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東京都内にある国公立/私立大学の医学部について徹底解説!気になる偏差値や学費は?

東京都内にある国公立/私立大学の医学部について徹底解説!気になる偏差値や学費は?

医師を目指している人にとって、数多くの医学部が存在する東京は、必ずチェックしておきたいエリアなのではないでしょうか。

そこで今回の記事では、東京都内の大学の医学部を受験しようと考えている人に向けて、医学部の偏差値や倍率、加えて学費などを詳しく解説していきましょう。

東京にはどのくらい医学部がある?

東京都において、医学部を設けている大学は全部で13校となっています。

国内最難関とも言われる東京大学を筆頭に、国公立校は全2校、そして、私立大学は慶応義塾大学医学部や順天堂大学医学部などを含めて全部で11校が所在しています。

これらの医学部では、大学によって偏差値や倍率、学費などに大きな違いが見られますから、志望校選びをする際は、それぞれをきちんと確認しておく必要があるでしょう。

記事の後半では、各種情報についても取り上げていますので、ぜひ最後まで読んでみてください。

東京にある医学部の基本情報

ここでは、東京に所在する医学部の基本情報を見ていきましょう。

各大学の設立年や、キャンパスの所在地、定員数などをまとめました。

まずは、国公立大学の医学部の解説から入ります。

東京大学

東京大学の医学部は1858年に設立された、国内最高峰の医学部の一つです。

所在地は東京都文京区で、あの有名な「赤門」のすぐ近くに設置されているのが特徴です。

最新の医療を学び取ることができる大学ですから、毎年多くの受験生が入試に挑んでいます。

なお、定員は、97名です。

東京医科歯科大学

東京医科歯科大学の医学部は1946年に設立され、戦後間もなかったころから、日本の医療を下支えしてきました。

幅広い教養と広い視野、そして高度な倫理観を持つ人間を養うのが大学のポリシーで、時間をかけて教養や感性を身につけるよう学生に指導しています。

こちらの医学部の所在地は東京都文京区で、定員は79人となっています。

続いて、私立大学の医学部の解説にも入りましょう。

慶応義塾大学

慶応義塾大学の医学部は1858年に創設された、国内でも由緒ある医学部の一つです。

多角的な教育を施し、グローバルスタンダードな人材を輩出するよう、独自の視点で教育を行っているのが特徴。

毎年、優秀な医師を多数輩出しています。

所在地は東京都港区で、定員は110人です。

東京慈恵会医科大学

東京慈恵会医科大学の医学部は、東京都港区に所在しています。

設立年は1881年で、大変な歴史を持っていることで有名です。

かつてからプライマリーケアの研究者の育成や、地域医療の拡充など、様々な試みをしてきましたが、2020年からは感染症医療に強い人事の育成にも力を入れています。

なお、定員は105名です。

順天堂大学

順天堂大学の医学部は、東京都文京区に所在しています。

同大学では、アクティブラーニング教育に注力しており、自ら学んで思考し、そして問題を解消する力を持つ人材の養成を目指しています。

設立は1838年で、定員は、138名です。

日本医科大学

日本医科大学医学部は、1876年に開設されました。

遺伝子編集やロボット工学、機械学習、仮想現実など、最新のテクノロジーを駆使した医療教育に、とりわけ力を入れているのが特徴です。

所在地は、東京都文京区。

定員は、88名です。

昭和大学

1928年に開設され、現在にいたるまで高度な医療教育を学生に施してきた、昭和大学医学部。

同大学の医学部では、インフォームド・コンセントを重視し、患者を中心とした人間性豊かな医療を実践するための学びを提供しています。

所在地は東京都青葉区で、定員は82名です。

東邦大学

東邦大学の医学部は、東京都大田区に所在しています。

同大学の医学部では、ブランディングコンセプトである「いのちの科学で未来をつなぐ」の考えのもと、自然科学や生命科学の教育にとくに熱心に取り組んでいます。

設立は1950年、定員は115名です。

東京医科大学

東京医科大学の医学部は、東京都新宿区に所在しています。

「診療力日本一」を目標とするカリキュラムが特徴で、1年生のうちから開始されるシミュレーション実習では、患者を観察する力や、コミュニケーション力を徹底的に養います。

