では最も高い数値となっています。
同じ偏差値の医学部は、我が国の最高学府と言われる東京大学の理科三類のみ。
下位の大学へ目を向けても、偏差値67.5の東京医科歯科大学や大阪大学、山梨大学(後期日程)、岐阜大学(後期日程)、千葉大学(後期日程)、宮崎大学(後期日程)など、「超」という言葉がつくほどの難関校のみが並びます。
倍率
京都大学医学部の倍率は、どのような数値になっているのでしょうか。
ここでは、京都大学医学部の入試倍率を、下記表にまとめました。
2020年度
入試日程 | 倍率 | 募集人数 | 志願者数 | 受験者数 | 合格者数 |
前期 | 2.6 | 102 | 278 | 262 | 106 |
2021年度
入試日程 | 倍率 | 募集人数 | 志願者数 | 受験者数 | 合格者数 |
前期 | 2.8 | 105 | 299 | 292 | 107 |
2022年度
入試日程 | 倍率 | 募集人数 | 志願者数 | 受験者数 | 合格者数 |
前期 | 2.4 | 106 | 265 | 247 | 109 |
京都大学医学部の入試倍率は、2022年度においても例年どおり3倍を下回る結果となりました。
他の大学の医学部と比較すると、相対的に低いものとなっていますが、国内屈指の難関医学部だけにまったく油断ができません。
十分すぎるくらいの対策を施してから受験に臨んでください。
京都大学医学部の特徴
続いて、京都大学医学部の特徴についても見ていきましょう。
ここでは、京都大学医学部の特徴の中でも、主だったものを3点ピックアップして紹介していきます。
基礎医学研究者を養成するMD-PhDコース
京都大学では、医療現場で働く臨床医や医療専門医の育成とともに、先端医療を担う医学研究者や、研究者を教育する人間の育成にも尽力しています。
そこで設けられたのが、見出しにもある医学研究者養成コース、すなわちMD-PhDコースです。
こちらのコースでは、従来の医学部の臨床研修よりも早い時期に、大学院のカリキュラムを一部取り入れ、これを修めるための学習を進めていきます。
そのため、医学部卒業時には、通常の時期よりも早く、医学士(M.D)と医学博士(PhD)の学位を得ることが可能となります。
最先端医療に触れられる臨床実習
京都大学医学部の特徴の一つが、最先端医療に触れられる臨床実習です。
京都大学医学部では、3年次の後半から4年次にかけて臨床医学を学びます。
臨床医学を事前に学習しておくことで、5年次からスタートする病院での臨床実習に備えておくというわけです。
同医学部では、この臨床実習を単に医学知識を習得するだけの場ではなく、臨床現場における判断力、責任感、リーダーとしての振舞い方を学ぶ場と位置付けています。
そして、上記実習は色々な病院で行われますが、目玉となる実習先は、京都大学医学部附属病院です。
こちらの病院には世界をリードする医師が数多く勤務していることから、移植医療や分子治療、再生医療などの先端医療に触れるチャンスが数多く巡ってきます。
こういった最先端の医療についても学べるのは、京都大学医学部ならではと言えるでしょう。
自主研究を促すマイコース・プログラム
京都大学医学部では、オリジナルのマイコース・プログラムを設けて学生の自主研究を促しています。
プログラムは京都大学医学部の理念である、「病気など医学事象の背後にあるものを見抜き、自分の頭で考え、新たな知を創出できる人間」を育成する目的で、4年次から導入される必須過程です。
こちらのプログラムでは、協力大学院や連携大学院などの教室に所属し、一定のテーマのもとで研究に専念していきます。
研修先は上記大学院のほかにも、海外研究機関における研究活動も選べるなど、幅広く選択肢が用意されています。
京都大学医学部の入試情報
次に、2023年度における京都大学医学部の入試情報についても押さえておきましょう。
ここでは、同医学部の入試科目と配点、そしてボーター得点率をまとめました。
入試科目と配点
まずは、入試科目と配点に関する説明をしていきましょう。
共通テスト
京都大学医学部の一次試験は、共通テストの得点をもって合否判定がくだされます。
同テストの科目と配点については、下記表のとおりです。
英語 | 数学 | 国語 | 理科 | 地・公 | 合計 |
50 | 50 | 50 | 50 | 50 | 250 |
科目と配点は、2022年度と同様のものとなっています。
悔いの残らないよう、全力で試験に挑みましょう。
二次試験
二次試験では、個別学力検査が課されます。
個別学力検査の科目と配点については、下記表を参考としてください。
英語 | 数学 | 国語 | 理科 | 合計 |
300 | 250 | 150 | 300 | 1000 |
面接試験においては、医学部側が求める学生像かどうかが厳しくチェックされます。
そのため、対策を講じる際には医学部のアドミッションポリシーの確認はもちろん、ホームページやパンフレットの情報を隅々まで確認し、どういった人材を欲しているのかを十分に理解しておかなければなりません。
合格をより確実なものにするためにも、余念なく情報収集をしておきましょう。
合格のボーダーラインは?
