医学部へ通う学生の方々の中には、一定の割合で両親、もしくは両親のいずれかが医者である方が珍しくありません。
そして、そのようなイメージの影響もあってか、世間では「親が医者じゃないと、医学部へは合格できない」と思い込んでいる方も多く見られます。
しかし、はたしてこのような言説は本当なのでしょうか。
今回の記事では、この言説への答えを示すべく、親が医者じゃない医学部生の割合を解説するとともに、親が医者じゃない受験生ならではのメリットとデメリットについても、合わせて解説していきましょう。
目次
親が医者じゃない医学部生は全体の70%程度
まずは、親が医者じゃない医学部生の割合について解説していきましょう。
結論から言いますと、親が医者じゃない医学部生の割合は国公立大学医学部では、全体のおよそ7割となっています。
国公立大学医学部であれば私立大学と比べて学費を低く抑えられますので、一般的な経済力の家庭であっても、子どもを医学部へ送り出すことができることを示していると、とらえることができるでしょう。
また、国公立大学医学部では地域枠の偏差値が62.5となっており、医学部合格のために必要な偏差値の一定の目安である65.0をやや下回っていることも、親が医者じゃない医学部生の割合を押し上げている一因として考えられます。
ちなみに、私立大学医学部の場合では5割程度の医学部生が、親が医者じゃない方々となっています。
やはり私立大学医学部では、上述のとおり、国公立大学医学部よりも学費が高くなってしまいますから、一般的な経済力の家庭では、どうしても子どもを医学部に通わせにくいといった事情があるのでしょう。
また、専門的な教育を受ける機会についても、私立大学医学部へ通えるような裕福な家庭の人の方が多いため、親が医者じゃない医学部生の割合が減少する要因ともなっています。
ただ、医学部へ通うための専門教育を実施する予備校の中には、金銭的な相談に乗ってくれるサービスを行っているところもあります。
したがって、このようなところであれば親が医者じゃない家庭で、かつ一般的な経済力の家庭であっても子どもに専門教育を施せる可能性もあります。
【医学部受験】親が医者じゃない場合のメリット
続いて、親が医者じゃない場合のメリットについても見ていきましょう。
本項では、親が医者じゃない受験生の方々が得られるメリットについて、主だったものを2点ピックアップしてまとめました。
将来に対するプレッシャーがない
親が医者じゃない受験生が得られるメリットは、将来に対するプレッシャーがないといったものがあります。
親が医者をしている場合、どうしても両親から、あるいは周囲の方々から「あなたも将来は医者を目指すのでしょう」というプレッシャーがあるものです。
これは、なにも医者の世界に限ったことではなく、たとえば、政治の世界や職人の世界でもよくある話しではないでしょうか。
とくに政治の世界では、その傾向が顕著にあらわれており、いわゆる「世襲議員」という言葉もあるほどです。
世襲議員とは、親が政治家の人間が、その跡継ぎになるかのように自分も政治家になった議員
のことを言います。
したがって上でも述べたとおり、親が医者をしている場合、世襲議員のように、その子どもも医者を目指す傾向がありますし、プレッシャーにも晒されます。
しかし、親が医者じゃない受験生の場合は、両親や周囲からの期待がよい意味でないため、気楽な気持ちで医学部を目指すことができます。
診療科を自由に選べる
親が医者をしている方の場合、診療科までもが親と同様のものを選ばざるを得ないというケースも少なくありません。
たとえば、眼科のクリニックの子どもであれば、クリニックの跡継ぎにならなければいけませんから、必然的に眼科を診療科として選ぶことになります。
本人が外科や救命救急の道に進みたくとも、その意思を通すためには事情が許さないことが多いというわけです。
したがって、親が医者じゃない受験生の方の場合は上記のような縛りがありません。
ご自身が好きな道に進むことができますから、夢の実現へ向かって一心不乱に努力をし続けることが可能です。
【医学部受験】親が医者じゃない場合のデメリット
次に、親が医者じゃない場合のデメリットの方にも目を向けていきましょう。
本項では、親が医者じゃない場合のデメリットのなかでも代表的なものを、3点取り上げてまとめました。
医療業界の情報を得にくい
一番目に紹介する親が医者じゃない場合のデメリットは、医療業界の情報を得にくいというものです。
医者を目指すにあたっては、医学部へ合格するだけでなく将来を見据えたキャリアプランについても、ある程度は考えておかなければなりません。
しかし、親が医者じゃない受験生の場合には、周囲にこのことを相談できる相手がいないため、医療業界の詳しい情報が得にくく、将来の展望を検討することが難しくなってしまいます。
また、医学部へ進学するにあたっても、ご自身が学びたい内容がカリキュラムに盛り込まれているかどうかという情報についても、得にくい傾向があることも事実です。
たとえば、国内の医学部を選択するうえでの参考資料の一つに、「THE世界大学ランキング」の日本版というものがありますが、このような情報は一般的には馴染みがないため、触れるチャンスに恵まれない受験生も多いはずです。
また、総合的な連携教育を受けたい場合であっても、薬学部との連携教育が受けられる医学部や、歯学部との連携教育が受けられる医学部、福祉系学科との連携教育が受けられる医学部など、実に多岐にわたる医学部があるため、医療関係の情報がないと選びきれないこともあるでしょう。
病院関係者などへのコネがない
二番目に紹介する親が医者じゃない場合のデメリットは、病院関係者などへのコネがないといったものです。
医学部へ進学し医師免許を取得した後には、当然ながら就職活動がはじまります。
病棟で勤務する臨床医を目指す方を例に取ると、この場合、医師と病院とをつないでくれるマッチングシステムを利用することが、主な就職活動の方法になります。