設立年は1946年、定員は79名です。

日本大学

日本大学の医学部は、1925年に創設されました。

様々な分野の医療を深く学べるのが特徴で、救急集中治療分野では、クリティカルケアや心肺停止に対する体温管理療法などの最新医療を重点的に学習できます。

所在地は東京都板橋区で、定員は120名です。

杏林大学

東京都三鷹市に拠点を構える、杏林大学医学部。

そんな杏林大学では、現場における指導を重視しています。

3年次から4年次に行われる臨床医学の講義では、最新医学の習得を目指すほか、4年次の後半からは臨床参加型実習で、臨床技能を徹底して高めていきます。

医学部の設立年は1970年で、定員は115名です。

帝京大学

東京都板橋区に所在する帝京大学医学部は、1971年に設立されました。

医師としての基本的な技術はもちろん、患者やその家族、そして職場同僚とのコミュニケーション力の醸成にも力を入れて取り組んでいるのが特徴で、グループ学習などが繰り返し実施されます。

定員は116名です。

東京女子医科大学

東京女子医科大学の医学部は、東京都新宿区に所在しています。

同大学の医学部では、多方面で活躍できる医師の育成を目指し、実践的なカリキュラムを多数導入して学生の指導に努めています。

また、女性専門の大学らしく、大学卒業後の女医としてのキャリア支援に強いことでも有名です。

なお、定員は110名です。

東京の国公立大学医学部の難易度


続いて、東京の国公立大学の医学部の難易度についても見ていきましょう。

偏差値と倍率の両面からアプローチしておりますので、ぜひ参考にしてください。

東京大学の偏差値と倍率

▼2021年度の入試結果に基づくデータ

学部|学科 入試名 倍率 募集人員 受験者数 合格者数 偏差値
医学部|医学科 一般入試 3.9 97 385 98 72.5

ここでは、東京大学の入試結果をもとにデータを取りまとめました。

チャンスの少ない共通テストでは、合格の確実性を求める受験生が多数を占めるため、東京大学医学部の倍率は、他大学のものと比べても低くなる傾向があります。

偏差値は、国内に所在する医学部の中でも最高値の72.5

予備校に通うなどして、万全の対策を施してから試験に臨む必要があるでしょう。

東京医科歯科大学の偏差値と倍率

▼2021年度の入試結果に基づくデータ

学部|学科 入試名 倍率 募集人員 志願者数 受験者数 合格者数 偏差値
医学部|医学科 一般入試 3.5 79 316 297 90 70.0

国公立大学の倍率は6倍前後が相場ですが、東京医科歯科大学は3.5倍となっており、他大学よりも低い水準となっています。

一方で、偏差値は70.0の高水準ですので、こちらの医学部についても実力をしっかり身につけてから受験に臨んでください。

東京の私立大学医学部の難易度

次に、東京の私立大学の医学部の難易度についても見ていきましょう。

国公立大学の医学部のときと同様、偏差値と倍率の両面からアプローチしました。

東京にある私立大学医学部の偏差値一覧

まずは、私立大学の医学部の偏差値から確認していきましょう。

ここでは、私立大学の医学部の偏差値を高い順にまとめました。

▼2021年度の入試結果に基づくデータ

大学名 偏差値
慶応義塾大学(医) 72.5
東京慈恵会医科大学(医) 70.0
順天堂大学(医) 70.0
日本医科大学(医) 70.0
昭和大学(医) 67.5
東邦大学(医) 67.5
東京医科大学(医) 67.5
日本大学(医) 67.5
杏林大学(医) 65.0
帝京大学(医) 65.0
東京女子医科大学(医) 65.0

