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関西の医学部を徹底比較!偏差値や倍率などの入試情報や大学の特徴について解説

関西の医学部を徹底比較!偏差値や倍率などの入試情報や大学の特徴について解説

 

医学部を受験するにあたって気にかかるのが、学費と志望校の偏差値です。

国公立大学の医学部はともかく、私立大学の医学部の学費は高額なことで有名ですから、事前に把握しておきたいところでしょう。

また、偏差値についても志望校のデータを確認し、自分の実力と照らし合わせたうえで、学習を進めていきたいと思っている方も多いはずです。

そこで今回は、関西の大学の医学部を中心に、各医学部の基本情報や学費、そして偏差値について解説していきましょう。

関西にはどのくらい医学部がある?

関西には名門校として名高い京都大学を筆頭に、全部で12の医学部が存在します。

ここでは、医学部を開設している大学のうち、関西に所在しているところについて見ていきましょう。

私立大学の医学部と国公立大学の医学部に分けて記載していきます。

私立大学医学部4校

関西の私立大学のうち、医学部を開設している大学は全部で4校あります。

すなわち、

✓大阪医科薬科大学

✓関西医科大学

✓近畿大学

✓兵庫医科大学

の4校です。

関東の医学部と比較すると関西は数が少ないものの、どの大学も高レベルな学習カリキュラムや学習設備が整えられており、医師を目指すには最適な環境となっています。

各校の詳しい説明については後述する基本情報の欄に記載していきますので、そちらもぜひ参考にしてください。

国公立大学医学部8校

関西に所在する国公立大学のうち、医学部を設けている大学の数は全部で8校となっています。

内訳は、

✓滋賀医科大学

✓京都大学

✓大阪大学

✓神戸大学

✓大阪公立大学

✓京都府立医科大学

✓奈良県立医科大学

✓和歌山県立医科大学

の8校です。

関西に所在する国公立大学の医学部は関東よりも多く、選択肢の幅が広いのが特徴です。

関西の私立大学医学部の基本情報

続いて、関西の私立大学医学部の基本情報についても解説していきましょう。

主に所在地や設立年などの情報をまとめました。

大阪医科薬科大学

大阪医科薬科大学は、大阪府高槻市に位置する医学部です。

元々は大阪医科大学と大阪薬科大学という別々の大学でしたが、2021年に両大学が統合し、現在の医療系総合大学の形に生まれ変わりました。

医学部、薬学部、看護学部の3つの学部が統合されたことで、各学部が連携したより質の高い医療を学べる環境が整えられています。

入学定員は112名となっています。

関西医科大学

関西医科大学は、1928年(昭和3年)創立の歴史ある医学部です。

2018年には創立90周年を迎え、すでに8,400名以上の学生を医師として送り出しています。

リハビリテーション学に特に力を入れている医学部ですので、同分野に関心のある人にはおすすめです。

定員は110名、所在地は京都と大阪の中間にある大阪府枚方市です。

近畿大学

近畿大学医学部は医師としてのスキルだけでなく、患者一人ひとりに寄り添える広い心を持った人材を育てることを第一の目的にしています。

高度経済成長期の1974年(昭和49年)に設立され、ライフサイエンス腫瘍免疫等に関する研究で高い評価を得てきました。

定員は112名、所在地は大阪府大阪狭山市です。

兵庫医科大学

兵庫県西宮市に所在している、兵庫医科大学医学部。

こちらの医学部では、高度化と複雑化が進む医療体制に柔軟に対応できる若者を育てるための教育を実践しています。

設立年は1972年(昭和47年)、定員は107名となっています。

関西の国公立大学の医学部の基本情報

次に、関西の国公立大学医学部の基本情報についても見ていきましょう。

私立大学医学部の時と同様、所在地や設立年などを中心にまとめました。

滋賀医科大学

滋賀医科大学医学部は、地域貢献を主軸に医療学習を提供している医学部です。

滋賀県大津市に所在していますが、地元のみならず関西の幅広い地域の医療を助けています。

医学部の設置は1974年(昭和49)、定員は95名です。

京都大学

関西の医学部の中でも名門中の名門として全国に名を馳せているのが、京都大学です。

名前のとおり京都に位置し、最先端の医療を学生に指導しています。

設立は1899年(明治30年)。

当時から解剖学や生理学など、最新医療の教育に力を入れてきました。

なお、定員は107名です。

大阪大学

大阪大学医学部は吹田市に位置しています。

こちらの大学では未来医療の研究に積極的に取り組んでおり、ヒト疾患リスク遺伝子アトラスを構築の研究や、大腸炎の重症化を防ぐメカニズムに関する研究分野で大きな成果を上げています。

