今回の記事では、2024年度のデータを含めて私立医学部入試における繰り上げ合格・補欠合格の状況について紹介します。
過去5年間の平均繰り上げ合格者数が多い傾向にある大学をピックアップし、その傾向を解説します。
医学部を志望する受験生に有益な内容となっておりますので、ぜひ最後までご一読ください。
目次
「繰り上げ合格」とは?

「繰り上げ合格」とは、入試実施後定員の欠員が生じた場合に、補欠合格者の中から追加で合格者を選び、入学を許可する制度のことを指します。
例えば、合格者の不手続きや入学辞退によって定員に空きが生じると、この補欠合格者の中から成績上位者が順次繰り上げ合格として選ばれるのです。
繰り上げ合格は、一般的に「補欠合格」とも呼ばれ受験生にとっての第二のチャンスとなります。
この制度は、多くの私立医学部で採用されており、毎年多くの受験生が繰り上げ合格によって入学の機会を得ています。
繰り上げ合格の連絡は、合格者の辞退が確認された後迅速に行われますが、辞退の時期によっては入学式直前のこともあるため、受験生は合格発表後も気を抜かず連絡を待つことが必要です。
【繰り上げ合格までの流れ】
・正規合格者の発表(補欠合格者を同時に発表する大学もある)
・正規合格者の中から入学辞退者が出た場合、補欠合格者にその旨を連絡
・補欠合格者に入学の意思があれば、繰り上げ合格となる
2024年度・繰り上げ合格の状況
では、実際にどれぐらいの人数が繰り上げ合格となっているのでしょうか?
以下は、2024年度医学部入試における繰り上げ合格の状況をまとめた表です。
大学名 | 繰り上げ合格人数(推定) |
岩手医科大学 | 約130名 |
獨協医科大学 | 約20名 |
埼玉医科大学 | 約40名 |
杏林大学 | 約90名 |
慶應義塾大学 | 約30名 |
昭和大学 | 124名 |
東京医科大学 | 約100名 |
東京慈恵医科大学 | 約70名 |
東京女子医科大学 | 約20名 |
日本大学 | 約70名 |
日本医科大学 | 約70名 |
北里大学 | 約140名 |
聖マリアンナ医科大学 | 約70名 |
東海大学 | 約70名 |
金沢医科大学 | 約100名 |
愛知医科大学 | 約120名 |
藤田医科大学 | 約100名 |
大阪医科薬科大学 | 約40名 |
関西医科大学 | 約20名 |
兵庫医科大学 | 約110名 |
福岡大学 | 約10名 |
産業医科大学 | 約20名 |
大学によって大きく人数は異なりますが、100名以上の繰り上げ合格者が発表されている大学も少なくないことがお分かりいただけたかと思います。
平均繰り上げ合格者数が多い大学医学部

以下では、過去5年間の入試結果において繰り上げ合格者の平均人数が多い大学医学部をご紹介します。
コロナウィルスの流行が最盛期だった2021年度入試においては、多くの大学で繰り上げ合格者が発表されました。
北里大学医学部
北里大学は、例年安定して150名以上の繰り上げ合格者が発表される大学です。
年度 | 繰り上げ合格人数 |
2023年 | 約160名 |
2022年 | 約190名 |
2021年 | 約270名 |
2020年 | 約100名 |
2019年 | 約160名 |
5年平均 | 約180名 |
昭和大学医学部
昭和大学も、例年安定して150名以上の繰り上げ合格者が発表される大学です。
年度 | 繰り上げ合格人数 |
2023年 | 約150名 |
2022年 | 約150名 |
2021年 | 約180名 |
2020年 | 約160名 |
2019年 | 約180名 |
5年平均 | 約165名 |
聖マリアンナ医科大学
聖マリアンナ医科大は、90名〜150名程度の繰り上げ合格者が発表される大学です。
年度によって差異が大きくはありますが、比較的多い人数が繰り上げ合格者となっています。
年度 | 繰り上げ合格人数 |
2023年 | 約90名 |
2022年 | 約150名 |
2021年 | 約190名 |
2020年 | 約80名 |
2019年 | 約130名 |
5年平均 | 約130名 |
日本大学医学部(前期)
日本大学医学部の前期入試は、ここ3年間130名を超える繰り上げ合格者が出ています。
