多くの人々に知られているとおり、医学部は国内における学部の中でも最難関の学部です。
このことから、「医学部の受験では浪人しても当然のことだ」といった風潮もあります。
しかし、実際にほかの学部と比較してみた場合でも、はたして浪人は当たり前のことと言えるのでしょうか。
そして、現役での合格をはたすためには、どうような対策が有効なのでしょうか。
今回の記事では、医学部受験を考えている方々へ向けて、これらのことがらの答えについて解説していきます。
目次
医学部の浪人は当たり前?入試倍率から分析する現状は?
さっそく本題へと入っていきましょう。
まずは、医学部の浪人は当たり前なのかどうのなのかという観点について、入試倍率をもとにして解説していきます。
医学部の一般的な入試倍率は、国公立大学医学部なのか私立大学医学部なのかで大きく変わってくるため一概には言えません。
そこでここでは、2023年度における入試倍率のデータをもとに、具体的な大学名をあげながら説明をしていきます。
なお、医学部は関東圏に多く設置されていることから、本項では関東圏の大学を取り上げながら解説していきますので、あらかじめご了承ください。
また、ほかの学部と比較する都合上、医科系の学部だけを設置している大学も本項における比較対象として除外することも、あらかじめご了承ください。
さて、関東圏において医学部を設置している大学の中で慶応義塾大学の場合、文学部の入試倍率は3.2倍、経済学部も同様に3.2倍、法学部はやや上の4.2倍という結果でした。
ひるがえって医学部の方に目を向けると7.3倍の入試倍率となっており、他学部を大きく引き離しています。
このような大きな開きがあってしまっては、浪人が当たり前となってしまっても仕方がありません。
さらに、千葉大学の入試倍率では文学部が3.1倍、法政経学部が2.7倍、教育学部が2.2倍ですが、医学部の入試倍率はなんと6.0倍もの数値を叩き出しています。
他学部と比較して約2倍の入試倍率ですから、やはり浪人が当たり前となるのも当然のことと言えるでしょう。
このように、医学部の入試倍率は他学部のものとは大変な差があるため、上述のとおり浪人生活が当たり前となるのも無理はないのです。
なお、割合別で見てみると千葉大学の医学部の場合では、浪人生が約半数を占めるのに対し、文学部は15%程度、教育学部でも同様に15%程度など医学部の浪人生の割合が際立っています。
偏差値の観点からもチェック!医学部の浪人は本当に当たり前?
続いて、偏差値の観点からも、医学部受験での浪人は当たり前なのかどうのなのかを探っていきましょう。
ここでは、国公立大学のケースと私立大学のケースとにわけて、上記事項を解説していきます。
国公立大学医学部のケース
最初に解説するのは、国公立大学のケースからです。
国公立大学の医学部受験では、合格の基準となる偏差値は62.5から65.0とされています。
しかし、他学部の場合、経済学部では偏差値40台から50台くらいがメインの合格ラインとなっていて、医学部と比べると入学の難易度は低下しています。
偏差値50台が合格の基準となることから、浪人が当たり前となる確率は低いと言えるでしょう。
また、法学部においても偏差値50台が合格の目安となっていることから、医学部よりも当たり前のように低いハードルとなっています。
私立大学医学部のケース
次に、私立大学医学部のケースについても見ていきましょう。
私立大学医学部では、偏差値65.0が主な合格基準です。
国公立大学医学部よりも、若干高い数値となっているのが特徴です。
他学部の方に目を向けて見ると、私立大学経済学部では偏差値50台が合格のための一定のラインとなっています。
国公立大学のときと同じように、当たり前に合格のラインが低く設定されています。
法学部でも、合格のための必要偏差値は50台がメインです。
法学部は、細かく見てみると経済学部より必要偏差値が高い大学が多い傾向にありますが、医学部の必要偏差値にはかないません。
こういったことから考えても、医学部における浪人は当たり前のこととも取れるでしょう。
【医学部受験】浪人を当たり前にしないために必要な対策は?