しかし両親、もしくは両親のいずれかが医者である場合、病院関係者とのコネを有している場合もあります。
そのため上記のような就職活動を行わずとも、よい病院への勤務がすぐに決まることも珍しくありません。
したがって親が医者じゃない受験生は、そうでない受験生と比較して、就職に関するディスアドバンテージを抱えやすいといったデメリットがあると言えます。
医学部受験のための教育の機会が与えられにくい
三番目に紹介する親が医者じゃない場合のデメリットは、医学部受験のための教育の機会が与えられにくい、といったものです。
上でも軽く触れたとおり、医学部への合格可能性を高めるには専門的な教育を受ける必要があります。
しかし、親が医者じゃない受験生の場合には、このような教育を受けるためのチャンスに恵まれにくい環境にあるケースが大半です。
そのため親が医者じゃない受験生は、上記のようなデメリットと向き合う必要があります。
もっとも、これも前述しましたが、予備校の中には金銭的な面で相談に乗ってくれるところも存在します。
親が医者じゃない受験生の方々にあっては、そのような予備校へ一度問い合わせをしてみて、高度な教育を受けるための支援が得られるかどうかという点について確認してみてはいかがでしょうか。
本気で医学部合格を目指すなら京都医塾
ここまで見てきたとおり、親が医者じゃない受験生の方々にはメリットもある一方で、大きなデメリットも存在しています。
たとえば、その中でも、医学部合格のために必要な教育を受けるための機会に恵まれにくいといったものは、その典型例ではないでしょうか。
しかし、医学部合格に必要な教育を実践している予備校の中には、金銭的な相談に乗ってくれるところがあることも事実です。
また、優秀な予備校に通い受験で成果をあげ特待生などに選ばれれば 、お金の問題は大きく解決します。
このことから、親が医者じゃない受験生の方々の中には、秀でた学習支援と手厚いサポートでバックアップをしてくれる予備校を探している方も、多いのではないでしょうか。
そういった方の心強い味方となるのが、医学部専門予備校の「京都医塾」です。
京都医塾は、独自の学習システムとカリキュラムを武器に、これまでにも数多くの受験生を医学部へと羽ばたかせてきた名門の予備校です。
ここから先は、そんな京都医塾の魅力について迫っていきましょう。
13名の講師が一致団結して一人を指導
京都医塾の看板となるのが、指導力に長けた優秀な講師陣です。
彼らの秀でた実力は当校ならではの選抜方法にありますが、京都医塾では生半可な実力の講師たちは一切採用しておりません。
名門と呼ばれる大学の出身であることは当然のことですし、大学院等にてさらなる研鑽を図った「本物」の講師だけを選抜しています。
そして京都医塾では、そんな講師たちが13名でチームを組んで一人の受験生の指導にあたっています。
指導の際は各講師の強みを生かした方法で授業内容を決定するほか、受験生の学習の進捗に合わせて柔軟にカリキュラムのアップデートを行い、常に最新、かつ最適な状態で最高の授業を提供することが可能です。
すぐに解決!いつでも質問ができる取り組み
手ごわいライバルたちとしのぎを削ることになる、医学部受験。
そんな医学部受験では、一瞬たりとも学習が後手に回ることはあってはなりません。
少しでも学習が後手に回ってしまおうものなら、ライバルたちに追いつかれ、そして追い越されてしまうことは目に見えています。
そのため、京都医塾ではすぐに問題ごとを解決できる「いつでも質問可能な取り組み」を実践中です。
この取り組みのもとでは、常に校舎内に常駐している講師へ、任意のタイミングで分からないことを質問し、すぐに解答を得ることが可能となっています。
したがって、学習が後手に回ってしまうこともなく、常にライバルたちにリード差をつけながら勉強を進めて行くことができます。
二次試験もバッチリ!小論文・面接対策も徹底サポート
医学部受験の一次試験では、一般的に学力検査が主体となります。
国公立大学医学部しかり、私立大学医学部しかり基本的には数学や英語、理科を中心とした試験が課されるものと思ってよいでしょう。
しかし、二次試験となると様相は一変。
小論文や面接試験を主体にする医学部が増えてきます。
そのため最終合格を勝ち取るためには、これらの対策も必要不可欠であることは言うまでもありません。
そこで京都医塾では、小論文や面接試験も徹底サポートするための、専用のセクションを用意して対応にあたっています。
専任の講師が小論文攻略の要点や、面接試験におけるポイントを細かくレクチャーいたしますので、何の心配もいりません。
まとめ
医学部へ通っている方々の中には、一定の割合で親が医者である医学生の方々がいます。
親が医者をしている以上、様々なことで親が医者じゃない受験生よりも優位な立場にありますから、医学部の合格を勝ち取りやすいというわけです。
しかし、たとえ親が医者じゃない受験生であっても優れた学習環境のもとで、しっかりとした受験勉強ができれば逆転も夢ではありません。
また、優れた成績を修めて医学部入学をはたせれば特待生として迎えられ、学費の免除措置などが受けられます。
このことから、親が医者じゃない受験生の方々の中には、秀でた学習支援と手厚いサポートでバックアップをしてくれる予備校を探している方も、多いのではないでしょうか。
そういった方の心強い味方となるのが、医学部専門予備校の京都医塾です。
京都医塾は、独自の学習システムとカリキュラムを武器に、これまでにも数多くの受験生を医学部へと羽ばたかせてきた名門の予備校です。
当塾へおいでいただければ、敏腕の講師陣がチームであなたを支え、最後の最後まで全力で受験勉強のリードをいたしましょう。
本気で医学部合格を目指す方には、京都医塾こそがうってつけです。
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