2019年、2020年は100名以下で安定していたところ、繰り上げ合格者が近年微増している点が特徴です。
年度 | 繰り上げ合格人数 |
2023年 | 約130名 |
2022年 | 約130名 |
2021年 | 約160名 |
2020年 | 約70名 |
2019年 | 約90名 |
5年平均 | 約120名 |
東京医科大学
東京医科大学は、40名〜160名の繰り上げ合格者が発表されている大学です。
人数の幅が大きいため、繰り上げ合格を計算に入れる想定は避けたほうが無難です。
年度 | 繰り上げ合格人数 |
2023年 | 約40名 |
2022年 | 約120名 |
2021年 | 約160名 |
2020年 | 約70名 |
2019年 | 約100名 |
5年平均 | 約100名 |
なぜ私立医学部は繰り上げ合格が多いのか
私立医学部において繰り上げ合格が多く見られる理由はいくつかありますが、その主な要因は受験生の志望校選びにあります。
多くの受験生は国公立大学医学部を第一志望としているため、私立医学部は併願先となることが多いというのがその理由です。
国公立大学医学部は私立大学に比べて学費が安価なため経済的な理由から多くの受験生にとって第一志望となります。
また、国公立大学は一般的に高い評価を受けており、卒業後のキャリアにも有利に働くことが多いため、受験生の間で人気が高いという点も理由のひとつです。
そのため、国公立大学の合格発表後に、私立医学部に合格していた受験生が国公立大学に進学することを選び、私立医学部の入学を辞退するというケースが頻繁に発生します。
私立医学部は、国公立大学医学部の併願として受験することが一般的です。
国公立大学が高倍率で難関であるため、受験生は私立医学部も併願して受験することが一般的です。
このような傾向により、私立医学部での合格者の辞退が多くなる状況があります。
すなわち、国公立大学の合格発表後に私立医学部には辞退者が出ることが多く、私立医学部は繰り上げ合格を行う必要が生じるのです。
繰り上げ合格は、私立医学部にとって非常に重要な制度です。
定員を確保することで教育環境の安定や大学運営の安定を図ることができます。
また、受験生にとっても繰り上げ合格は第二のチャンスであり、夢を実現するための重要な機会となります。
多くの私立医学部がこの制度を採用しているのは、双方にとって大きなメリットがあるからです。
以上の理由から、私立医学部では繰り上げ合格が多く発生します。
繰り上げ合格が多い大学を選ぶと合格確率が高まる?

「繰り上げ合格が多い大学を選ぶと、合格確率が高まるのではないか」と考える方もいるかもしれませんが、一概にそうとは言えません。
確かに、過去に繰り上げ合格が多く出ている大学はありますが、ある年に急に繰り上げ合格者が0人になる可能性もあります。
繰り上げ合格はその年の受験生の動向や合格者の辞退状況に大きく左右されるため、予測が難しいのです。
さらに、繰り上げ合格を狙うためには、まず補欠合格者リストに入る必要があります。
そのためには、合格者とほぼ同じ入試成績を獲得していなければなりません。
つまり、実力が伴わなければ補欠合格者リストにも載ることができず、繰り上げ合格のチャンスを得ることもできません。
そのため、繰り上げ合格を期待するよりも、実力で医学部に合格する力を培うことが重要です。
しっかりとした学習計画を立て、自分の弱点を克服し、確実な実力をつけることが何よりの近道なのです。
以下では、医学部合格を目指すための効果的な学習環境とサポートを提供する京都医塾についてご紹介します。
京都医塾は、多くの国公立大学医学部合格者を輩出している名門の予備校であり、一人ひとりに合わせた個別指導や、質の高いカリキュラムを通じて、効率的に学力を伸ばすことができます。
医学部合格のための徹底的な分析・プランニングで1人1人のカリキュラムを作成
生徒たちはそれぞれ、得意科目や自分に合った学習方法が異なります。
そのため、学力を効率的に伸ばすためには、一人ひとりの能力に合わせた教え方が必要です。
生徒全員に画一的な指導を行っていては、合格への最短ルートを辿ることはできません。