京都大学医学部のボーダー得点率は、2020年度では91%で、2021年度が90%、そして2022年度では86%となっています。
2022年度においては90%を下回ったものの、未だにほかの国公立大学医学部と比較しても、高い水準のボーダーラインを誇っています。
受験の際は、石橋を叩いて渡るくらいの用心深さで対策をしておきましょう。
京都大学医学部を目指すなら京都医塾
国内最高峰の医療が学べる京都大学医学部。
しかし、受けられるカリキュラムの質にともなって、受験のハードルも国内最高峰です。
繰り返しになりますが受験の際は、石橋を叩くほどの用心深さで対策をしておく必要があります。
受験生の方の中には、さらなる対策として優秀な予備校を探している人もいるのではないでしょうか。
そんな人におすすめなのが、医学部専門予備校の「京都医塾」です。
京都医塾では、独自のカリキュラムと優れた講師陣の指導力を武器に、これまでにたくさんの受験生を医学部へと送り届けてきました。
ここから先は、そんな京都医塾が持つ、数々の強みについて解説していきます。
自慢の講師陣は70%以上が京都大学の出身者
予備校の要とも言えるのが、在籍している講師陣の質ではないでしょうか。
高品質なカリキュラムや快適な学習環境があったとしても、講師陣の質が劣っていると受験生の学力は伸び悩んでしまいます。
そのため、京都医塾では講師陣の質に徹底的にこだわり、たしかな実力を備えた講師だけを採用しています。
人選に人選を重ね続けた結果、今では講師陣の70%が京都大学出身者で占めるようになりました。
無論、すべての講師が社員講師です。
そして、京都医塾では、受験のエキスパートたる彼らが、生徒一人につき13人でチームを組んで指導にあたっています。
13人の講師が学習面や生活面、精神面などあらゆる角度から受験生をサポートしますので、たとえ難関校の受験であっても怖がる必要はありません。
独自の学習方法を導入
医学部合格のためには個人授業、集団授業のほかに自習が必須となります。
受験の勝ち負けはトータルの得点で決まるため、通常の授業の学習だけでは、どうしても勉強量が足りなくなってしまうのです。
また、たとえ自習に励んでいたとしても、苦手な単元を克服しようと一つの科目を集中学習すると、その単元の成績は伸びるものの他の教科まで学習時間が割けません。
そして、結果として不合格になってしまうケースも多くみかけます。
そのため、京都医塾では毎日、英数理の授業を必ず取り入れてバランスのよい学習につなげています。
さらに、自習内容についても、毎日すべての単元を学習し学力に偏りのないよう指導もしています。
学習のスケジューリング以外でも徹底サポート
受験生の方の中には、京都大学以外の医学部も受験する人もいるはずです。
そういったときに困るのが、受験日程をはじめとする、もろもろのスケジュール調整です。
何校も受験するとなると、連日試験会場へ足を向けるケースが発生したり、A大学の一次試験とB大学の二次試験が重なってしまうような、アクシデントに陥ってしまうことも想定されるでしょう。
そのような事態を回避するためには、綿密なスケジュール管理をする必要がありますが、調整に手間がかかると、学習に充てられる時間を浪費してしまいます。
その点、京都医塾では、これらの問題についても受験生を徹底的に支援していますので、大船に乗ったつもりでいられます。
たとえば、遠方への受験の際は、宿泊施設に一緒に泊まり前日はもとより当日の指導にいたるまでフルサポート。
受験当日は試験会場への送迎をし、見送りのタイミングまで受験生を応援し続けます。
まとめ
国公立大学の医学部の中でも、最高の偏差値が必要とされる京都大学医学部。
同医学部では、革新的な医療を学べるプログラムを用意して、学生たちを出迎えています。
しかし、上述のとおり、京都大学医学部は難関中の難関です。
受験生の方の中には、自宅学習から予備校での学習に切り替え、より万全の態勢を整えようと考えている人も多いのではないでしょうか。
そんな人にうってつけなのが、医学部受験に特化した予備校の京都医塾です。
京都医塾は、優秀な講師陣と専用のカリキュラム、加えて優れた学習環境を用意して指導を行っている予備校です。
そんな京都医塾に在籍する自慢の講師陣は、なんと70%が京都大学出身者。
京都大学受験を知り尽くしたエキスパートたちが、あなたを合格へと導きます。
本気で京都大学に合格したい人には、京都医塾がおすすめです。
まずは体験授業や実力測定が受けられる、一泊二日医学部合格診断を受けてみてはいかがでしょうか。
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