定員は、100名です。

関西の医学部の中でもとりわけ由緒ある医学部で設立年は1869年(明治元年)、さらに源流を辿るとなんと江戸時代にまで起源を遡ることができます。

神戸大学

神戸大学は、その名のとおり兵庫県神戸市に所在している医学部です。

終戦直後の1949年(昭和24年)に設置され、現在にいたるまで数多くの人材を輩出してきました。

定員は112名。グローバル化に力を入れており、留学プログラムも充実しています。

関西圏では唯一、兵庫県にある国公立の医学部となっています。

京都府立医科大学

京都府立医科大学の医学部は、診療技能やコミュニケーション能力、問題対応能力の醸成に特に力を入れて取り組んでいます。

さらに、自ら学ぶ姿勢を持たせ、積極的な成長を促すカリキュラムを作成していることでも有名です。

設立年は1921年で、定員は107名。

大阪公立大学

大阪公立大学は2022年に開校予定の新大学です。

大阪市立大学と大阪府立大学の2つの大学が母体となっています。

日進月歩の医療技術に柔軟に対応し、環境をリードできる人材の育成を目指しています。

こちらの医学部の定員は、95名です。

当初は90名の予定でしたが、増員が認められ拡張がなされました。

所在地は、大阪府大阪市です。

奈良県立医科大学

奈良県立医科大学医学部は、奈良県橿原市に所在しています。

こちらの医学部では地域医療の質の向上にとても力を入れている他、工学的知見を医療に活用するための学習も行われています。

設置は1947年(昭和22年)で、定員は113名です。

和歌山県立医科大学

和歌山県立医科大学医学部は、高度医療人教育と先端医学研究、加えて高度先進医療や地域医療を主軸にした教育で有名な医学部です。

和歌山県和歌山市に拠点を置き、同県では唯一の医学部として医療の拡充に取り組んでいいます。

設立は1948年(昭和23年)で定員は100名です。

関西の私立大学医学部の学費ランキング

関西に所在する医学部の基本情報を確認したところで、学費についても解説していきましょう。

ここでは、国公立大学医学部の学費と私立大学医学部の違いを説明するとともに、関西の私立大学医学部の学費についてもランキング形式で解説していきます。

国公立大学医学部と私立大学医学部の学費

まずは、関西の国公立大学医学部の学費と、私立大学医学部の学費について説明していきましょう。

関西の国公立大学医学部の学費は、入学金が282,000円、学費総額は約3,500,000円となっています。

この費用は国の省令で定められているため、関西を含めた全ての地域で一律のものとなります。

ただし、一部の医学部では県外者の入学金や学費を高く設定しているところもありますので、国公立大学医学部を希望している人は事前に確認しておいてください。

そして関西の私立大学医学部の学費は、学校によってバラつきがあり、低いところでも20,000,000円台、高いところでは30,000,000円台後半となっています。

国公立大学医学部と比較すると非常に高額な学費ですが、奨学金制度や優秀な学生を対象とした特待生制度を設けている医学部もありますから、費用面で心配がある人は各大学に問い合わせてみるとよいでしょう。

関西の私立大学医学部の学費

関西の医学部の学費の違いについて解説したところで、私立大学医学部の学費をランキング形式で解説します。

最も学費が高いのは兵庫医科大学の37,000,000円です。

第2位が近畿大学の33,000,000円、第3位は大阪医科薬科大学の31,400,000円となっています。

一番学費が低かったのは、関西医科大学の27,700,000円。

同大学の医学部は、関西エリアでただ一つの20,000,000円台の医学部です。

関西の医学部の難易度を比較

さて、ここからは関西に所在する各医学部の難易度についても見ていきましょう。

こちらの項では私立大学と国公立大学の医学部を分けて、偏差値や入試倍率について解説していきます。

ご自身の志望校の難易度を把握して、合格につなげてください。

関西の私立大学医学部の偏差値、倍率比較表

大学名偏差値倍率(前期)倍率(後期)
大阪医科薬科大学68.817.958.1
関西医科大学67.59.5341.25
近畿大学65.016.8551.57

※大阪医科薬科大学の倍率は同大学の前身、大阪医科大学のもの

大学名偏差値一般入試A
4科目型
一般入試B
高大接続型
兵庫医科大学65.012.6427.3

関西の私立大学医学部の偏差値比較

最初に、関西の私立大学医学部の偏差値及び入試倍率を解説していきます。

関西の私立大学医学部は4校で開設されていますが、偏差値が最も高いのは大阪医科大学と関西医科大学の67.5でした。

一方、低い数値だったのは、近畿大学と兵庫医科大学の65.0です。

倍率については、関西医科大学が一桁台と低いものの、他の3校では10倍以上となっています。

後期試験ともなると50倍を超える医学部もあり、猛烈な競争が予想されます。

受験の際は、前期日程で勝負を決める覚悟で学習に励みましょう。

関西の国公立大学の医学部の偏差値比較

次に、関西の国公立大学の医学部の偏差値と倍率についても見ていきます。

関西において最も高い偏差値の医学部は京都大学で、その数値は72.5。

偏差値72.5は東京大学と並ぶ国内最高峰の数値で、国公立大学の中でもナンバー1です。

そして、京都大学を追いかけて偏差値70.0をマークしているのが大阪大学医学部です。

その後は、神戸大学と京都府立医科大学、奈良県立医科大学の3校が偏差値67.5で続きます。

最も低い偏差値だったのは、滋賀医科大学と和歌山県立医科大学の65.0です。

ただし、偏差値65.0とは言え学習レベルで言うと、全体の上位一握りの人しか入りません。

難関であることには変わりませんから、油断は禁物です。

倍率については、前期日程は各校一桁台です。

後期になると、私立大学と同じく倍率は上昇します。

国公立大学の医学部を受ける際も、前期日程で決める決心をして学習を進めましょう。

▼関西の国公立大学医学部の偏差値、倍率比較表

大学名偏差値倍率(前期)倍率(後期)
滋賀医科大学65.04.2
大阪大学70.02.45
神戸大学67.52.8310.75
大阪公立大学65.0
京都府立医科大学67.52.77
奈良県立医科大学67.56.9513.25
和歌山県立医科大学65.03.03
大学名偏差値 倍率(一般選抜)
京都大学72.52.3

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関西には2022年開校予定の大阪公立大学を含め、全部で12の医学部が存在します。

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