医学部合格のためのハードルは高く、浪人が当たり前になっても仕方がないということは、ここまで見てきたとおりです。
では、いったいどうすれば浪人を当たり前にしなくてすむのでしょうか。
本項では、そんな疑問への回答として、医学部受験における浪人を当たり前にしないための対策について、3点ピックアップして解説していきます。
不合格となりそうな要因を徹底的に潰す
最初に解説する浪人を当たり前にしないための対策は、不合格となりそうな要因を徹底的に潰すというものです。
みなさんもご存知のとおり、医学部の受験では様々なことを広範囲にわたって学習していかなければなりません。
とくに共通テストの場合5教科7科目が課されますから、その学習量たるや膨大なものとなります。
そのため、多くの受験生が不得意科目を抱えてしまいます。
当然のことですが、不得意な科目は高い得点率につながりませんから、できるだけ早い段階で学習を積み重ねて克服していくことが大切です。
「まだまだ時間があるから大丈夫」
そんな風に怠けていては思いがけないところで、当たり前に痛い目を見てしまいます。
医学部受験で浪人を当たり前にしないためにも、不得意な科目、すなわち不合格となりそうな要因は早期に潰しておきましょう。
不得意科目を潰すための学習スケジュールを練る
二番目に解説する浪人を当たり前にしないための対策は、不得意科目を潰すための学習スケジュールを練るといったものになります。
前項でお伝えしたとおり、受験生であれば多くの方が不得意科目を抱えているものです。
そのため、この問題を早い段階で解決しなければいけないわけですが、そのために必要なのが、きちんとした学習スケジュールです。
学習スケジュールを練らずに受験勉強を進めていては、行き当たりばったりの対策となってしまい、苦手科目の克服はできません。
また、私立大学医学部は試験日がそれぞれ異なりますから、受験当日から逆算して学習のプラン立てをしておく必要もあるでしょう。
浪人を当たり前のものにしないためにも、不得意科目を潰していく際には、綿密な学習スケジュールを立てるよう心がけてください。
優れた予備校へ通い飛躍的なレベルアップを目指す
最後に解説する浪人を当たり前にしないための対策は、優れた予備校へ通い飛躍的なレベルアップを目指すというものです。
医学部へ受験するときに、個人で学習を進めていく方は珍しくありません。
個人学習であれば費用もかかりませんし、自分のペースで受験勉強を進められるというメリットがあります。
しかし個人学習の場合、当たり前のことですが、不得意科目を克服するにしても学習スケジュールを立てるにしても、自分でこなしていく必要があります。
そのため、学習の進捗に遅れが生じたり、計画性のない学習プランのもとでの勉強になってしまい、結果として受験に失敗してしまうリスクが否めません。
このことから、受験勉強を順調に進め目標を達成するためには、予備校を利用して飛躍的なレベルアップを検討してみることも重要です。
本気で医学部合格を目指すなら京都医塾
冒頭からお伝えしてきたとおり、医学部の合格のためのハードルは他の学部とは違い、非常に高いものに設定されています。
そのため、合格を確実にするためには不得意科目を徹底的に潰したり、その作業を実行するための綿密な学習スケジュールを立てる必要があります。
しかし、受験生の方々の中には個人の力に限界を感じ、優れた予備校のもとで指導を受けたいと考えている方も多いのではないでしょうか。
そういった方々へおすすめなのが、医学部専門予備校の「京都医塾」です。
京都医塾は、独自の学習サポートや優秀な学びの環境を用意して指導を実践し、毎年たくさんの受験生を医学部合格へと押し上げている予備校です。
ここから先は、そんな京都医塾の魅力について解説していきましょう。
13名の講師陣で支える専門指導
みなさんもご存じのとおり、医学部の入試では広範な学習内容を深く掘り下げながら勉強していかなければなりません。
そのため、一つひとつの教科についても専門の講師からおそわるのがベストであると京都医塾では考えています。
この考えのもと、当塾では受験生ひとりに対して13名の講師陣がチームを組んで各教科を担当して指導にあたっています。
このような取り組みを行うことで、それぞれの教科を特化的に学ぶことができ、高効率に、そしてより一層ディープな学習へとつなげることが可能です。
好きなだけ勉強可能!あなただけの自習室を用意
医学部への合格という偉業をはたすためには、自習は欠かせません。
授業だけの学習で勉強量をしっかり確保できるのは、ごく一部の天才的な才能の持ち主だけでしょう。
そのため、一般的な受験生の場合は小さな努力を積み上げて、着実に実力を伸ばしていく必要があります。
そこで私たちは、すべての入塾された方々に対し個別の自習室を用意しております。
この自習室は半個室状態になっているため、周囲の雑音を気にせずに受験勉強に向きあうことができる静音使用です。
また、スペースも十分に取っているため授業のメモを壁に貼り付けたり、自習用の多数の教材を置いておくこともできます。
校舎から徒歩5分!好立地の寮を完備
京都医塾には、遠方から入塾される方々も少なくありません。
そのため、当塾では遠方から入塾してくださる方々への支援の一環として、学習寮を完備してお迎えしております。
この学習寮は、校舎から徒歩5分という好立地に恵まれているため、移動時間を最小限に減らすことができ、結果として十分な学習量を確保することへ結びつけることができます。
また、寮には常駐の寮母もいるため、日ごろの見守りサポートや体調不良などの不足の事態にもすぐに対応することが可能です。
まとめ
医学部合格を実現させるための基準は、他学部のものとは大きく異なります。
入試倍率や偏差値を見てみても大変な開きがあるため、不得意科目を徹底的に潰したり、その作業を実行するための、入念な学習スケジュールを立てる必要があります。
しかし、受験生の方々の中には自分だけの力量では不足を感じ、優れた予備校のもとで指導を受けたいと考えている方も多いのではないでしょうか。
そういった方々へおすすめなのが、医学部専門予備校の京都医塾です。
京都医塾は、独自の学習サポートや優秀な学びの環境を用意して指導を実践し、毎年たくさんの受験生を医学部合格へと押し上げている予備校です。
私たちの元へおいでいただければ、13名の講師陣がスクラムを組んで、必ずやあなたを医学部合格へと導いて見せましょう。
本気で医学部合格を目指したい方には、京都医塾がうってつけです。
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