京都医塾では、生徒一人ひとりの状況に合った合格までのプランニングを行っています。
まず、入学時に行う学力診断テストや日々の授業、模試の結果を通じて、現在の学力や潜在的な力を極限まで分析します。
この分析に基づいて、各生徒に最適なカリキュラムを作成します。
また、カリキュラムに基づいて日々どのような学習を進めていくべきかをスケジュールとして可視化することで、生徒が必要な時期に必要な学習に取り組むことが可能です。
このようにして、個々の力を推し量ったうえで、最適な学習プランを提供することにより、それぞれの合格ラインまで学力をアップさせることができます。
さらに、京都医塾では、生徒一人に対して二人の担任が付き、進捗管理を行います。
これにより、「計画倒れ」を防ぎ、期日までの遂行を達成するサポートを行います。
上質なカリキュラムの立案と進捗管理、このきめ細やかな2軸のサポートが京都医塾の強みの一つです。
復習用ブラッシュアップシートで、圧倒的な効率で復習が可能
京都医塾の個人授業では、授業終了時に重要事項をまとめたブラッシュアップシートを配布しています。
このブラッシュアップシートは、授業で取り扱った重要事項をコンパクトにまとめたものであり、生徒が効率的に復習できるように整えられています。
授業中に学んだ内容をそのまま頭に残しておくことは難しいため、復習が重要となります。
しかし、どこから手をつけていいのか分からないことや、時間がかかりすぎることがあります。
そこで、このブラッシュアップシートが役立ちます。
授業の重要ポイントを明確に記載しているため、復習の内容が具体的で分かりやすくなっています。
このシートを活用することで、生徒は授業で学んだ内容を効率的に復習することができます。
ポイントが整理されているため、自学でも圧倒的な効率で復習が可能です。
重要事項に集中して学習を進めることができ、短時間で効果的に知識を定着させることができます。
レベル別集団授業で苦手科目を徹底攻略
京都医塾では、一人ひとりの到達度に合わせた学習方法を設計しています。
その指導方法の一つとして挙げられるのが、「レベル別・少人数制の集団授業」です。
レベル別少人数集団授業では、教科別・レベル別にクラスを編成し、授業を行います。
徹底理解を図る個別指導が効果的な授業もありますが、レベル別集団授業の利点は、絶対的な学習進度を確保しながら、実力の近い仲間と共に学ぶ環境が整っていることです。
同じレベルの生徒たちと切磋琢磨しながら学ぶことで、学習意欲を高めることができます。
例えば、問題へのアプローチ方法や学習の姿勢など、自分一人では気が付けない学習への取り組み方を学ぶことができます。
また、ライバルを意識することで、勉強のモチベーションをアップさせることができます。
これにより、生徒たちは互いに刺激し合いながら、苦手科目の克服に向けて積極的に取り組むことができます。
まとめ

繰り上げ合格は、私立医学部において重要な制度であり、多くの受験生にとって第二のチャンスとなります。
しかし、繰り上げ合格が多い大学を選ぶだけで合格確率が高まるわけではありません。
実力を伴わなければ補欠リストに載ることも難しいため、確実な実力をつけることが最も重要です。
京都医塾では、医学部合格に向けた徹底的な分析とプランニングを行い、一人ひとりに最適なカリキュラムを提供しています。
レベル別・少人数制の集団授業や個別指導を通じて、効率的に学力を伸ばし、苦手科目を克服するための強力なサポート体制を整えています。
京都医塾では、通常2~3日かけて入塾説明、体験授業、学力診断テスト、分析結果報告を実施していますが、遠方の方にはこれらを2日間で受けられる『一泊二日医学部合格診断』へのご参加をお勧めします。
参加にあたっての宿泊費・交通費は京都医塾が負担いたします。
ベテランのスタッフがそばであらゆるケアを行うため、精神的なサポートも万全です。
京都医塾では、一流の授業と生徒一人ひとりの医学部合格へ向けた徹底的な分析・プランニングを実際に体験していただくことで、安心して入塾をご検討いただきたいと考えています。
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