東京における私立大学医学部の偏差値には、各校バラつきがあるものの、最低でも65.0が必要です。

全国的に見ると、埼玉医科大学や川崎医科大学などの偏差値62.5の医学部もある中、東京では比較的ハイレベルな争いに勝利していかなければなりません。

志望校の出題傾向を掴むとともに、基本的な勉強についてもおろそかにしないよう心がけましょう。

東京にある私立大学医学部の倍率一覧

ここでは、東京に所在する私立大学医学部の倍率を、一覧表にしてまとめました。

大学によって倍率にはかなりの開きがありますから、志望校のものは必ずチェックしておいてください。

▼2021年度の入試結果に基づくデータ

大学名 入試名 倍率 募集人員 志願者数 受験者数 合格者数
慶応義塾大学(医) 一般入試 7.3 66 1,248 1,045 171
東京慈恵会医科大学(医) 一般入試 7.0 105 1,625 1,412 233
順天堂大学(医) 共通テス 24.4 10 635 634 26
日本医科大学(医) 共通テスト 11.2 81 1,886 1,715 169
昭和大学(医) 共通テスト 10.7 75 2,761 2,598 257
東邦大学(医) 一般入試 23.4 70 2,415 2,281 103
東京医科大学(医) 一般入試 6.5 79 1,765 1,541 273
日本大学(医) A方式 10.4 97 2,737 2,502 263
杏林大学(医) 一般入試 13.3 88 2,280 2,197 171
帝京大学(医) 一般入試 38.6 89 6,640 6,236 172
東京女子医科大学(医) 一般入試 4.8 75 9,45 913 198

東京にある私立大学医学部の学費一覧

最後に、東京に所在している私立大学の医学部の学費についても、チェックしていきましょう。

ここでは、入学金と2年間に必要な学費を分けて記載しているほか、補足欄には給付金制度などの情報も掲載していますので、志望校選びの参考として下さい。

順位 大学名 入学金 学費(6年間) 補足
1 東京女子医科大学 2,800,000円 46,214,000円 成績優秀者に対する給付金制度あり。

(ただし、入学後に学力不良が認められた場合は、打ち切りの可能性あり)

2 帝京大学 1,050,000円 39,380,140円 学費は2回に分納。
3 杏林大学 1,500,000円 37,590,700円 学費は2回に分納。

成績優秀者に対する納入金の免除制度あり。

4 日本大学 1,000,000円 33,100,000円 後援会費や維持会費、校友会費などが別途必要。
5 東京医科大学 1,000,000円 29,833,800円 成績上位者は、初年度における授業料および教育充実費を免除。
6 昭和大学 1,500,000円 28,172,000円 成績上位者に対する授業料免除制度あり。

寮費等は初年度経費に含む。

7 東邦大学 1,500,000円 26,297,800円 寄付については任意。
8 東京慈恵会医科大学 500,000円 22,810,000円 臨床実習の前後には、共用試験の受験料が別途必要。

入学試験における成績優秀者は、初年度の授業料をすべて免除。

9 日本医科大学 1,000,000円 22,297,800円 入学試験の成績上位者に対する、授業料の免除制度あり。
10 慶応義塾大学 200,000円 22,059,600円 一般選抜試験における成績上位者には、総額800万円を給付。
11 順天堂大学 2,000,000円 20,800,000円 初年度においては、別途寮費、諸会費が必要。

学力試験において、人物見識が優秀と認められた者には、授業料と施設設備費が6年間免除。

京都医塾は東京にある医学部への合格者も多数輩出


ここまでは、東京に所在している医学部の偏差値や倍率、加えて学費などをデータ化してお伝えしてきました。

上でも触れたとおり、東京の医学部は他のエリアと比較すると、必要偏差値の高い大学が多く、受験の際にはより一層の厳重な対策が必要となります。

そのため、受験生の方の中には、優秀な予備校に通い、実力をさらに伸ばしたいと考えている人も多いはずです。

そういった人たちにおすすめなのが、医学部専門予備校として数々の実績を積み上げてきた「京都医塾」です。

この京都医塾は、徹底した指導力や独自のカリキュラムを強みにしている予備校で、2021年度の試験では、一次合格率において75%を達成しました。

関西に拠点のある予備校ですが、東京の大学の医学部受験にも大変強く、2022年度には帝京大学において17名の一次合格者を輩出し、さらに杏林大学においては13名の受験生を一次合格に押し上げています。

その他、東京女子医科大学や昭和大学など複数の医学部にも合格者を輩出していますので、安心してサポートを任せられます。

東京における医学部合格の実績で予備校を選びたい人には、京都医塾こそがうってつけです。

メールや電話での相談は随時行っていますので、ぜひ一度お問い合わせください。

なお、入試当日は引率のサポートも行っていますので、道に迷う心配なども不要です。